http://www.watchdamatch.com/Articles/Magic/Coverage-et-News/MTG-BOM-2012-MAIN-EVENT-VINTAGE.html

Darras Alexandre選手、この内容でFishを名乗るのは無茶では?

12 Creatures
4 Dark Confidant
3 Tarmogoyf
2 Trigon Predator
2 Sower of Temptation
1 Blighsteel Colossus

33 spells
4 Force of Will
3 Preordain
2 Mental misstep
2 Flusterstorm
1 Vampiric Tutor
1 Tinker
1 Ponder
1 Voltaic Key
1 Mystical Tutor
1 Brainstorm
1 Mana Crypt
1 Mox Pearl
1 Mox Sapphire
1 Mox Jet
1 Mox Ruby
1 Mox Emerald
1 Black Lotus
1 Sol Ring
1 Time Walk
1 Demonic Tutor
1 Hurkyl’s Recall
1 Ancestral Recall
1 Time Vault
1 Merchant Scroll
1 Yawgmoth Will
1 Jace, The Mind Sculptor

15 Lands
1 Tolarian Academy
3 Underground Sea
3 Tropical Island
4 Misty Rainforest
1 Polluted Delta
1 Flooded Strand
1 Island
1 Forest

SB
2 Dismember
2 Yixlid Jailer
2 Fluterstorm
2 Trygon Predator
3 nature’s Claim
4 Leyline of the Void

※BSCがスペル欄にあったので一応クリーチャー欄に入れ替え

確かにタルモゴイフなどが入り、打撃力は大きくひきあげられているとは言え、そのベースがVault Controlにあることは明らかだ。となるとBOM6のTOP8におけるFishは1人で、Vault Controlが3人なのか?
http://bagupokemon.diarynote.jp/201205190115328240/

Gush
Gush
Gush
Fish
Fish
Invitational Tezz
Invitational Tezz
1x Dredge

のように願望した。結果は・・・

http://bagupokemon.diarynote.jp/201205211548591309/

Dredge
Fish
Kuldotha MUD
Bomberman
Stoneforge
MUD(Espresso Stax)
Confidant control
Invitational Tezz

StoneforgeはFish、ConfidantはInvitationalと大差なしとすれば(採点甘いな)5/8か。悪くない。

一方でGushは1人もおらず、MUDは大きく衰退したと思っていたが2人送り込んだ。ただ、これはプレイヤーFabian Moyschewitz氏が強すぎるという点も大きいとは思うが。

氏の戦果:
http://www.mtgdecks.net/decks/index/deckbuilder:Fabian%20Moyschewitz

追記 5/22

どうやらBUG Fishは実質Vault Controlっぽいので

Dredge
Fish?
Bomberman
MUD
MUD
Vault
Vault
Vault

となるだろう
Maindeck 60
4 Ingot Chewer
4 Bloodghast
4 Narcomoeba
3 Ichorid

4 Golgari Grave Troll
4 Stinkweed Imp
2 Golgari Thug

2 Darkblast
4 Bridge from Below
4 Serum Powder
1 Ancient Grudge
4 Cabal therapy
4 Leyline of the Void

4 Bazaar of Bagdad

4 Petrified Field
4 City of Brass
4 Undiscovered Paradise

Sideboard 15
3 Whispmare
4 Unmask
4 Chain of Vapor
4 Nature’s Claim

従来のデッキからの目ぼしい変更点というとメインの鋳塊ぐらい。またデッキスピードを大きく上げる盲信者や命運縫いといったクリーチャーはおろか戦慄の復活すら入っておらず、派手さがないこと、穏健であることが特徴とすら言えそうな作りである。

その分のスロットはメイン4の虚空の力線に回されている。ここから考察を出発させると、このデッキの意味が次のようにわかってくる。元々虚空の力線はマナを使わずに出せ、途中から引いてしまってもバザーで捨てればよく、ハンドアドバンテージにもほぼ興味なしというわけで、ドレッジに向いたカードである。近年は多くの青デッキにヨーグモスの意志のみならずSCMが搭載されていること、またBombermanの増加もあり、ビートダウンを除けばヴィンテージの多くのデッキにとって無視しがたい1枚となっており、メイン投入は時宜に適した選択と言えよう。そのビートダウンにしても、Fishではドレッジに速度勝ちすることはまず不可能。そして残った唯一の敵、MUDを食むのが、冒頭に述べた鋳塊かじりというわけだ。

