http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/returntoravnica/cig#
6点-常軌を逸したパワーカード達。多くのデッキで使用が当然視される、メタデッキを作り上げた存在である、それの為だけに色をタッチされる、といった力量を備える。殿堂的な枠として定めたので、恐らく今後のセットで6点を得るカードはほぼないだろう。例:Ancestral Recall、Bazaar of Baghdad、修繕/Tinker

5点-ヴィンテージの主役級のカードであり、メタゲームを変動させうる存在。それを標的とした対策カードを積まれるレベルの影響力、存在感を示す。例:瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage、無のロッド/Null Rod、荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus

4点-特定のデッキで大きな役割を果たすカード。または特定のデッキ相手に致命的な損害を負わすカード。例:からみつく鉄線/Tangle Wire、クァーサリの群れ魔道士/Qasali Pride Mage

3点-あるアーキタイプでの使用を検討されうるカード。例:水蓮のコブラ/Lotus Cobra、定業/Preordain、切りつける豹/Slash Panther

2点-あるアーキタイプで使われることはあるが遭遇率は3点のカードより低い割合。サイドボード候補のカード。例:ディミーアの巾着切り/Dimir Cutpurse、鋼の妨害/Steel Sabotage、暗黒破/Darkblast

1点-カードパワーが低くヴィンテージにおいては存在しえないカード。例:従者/Squire
秘密を盗む者/Stealer of Secrets 1点
ドローを目的とする以上、パワー自体は重要でなくタフネスの方が優先されるはずで、巻物泥棒に大きく劣る。確かにヴィンテージでは、火力だけを考えるならタフネス2と3にそれほどの差はない。だが環境に存在するクリーチャーとなると、腹心・瞬唱の2/1というサイズにどれだけ対抗できるかが1つの線なのである(もう1つは5/3だが、これはフィニッシャー格について論ずる際のサイズ)。そこへ行くと1/3は最もバランスの取れたサイズということになる。といってもパワーが倍になったことは断じて無価値ではなく、Fishでは使えるかもしれない。だが、それも賛美セルキーの方が優先されるだろう。

スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation 1点
4マナかけてようやく1ドローしているようでは駄目だ。

静穏の天使 2点
ここまでCIP能力が強いとオースやリアニメイトでかなり積極的に使える。これらのデッキが一番嫌うのは、巨大クリーチャー召喚を成し遂げた返しで押し込まれたりコンボを決められたりで殺害されることである。この点において、戦場どころか墓地アドまで削ってくれる静穏の天使は最高の存在といえよう。だが防御力に卡力を振り分けるあまり、攻撃力は低く、わずかパワー5飛行でしかない。不満があるとすればそこだろう。

戒厳令 1点
アップキープでは、対応して能力を起動されてしまわないか?アゾリウスにしては厳密性に欠ける仕事だ。

管区の隊長 1点
白ウィニーでまったく採用されないほど弱いかというとそうではない。だが、このマナ域はサリア、堂々たる撤廃者、レオニンの遺物囲い、レオニンの裁き人・・・と今の時点でもう完全に渋滞している。

火炎収斂 1点
5マナだとリミテッドでは強いレベル、3マナからスタンでデッキが構築され始めるといったところか。ヴィンテージで使われるようになるには1マナか2マナまで削減してもらう必要があるだろう。

死橋の大巨虫 1点
ヴィンテージの脳筋生物はタルモで間に合っているところだ。

スライム形成 1点
なぜこんな面白くもない卡が今更出たのか気になる

野生の獣使い 1点
新たな喊声ということなのだろうが、怨恨というアドバンテージを差し引いても調和者隊の聖騎士に大きく劣る。

対抗変転 1点
イゼット版の打ち消されない呪文。期待していただけにこの仕打ちは辛い。一応超過を使えばストーム対策もできるのだが、大体のケースでFlusterstormと可換。

拘留の宝球 2点
大渦の脈動と忘却の輪が融合し、この明らかな強卡に落ち着いた。闇の腹心、ゴブリンの溶接工、磁石のゴーレム、BSC、神ジェイス、2x抵抗の宝球、Fastbond4x2/2ゾンビトークン、16x1/1ゴブリントークンといった面々を全て対処できる。その代償として3マナが要請されるというわけである。この買い物を得とみるか損とみるか、スタン前後の環境では万能除去に3マナは軽く、これより弱い忘却の輪があれだけ使われているわけで拘留の宝球が使われないわけはないと思うが、ヴィンテージでの3マナはかなり重い部類に入る。だが、手札内で全て完結するコンボデッキ(TPSなど)の減少もあるため、環境のほとんどのデッキ相手に効く。Bombermanなどが数枚採用することもあるとみている。

世紀の実験 3点
見るからに危険な能力に敬意と期待を表して3点。

ジャラドの命令 1点
4マナ。

兵士の育成 1点
4マナは重いが、ガヴォニーデッキならコンセプトに沿っているし採用できるだろう。ちなみにヴィンテージにガヴォニーの居住区は1枚も存在しない。
RTRとヴィンテージ その10 暴走する実験室
RTRとヴィンテージ その10 暴走する実験室
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/returntoravnica/cig#
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ur/212&page=5

上:イゼット団は、マジック史上でも最高レベルの禁呪、精神の願望を呼び覚まそうとしている。といっても姿としては起源の波のスペル版といった方がより近いが、ストームという概念が存在する以上、この卡、名前も世紀の実験の方が危険性ははるかに高い。ヴィンテージでもTPS系デッキに投入される可能性は高い。また、Mana Drainとの相性も特筆に値する。

下:これも面白い。暗黒破2枚で無限ドレッジである。勿論、遺産のドルイドを使えば2ターン3マナで同じことが可能であり、それに比べたらこれを出して暗黒破2枚を揃えるなど気が遠くなるほど面倒なセッティングと言わざるを得ない。だが、暗黒破もリアニメイトもドレッジには当然のように入る卡である。ドレッジに「これを構築できれば上がり」というコンボ要素が封入できるのは喜ばしいことだ。(誤解を招く書き方にしてしまったが、もちろん暗黒破でなくても発掘もちなら何でもOK、ただ暗黒破が発掘数が少なく使いやすいかなと思ってこういうふうに書いた。)
RTRとヴィンテージ その9 販促卡
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/returntoravnica/cig#
6点-常軌を逸したパワーカード達。多くのデッキで使用が当然視される、メタデッキを作り上げた存在である、それの為だけに色をタッチされる、といった力量を備える。殿堂的な枠として定めたので、恐らく今後のセットで6点を得るカードはほぼないだろう。例:Ancestral Recall、Bazaar of Baghdad、修繕/Tinker

5点-ヴィンテージの主役級のカードであり、メタゲームを変動させうる存在。それを標的とした対策カードを積まれるレベルの影響力、存在感を示す。例:瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage、無のロッド/Null Rod、荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus

4点-特定のデッキで大きな役割を果たすカード。または特定のデッキ相手に致命的な損害を負わすカード。例:からみつく鉄線/Tangle Wire、クァーサリの群れ魔道士/Qasali Pride Mage

3点-あるアーキタイプでの使用を検討されうるカード。例:水蓮のコブラ/Lotus Cobra、定業/Preordain、切りつける豹/Slash Panther

2点-あるアーキタイプで使われることはあるが遭遇率は3点のカードより低い割合。サイドボード候補のカード。例:ディミーアの巾着切り/Dimir Cutpurse、鋼の妨害/Steel Sabotage、暗黒破/Darkblast

1点-カードパワーが低くヴィンテージにおいては存在しえないカード。例:従者/Squire


また今日も数点の卡が公表されたが、ヴィンテージの視点からは興味を動かされないものだった。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1057 の美麗な卡画のほうがよほど魅力を感じさせる。そこでこの日記はこれまでの卡に点数を付けておくのに充てようと思う。全部1点だが
 
フェアリーの騙し屋 1点
きらめく鷹の青版という感じだが、双方にとって最良の相棒であったメムナイトが落ちてしまうのが痛い。エクテン以降の白単鋼タッチ青デッキになら検討できるのかもしれないが、あのアーキタイプにスタンダードを超えるまでの力量はないだろう。それとも瞬唱でも戻すか。