それからサイドの薄れ馬にも言及しておこう。このカードはもちろん、登場以来力線破りとして非常に重宝されたカードだが、これも最近はより一層良い選択になっていると痛感する。Mステと狼狽の嵐、あと呪文貫き、これらはここ3年で登場した秀逸なカウンターだが、全てサイド後のドレッジに対して有効である。ところが、これらには共通の弱点があって、いずれも薄れ馬をキャッチできない。僕自身、力線を貼っておきながら3ターン目の薄れ馬に抵抗できずに逝ったという屈辱の過去を持つ。かと言って、わかっていても対策出来ないのが想起の強さなのだが・・・(http://bagupokemon.diarynote.jp/201203152306199641/ に書いた)精々、Mana Drainを抜かないようにする程度のものか。ドレッジサイドボードで鉄板は自然の要求であり、エンチャントのみならずアーティファクトも壊せるという強みは断じて無視できる要素ではないが、上で述べた3枚のカウンター全てに打ち消される。僕がドレッジを組むとしたら、このデッキからUnmaskかClaimを1枚削って薄れ馬を4枚に増やすだろう。
http://www.watchdamatch.com/Articles/Magic/Coverage-et-News/MTG-BOM-2012-MAIN-EVENT-VINTAGE.html

Erik Egeman選手に拍手を!!

TOP8
ドレッジ
青黒緑フィッシュ
カルドーサMUD
ボンバーマン
青白石鍛冶
MUD(リストを見る限りEspresso Staxか)
腹心コントロール
瞬唱-ジェイス-腹心コントロール

推察される限りの順位(○は確実)
優勝 Erik Egeman ドレッジ○
準優勝 Daniel Majano MUD○
ベスト4 Alexandre Delgado ボンバーマン○
ベスト4 Christof KovacsまたはDarras Alexandre
ベスト8 Raul Alonso 青白石鍛冶○ 
ベスト8 Moyschewitz Fabian カルドーサMUD
ベスト8 Michael Wuaschti Thiel 腹心コントロール
ベスト8 Christof KovacsまたはDarras Alexandre
http://bazaar-of-moxen.com/coveragebom6/standingsr9vintage.html

MUDを駆り、8-1-0という驚異的な戦果でTOP8に名乗りを挙げたFabian選手に喝采!
http://www.bazaar-of-moxen.com/coveragebom6/coverage.html

ヴィンテージは326人、9ラウンド、そしてTOP8プレイオフ。

ヴィンテージの1ラウンドのフィーチャーマッチはAlban Lauter(独)対Quentin Molat(仏)。共にヴィンテージのスペシャリストだ。[訳注このAlban氏、どこかで聞いた名前だと思ったが、そうMorphling Cupの優勝者だった。]

ゲーム1

クェンティンはダイスで20を出して先攻をとった。マリガンを選択するが、このとき血清の粉末によって手札を追放し、ドレッジをプレイしていることが明らかとなった。また粉末を引き、さらに7枚が追放された。黄泉からの橋2枚とナルコメーバ2枚が失われた。クェンティンは5枚までマリガンした所で、ついにBazaar of Baghdadを獲得した。それを使って橋・ナルコメーバ・陰謀団式療法を捨てる。墓地には発掘カードはまだない。

アルバンはBlack Lotus、Volcanic Island、Mox Ruby、そしてTime Vaultからゲームを開始し、パスした。古きものの活性はクェンティンのターンでMステされたが、Bazaarの起動でついに臭い草のインプを墓地に置いた。アルバンは特にアクションなくターンを終えた。フランス人のターンでFoW指定の陰謀団式療法が唱えられ、狼狽の嵐、瞬唱、稲妻、Mana Cryptを見つけた。

アルバンのターン、独楽をドローしてそれを起動し、墓地の脅威をどうにかする方法を探そうとしたが、失敗し、ターンをパスした。今やドレッジデックはそれがなしえる最良の動きをしており、馬鹿げた量のカードを墓地に置いた。2枚の恐血鬼が知られざる楽園の力で戦場に出た。さらに、1枚だけ橋が墓地に積まれているのも特筆に値する。

ドイツ人のターンで彼はついにTime Walkというアクションを発見した。彼の追加ターン、彼はさらに瞬唱でTimeWalkを指定することができたが、この3連ターンはアルバンにあまり多くは齎さなかった。そして彼はターンを返した。彼は多分、通電式キーを探しているのだろうが。