摩天楼の捕食者 1点
修復の天使がいかに強いのかがよくわかる1枚

冒涜の悪魔 1点
どんなクリーチャーにもチャンプブロックされてしまうという悪魔。だが、たとえチャンプされたとしてもアドバンテージは当然取れているのだし、地味に強化もされる。もぎとりや心なき召喚とのコンボで、かなりの打撃力を誇ることになるだろう。なおヴィンテージでは4マナ6/6飛行のバニラでもおそらく使われないので、以上の説明はスタンダード周辺での話である。

地下世界の人脈 1点
レガシー以降では土地が非常に脆いのでどうにも使えないのだが、土地破壊などという悪魔の所業を知らない世界ではファイレクシアの闘技場より強く、非常に強力。

混沌のインプ 1点
これは明らかにクソドラゴン枠に違いない。これ以上駄目卡を出して誇り高き種族であるドラゴンを汚すのはやめてほしいと思っていたが、Wotcはクソドラゴン枠にインプを入れるという、斬新な案によりこの問題を解決してくれた。

リックス・マーディのギルド魔道士 1点
黒赤という色も良くないし、能力もヴィンテージ向きでない。

セレズニアの声、トロスターニ 1点
マナコストが半分のGWだったらヴィンテージでも使われたかもしれない。

ニヴメイガスの精霊 1点
ストームとのコンボ、メガパーミッション(ランドスティル)の殴り役など夢は広がる一方だ。前回の日記で詳しく書いた。http://bagupokemon.diarynote.jp/201209101316325284/ 今までの僕なら2点をやるところだったが、AVR+M13反省会の結果も見て1点。

サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift 1点
とりあえず自分には打てないが分散であり、7マナ払えば激動に近いスペルになる。だが近いというのはあくまでテキストがの話であって、土地が戻らないのでは実際の働きは激動でもなんでもない、単なるバウンス呪文の域を出ない。

ジャラドの命令/Jarad’s Orders 1点
4マナソーサリー。

さて販促卡からも新規卡が1枚出たようだ。右の画像がそれである。

墓所生まれの恐怖 1点
これ系の卡って弱いなイメージがある。こいつに関して言えば瞬速をつけるか、2マナにするのでもよかったのではないだろうか。
RTRとヴィンテージ その8 セレズニアの最奥 訂正有
RTRとヴィンテージ その8 セレズニアの最奥 訂正有
RTRとヴィンテージ その8 セレズニアの最奥 訂正有
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/returntoravnica/cig

今日も数枚のカードが発表された。その中から取り急ぎ3枚をピックアップしよう。

上:セレズニアの声、トロスターニ
4マナと軽いギルドマスター、だがその能力はライフ回復に居住起動と、地味の一言。セレズニアらしいというか・・・4マナとはいえかなり重いというのもあり、構築レベルではなさそうだ。
中:リックス・マーディのギルド魔道士
ブロッククリーチャー弱体化とこのターン傷ついた相手にさらに1点のダメージを加える。どちらも地味だし、状況も結構限定されてはくるが、それだけに機動コストはBRだけで、お得なことには間違いない。それに自分で攻撃すれば当然相手の選択肢はブロックするか受けるかしかなく、どちらに転んでも彼女の追撃からは免れない。潤沢なマナを用意できるなら、本体は2マナでも連発される起動型能力の制圧力は強大となるだろう。
下:Nivmagus Element 
ニヴ大魔道士の精霊??[追記;ニヴメイガスでした]ともあれ、コントロールするインスタント、ソーサリーを代償に強化されるという変な能力の持ち主である。呪文を唱えるという行為は、当然ながらマナと手札の両方を消費する。それを擲って得るのが+1/+1だけではいかにも損というものだろう。だが、それも場合によりけりで、時には生贄にしても少しも痛まない呪文というのはある。つまり打ち消されつつあるそれである。この精霊をあらかじめ出しておき、カウンター合戦になるように仕向けるという戦法だ。とりわけ相性が良いのがFlusterstorm。スタックに乗ったコピーを1個1個解決していき、相手が払うことをあきらめた時点で残りは全部サクってしまえばよい。ヴィンテージのランドスティルからみれば、色も合うし、1ターン目に仕掛けられる卡だし、カウンター合戦は大好物だし、Fsも基本的に多く採用しているし、相性は非常に良い。といっても採用できるかというと、ありえなくはないというレベルで現実的には難しいだろうが。