クェンティンのターン、アップキープ時のバザー起動で彼はついに2枚目の橋を入手し、さらに4体の恐血鬼、ナルコメーバ、ゾンビトークンを獲得していた。しかし戦慄の復活はどこにも見当たらず、がっくりしながらパスした。

エンド前にドイツ人は独楽を回し、トップのカードと交換して神秘の教示者をプレイした。修繕からの通電式キーによって彼は無限ターンを獲得、クェンティンは投了した。Vault-Keyは全くふざけたコンボだ・・・

アルバン1-クェンティン0

ゲーム2

クェンティンは再び最初のターンをプレイする事となった。今回はフランス人に血清の粉末は来ず、双方のプレイヤーが6枚までマリガンした。

アルバンは虚空の力線でゲームを始めた。ドレッジ戦略に多大な衝撃を与えるものだ。知られざる楽園、古きものの活性はアルバンのMステを受けた。彼のターン、ドイツ人はベータ版のUnderground Seaをフェッチしてきた。クェンティンの作戦は、墓地に触れないので、彼の適当なマヌケで攻撃することのようだった。彼はナルコメーバをプレイしたが、ドイツ人はMana Drainを握っていた。それで得たマナは、彼にもう1枚の力線を貼る事を可能にした。

クェンティンには何もなかった。アルバンはDemonic Tutor・Time Walkをプレイした。瞬唱がTime Walkを指定し、Mox Jetをサクっての修繕でBSCをサーチした。次のターンの殺害こそ臭い草のインプで阻まれたが、さらに次のターンで容易にクェンティンを殺した。

アルバン2-クェンティン0
http://www.watchdamatch.com/Articles/Magic/Coverage-et-News/MTG-BOM-2012-MAIN-EVENT-LEGACY.html

Zoo←って良く見たら白入ってねえよ!URGだURG
Sneaky Show
Esperblade
カナディアン
Doomsday
石鍛冶CTG
RUG←デッキリスト非掲載
GWZenith←デッキリスト非掲載

しかしデッキリスト、英語と仏語の入り交じりで超読みづらいな

ってかグリセル兄貴4枚だけか・・・石鍛冶が減ってSneakyは2~3人来るんじゃないかと予想してただけにちょっと残念だ(レガシーは門外漢だが)ただ、このDoomsdayみたいにつんのめったデッキも勝っているのは素晴らしいと感じた。レガシーの中途半端な健全性にちょっとイラついていた部分があったので。
だがそのデッキが分からん・・・今分かったのは

スイスラウンド
1位 Doomsday←準決勝進出
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位 Sneak and show←敗退


nicoさんの所から転載

http://www.bazaar-of-moxen.com/coveragebom6/coverage.html
http://www.watchdamatch.com/

レガシー:
参加者723名、ラウンド9回戦、ベスト16プレイオフ

僕的には最大の関心はやっぱり、TOP16にグリセル兄貴が何人いるかだな(笑)
3x Gush
2x Fish
2x Invitational Tezz
1x Dredge
今回は採用実績を見てみる。

ブロック構築:リアニメイター(プロツアーアヴァシン)
http://www.mtgdecks.net/decks/view/30778

レガシー:Sneaky Show(SCG)
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=46050

ヴィンテージ:ドレッジ(参加者17人大会だが)
http://www.mtgdecks.net/decks/view/30970

もしかして一番相性いいのはSneakyか?Sneakyからグリセルブランド兄貴出す→14点ほど支払い14ドロー→エムラクール及び赤マナ(ゴリラ、Petal)獲得→Sneakyを再度起動、2人の攻撃で飛行、滅殺6、22点→GG

あと最近思うのは、3回起動するのに21点って事は、初期ライフから2点増やせばいいだけなので、必ずしも絆魂で殴る必要はない。適当なライフ回復カードを使えば十分起動できるわけだ。ジェラートの評決とか。


BOM6は近い

2012年5月17日 TCG全般
TezzはISDにおいて高い汎用性、カードパワーを持つSCMを得て大きく強化され、一時はインビテーショナルテゼレットがデッキパワー・メタゲームの両面でヴィンテージの最高峰に立った。だが続くDKAでは何一つ収穫がなかった。その一方敵対勢力は檻とサリアでかなりパワーアップし、現在は全盛期(2012初頭。Morphling Cup優勝等)ほどの力は見られない。AVRの奇跡、特に壊滅的大潮は注目したいところではあるが・・・

その一方でMUDは凋落した。磁石のゴーレムからその栄光は再開し、続くSOMブロックからも多数良質なアーティファクトを獲得し、対戦者を無慈悲に圧殺してきた。しかし、ISDブロックからミシュラは長い困惑に囚われることになる。アーティファクトが全く供給されないのだ。辛うじて墓堀りの檻こそ得たものの、これは「使われる側」を除けばどのデッキも等しく利用できるカードであり(瞬唱デッキですらサイドに入れていることがある)MUDが強化されたという筋合いのものではない。結果、MUDはかつての最強デッキの見る影もないほどに衰えてしまったのである。

そしてISDブロックの恩恵を最も受けたのがFishをはじめウィニー全般であろう。これらデッキは、サリアで序盤の足並みを崩し、魂の洞窟によってクロックを確実に作り、より壊されにくいロッドである石のような静寂でそのままマナを封じ込め、業を煮やした相手がひねり出す巨大クリーチャー/ヨーグモスによる理不尽な死は檻が防ぎ(ついでに瞬唱対策も)ISDブロックは、ビートダウン系統のこれまで持っていた欠点を一掃したのである。また、これらによってNoble Fishらクロックパーミッション=クリーチャーと呪文が大体同数というデッキが利点を失い、GW-Hateのようなクリーチャーに偏らせたデッキが基本になるのではないかと思う。AVRでも二人組の見張り番は強力であり、エドリックより優れている場面が多いようだ。

それから無視できないのがBomberman。前から細々と使われていたデッキだが、檻によって一気に隆盛した。トリンケットは檻を確実にサーチできるし、オーリオックはアーティファクトを直接戦場でなく手札に加えるので檻に引っかからないというわけで、なんら抵抗なく檻をメイン投入できる。

他にも、最近復権してきたGush、急激に研究が進んだLandstillなど強豪は多い。DKA直後に見られた檻熱狂も冷めたところにグリセル兄貴を獲得したドレッジも危険な存在であり・・・

こうしてみると今のヴィンテージはなかなか健全かつ面白い様相ではないだろうか。トップ8を予想しようと試みたが、この分では難しいな。無限ターン厨なのでインビテーショナルTezzに勝ってほしいとは思うが。
Keeper、MTGwikiだと4C controlというデッキ名だが、定義は何だろうか。

見たところ
・青黒だけでなく、
赤=ウェルダー、ゴリラのシャーマン/白=ソープロ
まで投入した4色以上のデッキ

・コントロール力が高く、勝ち手段より妨害重視

・加えて土地破壊入り

というデッキのようだが。

奇跡考

2012年5月14日 TCG全般
Main Deck
60 cards

4 Evolving Wilds
13 Island
10 Plains

4 Devastation Tide
1 Dissipate
4 Entreat the Angels
4 Feeling of Dread
4 Temporal Mastery
4 Terminus
4 Think Twice
4 Thought Scour

4 Tamiyo, the Moon Sage

Sideboard
1 Angel’s Mercy
4 Cathedral Sanctifier
3 Dissipate
3 Geist of Saint Traft
2 Midnight Haunting
2 Snapcaster Mage
これが昨日のプロツアーを制した、奇跡16枚からなる青白コントロールである。ここで注目したいのが土地で、枚数は27枚とかなりの増量である。(事実、プレイヤーAlexander Hayne氏は決勝の4試合目を明らかなマナフラッドで落としていた。)何故こんなに土地を膨らませるのか。それは、6~7マナまで耐え抜くことがデッキの目的だからだ。

見てのとおり、このデッキは奇跡コントロールなのにも拘らず一切ライブラリ操作カードを持っておらず、素引き/素打ちに頼ったデッキである。そして素打ちが可能になるのが6~7マナなのである:時間の熟達、終末については見たままである。また天使への願いは5マナでも打てることは打てるが4/4飛行が1体だけでは盤上を抑え込むことはできない。逆に2体以上いれば、ウルフィーの銀心を想定しても何とか自ライフ及びタミヨウを護衛することができるだろう。

それまでは攻撃妨害によって時間を稼ぐ。戦慄の感覚はカードアドバンテージだけを見れば単なるゴミであり、リミテッド専用と考えていたが、言った通り7ターンまでというのが目標なので、これで大体1.5ターンぐらい浮かせられるとすれば納得のチョイスだ。タミヨウはさらに強く、敵1体を塩漬けにしたまま囮役になってくれる。そこに加わるのが、奇跡のトップデックだ。ライブラリ操作が0とはいえ、大量16枚もあれば、平運でも2~7ターン目までに1回は引ける。そうして追加ターンで土地を伸ばしたり、強力なブロッカーを出したり、場をリセットできるわけだ。