訂正:すいません。ニヴメイガスの精霊は、1回起動で+1/+1カウンターを1個でなく2個得るのでした。そうなると結構な逸材か?たとえば稲妻なら、本体に打ち込むところをこいつに貢げば2回の攻撃で元を取ってくれる。

また、苦悶の触手を全部つぎ込んでも元を取れるし、ぶどう弾なら効率が倍になる。ストーム稼ぎの過程に無駄な卡(例えば、Moxをハーキルで回収し、十分マナが出たならば残りのMoxは不要になるだろう)を取り込むことも可能だ。ところで、全部ニヴメイガスにつぎ込んでしまうのなら、ストームを持っていればそのテキスト欄はもはや大した重要性を持たないことになる。一番軽いストーム呪文はFsと、大地の裂け目/Ground Riftというのがある

Ground Rift / 大地の裂け目 (赤)
ソーサリー
飛行を持たないクリーチャー1体を対象とする。このターン、それではブロックできない。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。)


もちろん汎用性では圧倒的にFsだが、対象にとれる呪文がスタック上になければプレイすることができない。その点大地の裂け目は自分のターンでさえあればプレイでき(まさか相手のターンにストームを稼ぎにはいかないだろう)、ニヴメイガスを致死サイズに盛り立てた残りは相手のクリーチャーを妨害できるというわけで、ニヴメイガスコンボという一点に絞ればこちらの方がFsより圧倒的に勝っている。

あるいはイゼットの能力である複製を使うのもよい。つまり万の眠りである。しかし、これよりストームのほうが爆発力があるのは確かだろう。
アヴァシンの帰還予想:http://bagupokemon.diarynote.jp/201204241513196065/
M13予想:http://bagupokemon.diarynote.jp/201207021338246445/

歓喜の天使 2点→1点
まあ、こんなの出すくらいなら熊2体並べたほうがずっといいよな・・・

雲隠れ 2点→1点
実を言うとこれはもう少し頑張ってほしかった。というのは想起コントロールみたいなのが出てもおかしくはないと思ったのである。このアーキタイプはLRW期に一時代を築いた実績を持つ。

天使への願い 3点→1点
ヴィンテージでは白でコンボ風味というのが既に撞着を起こしているというか、そんな感じだ。

終末 2点→1点
これはビート・コントロールであるボンバーマンなら積極的に採用できると思ったのだが、見込み違いだった。mtgdecksで調べると皆無というわけではないようだが、

壊滅的大潮 3点→1点
これまた期待はずれな1枚。奇跡の強烈なボードコントロール力はMUDに効くと考えて高めに評価していたが、実際、コスト増加で攻めてくるMUD相手の試合というのは、サーチャー唱えて、積み込んで、奇跡して・・・のような複雑なギミックを用意しても仕方がない。卡1枚で仕事ができるかどうかを問う、刹那的なゲームになる。

二人組の見張り番 2点→1点
なんと、この卡もまったく使われていない。だが、上の数枚はともかくこれについては正直納得がいっていなく、もう少し様子を見てみようと思う。

時間の熟達 3点→1点
今回ボロボロだな。

消え去り 2点→1点
これは2点つけたものの正直期待してなかったからいい

グリセルブランド 4点→2点
グリセルブランドをフィニッシャーに置いたオースが設計されるなど、その影響は断じて0ではない。だがこれらはメタには登っていなく、今のところ大きな実績を出せてもいない。これに関してももう少し動向を見守っていきたいと思う。