もちろん、この緊迫した作業において土地が止まったなどと言い、まごついているわけにはいかない。これが土地27枚の理由だ。また熟慮はじめドロースペルも、もちろんターンの裏表で奇跡できるようにするという意味合いが第一だが、土地アクセスという役割もある。27枚もあれば(そして土地が詰まっているなら)、50%の確率で土地がもらえる。

そして、7マナまで行った後・・・これが奇跡コントロールの本領だ。天使への願いで飛行トークンを大量召喚しながら時間の熟達をプレイしまくり、相手にターンを渡さずして8点前後の打撃を2~3回繰り返し、そのまま勝ってしまうのである。


とまあ、「奇跡?16枚も入れとけば引くだろ」という安直な発想から出発したデッキながら、実際の仕上がりは非凡な合理性を感じさせるもので、僕はこのデッキが大好きになった。さてこのデッキ、スタン以降のフォーマットに拡張できないだろうか。

このデッキの構造はビートダウンを想定しているため、クリーチャーを出さないコントロールやコンボ相手に無力だ。これは奇跡コントロールのDNAみたいなもので、カードチョイスによって克服したり軌道修正ができるとは思えない。

スタンダードならノンクリーチャーデッキがほとんどないので、有毒の蘇生によるライブラリー操作も併せ、こうした奇跡コントロールを組むことは十分に可能だ。だが、それ以下は難しい。

ヴィンテージでメタの中心を占めるコントロール~コンボデッキではクリーチャー枚数は一桁(コンボならBSCピンも普通)、ビートダウンですら20体以上のクリーチャーを用意するデッキは少ない。TOP8が優勝の奇跡コントロール以外、20を超えるクリーチャーをプレイしているブロック構築とはメタが全く違う。レガシーに行けばビートダウンは遥かに多くなる。今はさすがにそんな安直な構築は少なくなったが、タッチタルモなる単語も横行していたぐらいで、クリーチャーの絶対枚数も増える。ビートダウン専門に勝つというピーキーなデッキとしてなら行ける可能性もある。しかしまあ、ランドスティルの下位互換にしかなりそうになく、現実はランドスティルが終末を1,2枚取り入れる程度に終わるだろう。

※なお僕はセンターリスニングが28点なので、製作者のデッキ解説を聞き取れなかった。見当はずれな事言ってた場合、憐れむような目でページを閉じていただければ、これに勝る幸いはない。

追記:センター平均45点位の友達に聞いてもらった所間違ってはいないようだ
優勝は奇跡コントロール!
えーと見返したら↓
http://bagupokemon.diarynote.jp/201109291322346192/
5万ヒットまでに20か月、そこから今が7か月だから、このブログも最初に比べたら大分乗ってきたのかな?

僕の記事を読んでくれる方々にはとても感謝しています。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptavr12/welcome

ISDブロック構築、AVRドラフト、ISDブロック構築という日程。

ブロック構築は一般にパワーが低いが、それはそれで楽しみがある。低レベルクリア、とは違うか。RPGの最序盤、「アルミラージはメラに戦士の攻撃を載せると丁度倒せるぞ」とか「ヒャド強すぎ」とか試行錯誤してるときのあの楽しみに通ずるものがある。

上からいけるブロック構築の記事の中では赤単が気に入った。特に好きなのは噛み傷への興奮だ。これはテンペスト頃の伝説的赤単デッドガイ・レッドの象徴となったカード、巨人の力の上位互換に他ならない。

それにしてもスタン以降ではあれだけ強い瞬唱が全然いないが、そういう物なのだろうか。
色々考えたが、結局Sneaky系で使うのが一番いいような気がしてきた
http://bagupokemon.diarynote.jp/201203242009067438/

以前、狼狽の嵐についてこういう風に書いた。同じような事は、カウンターや除去など、マジックのあらゆるシーンについて言えるだろう。

例えば全体除去だ。クリーチャーが2体並んだところで相手はフルタップになったとしよう。今神の怒りをプレイしても1:2交換で十分な効果になる訳だ。ところが、ここで「ライフは十分余裕あるし、もう少し惹きつけて1:3交換狙おう」などと企むと大抵はろくな結果にならない。これは多くのプレイヤーが同意してくれることだと思う。

そして、この「出し惜しみをせず、使える所で使え」という格言を最も痛感したのが、ハーキルの召還術である。このカードは上手く使えばMUDに対する事実上の死刑宣告になる一方で、使いどころを逃すとFogにしかならない。

僕がやらかした実際の例を見てもらえばよくわかるだろう(恥)。

「相手:手札0、Workshop×2、古えの墳墓、Mox×2、Crypt、先駆のゴーレム(トークン×2)、磁石のゴーレム、抵抗の宝球、アメジストのとげ

自分:ライフ8 UGS×2、Tropical×1、島×1、Mox Sapphire

で迎えた相手のターン。彼の攻撃を受ければ当然死ぬ。相手の戦闘フェイズに入ったところで、僕はハーキルをプレイし、このターンを生き永らえた。手札に吸い込まれていくアーティファクト達。しかし、相手は戦闘後メインフェイズに移り、マナファクトを出し直してからアメジストのとげをプレイ、フルタップの僕に蓋をし、磁石のゴーレムと先駆のゴーレムを復帰させる。そしてトップデックした裏切り者の都から抵抗の宝球まで出し直した。結局マナを2マナまで抑圧された僕は引いていた修繕も使わせてもらえず(使っても別にアレだが)、次のターンで今度こそ死んだ。」

思うにMUD相手のハーキルには2通りの使い方がある。
1.既に勝利が手札の中では完成しており、妨害さえ退ければそのまま勝つ。
2.相手だけをリセットしてテンポの均衡を取り戻す。

1は、1ターン自由に動ければ十分ということだ。(死にさえしなければ)5/3に殴られようがお構いなしでエンド前に打てばよい。
2は、相手だけをリセットすることで、相手にまたMoxを出して、宝球を出して、クリーチャーを出して・・・という道のりをもう一度歩ませることを強いるという戦法だ。ライフを守るためにエンド前でなく戦闘フェイズあたりに打つ手もあり得る。この場合既に戦場に出たパーマネントのCMC合計値と、今出せるマナの総計が最大の問題となる。CMCマナなら、再建には2ターン以上かかることになり、一気にテンポを取り返す事ができるだろう。あとは対応打ちも重要だ。例えば相手がファイレクシアの破棄者、アメジストのとげ、抵抗の宝球と展開しており、さらにチャリスをX=2で詠唱したとする。この場合対応してハーキルをプレイし、チャリス自体は通せば、想像を絶する惨禍となる(もっともハーキル自体もCMC=2なので、ここで対応キャストしないともうプレイできないということでもあり、あまりいい例えではないかもしれないが・・・)あと注意するのはMoxか。ハーキルに対応してマナを出されると、そのまま出し直すことによって倍付けになってしまう。

DKA反省会

2012年5月7日 TCG全般
http://bagupokemon.diarynote.jp/201201240651146610/

AVRも発表され、各フォーマットのプレイヤーも、続々とテストプレイを開始している。そんな中、例によってDKAのカード達に与えた点数が妥当だったか否か、振り返るとしよう。

疲労の呪い
2点→1点
流石に4マナでは話にならないか。3マナで、青にとって致命的である窒息ですら大して使われていない現状では。(まあ、窒息はもうちょっと使われていいとも思うが)

スレイベンの守護者、サリア
3点→3点
これは完全に予想通りで、白系ビートダウンの多くに使われるが、Noble Fishでは枚数を抑えられ、GW Hateでは大人気という具合である。焦点になるのはやはり伝説性。エドリックなどは青であるため、FoW4に加えMisdirectionでも挿しておけば、2枚目以降が腐ることはあまりない。その点サリアは白で、処理手段に恵まれない。

思考掃き
2点→1点
瞬唱コントロールなんかにとっては非常に秀逸ではないかと思ったのだが、全然使われていない・・・

グール樹
2点→1点
これも少しは使う奴もいるんじゃないかと思っていたが、期待を裏切られた。mtgdecksで検索すると、採用しているのはイニストラード構築の1個だけ。そんなに弱いかコレ。

墓掘りの檻
4点→4点
これは予想通りで、メタゲーム的にはBomberman強化という実績を持つが、ヴィンテージが震撼したとまではいかない。

<その他>
選外で実は強かったカードを述べる欄だが、特になし。

今回はだいぶ薄い記事になったが、DKAが小セットの上弱かったからということでご勘弁願いたい。

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