魂の再鍛 3点→1点
ベルチャーやTPSには良卡だろうと思ったが、惜しむらくはこいつらが極少数になってしまったことだろうか。

錬金術師の隠れ家 2点→1点
青黒だったら少しはいけたかもしれない。

魂の洞窟 3点→3点
一定の活躍を見せており、登場初期はこれを軸としたフルクリーチャーの試験も活発だったようだ。今では軸にまでするのはやや偏りが大きいということで、クリーチャーデッキに無理なく数枚投入するやり方が主流で、大会での実績も出している。

逆に見落とした卡というのは特にないかな。なんかAVR、ヴィンテージには大した影響がなかったみたいだ。

×群れの統率者アジャニ
×ボーラスの占い師
×ジェイスの幻
×真珠三叉矛の達人
×全知
×呪文ねじり
×溶解
×野生の勘
×戦の大聖堂

M13も全滅(恥)。やはりヴィンテージはヴィンテージであり、最強フォーマットは最強フォーマットなのであった。今後は採点基準厳しくするか・・・
http://mtg-jp.com/reading/translated/003805/

これは面白い上、役立つ

150000ヒット

2012年9月8日 TCG全般
前回↓から約4か月で達成。みんなありがとう!!
http://bagupokemon.diarynote.jp/201205112159133127/
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/returntoravnica/cig#
6点-常軌を逸したパワーカード達。多くのデッキで使用が当然視される、メタデッキを作り上げた存在である、それの為だけに色をタッチされる、といった力量を備える。殿堂的な枠として定めたので、恐らく今後のセットで6点を得るカードはほぼないだろう。例:Ancestral Recall、Bazaar of Baghdad、修繕/Tinker

5点-ヴィンテージの主役級のカードであり、メタゲームを変動させうる存在。それを標的とした対策カードを積まれるレベルの影響力、存在感を示す。例:瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage、無のロッド/Null Rod、荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus

4点-特定のデッキで大きな役割を果たすカード。または特定のデッキ相手に致命的な損害を負わすカード。例:からみつく鉄線/Tangle Wire、クァーサリの群れ魔道士/Qasali Pride Mage

3点-あるアーキタイプでの使用を検討されうるカード。例:水蓮のコブラ/Lotus Cobra、定業/Preordain、切りつける豹/Slash Panther

2点-あるアーキタイプで使われることはあるが遭遇率は3点のカードより低い割合。サイドボード候補のカード。例:ディミーアの巾着切り/Dimir Cutpurse、鋼の妨害/Steel Sabotage、暗黒破/Darkblast

1点-カードパワーが低くヴィンテージにおいては存在しえないカード。例:従者/Squire



ギルドの抗争 1点
テキストを読まなくても1点だと分かるのだが、記事を書く以上はちゃんと読むくらいはしないといけない。結局この点数に落ち着いたがしかし、レガシーで騙し討ちを禁止するために予め下位互換としてこれを出してきたのかもしれない。そう思うと2週間後の禁止改定が気になってくるのが人情というもの。

突然の衰微 3点
これは4点でも良かったのだが、黒緑と色が悪いのを考慮し、3点に落ち着けた。 http://bagupokemon.diarynote.jp/201209061403357647/ で考察している。

集合的祝福 1点
この効果で3~4マナくらいならヴィンテージでも使われたかもしれない。

滑り頭 2点
何とも言えないデザインだが、今のところ一番ドレッジに入りやすい卡であるため2点とした。1マナであるため出しやすく、陰謀団式療法か何かの種になる。墓地からは活用によってゾンビを2/2から3/3に伸ばせる。これはドレッジとしては低速なIngot型にとっては無視できないクロック増大になり得る。

ロクソドンの強打者 2点
この3マナの戦象はカウンターされず、手札破壊も無効化どころか逆利用してくる。そして4/4である。ヴィンテージにおいて、強打者は聖遺の騎士およびタルモゴイフと席を争わなければならないだろう。軽さはタルモゴイフに、制圧力では騎士に劣る。だが、仕事の安定性ではこのうち最も優れており、環境のコントロールデッキの大多数は、これを処理できないか、できても少なからぬ戦費を必要とするだろう。

中略 1点
このイラストはなかなかいい。
RTRとヴィンテージ その6 ゴルガリの凱歌
右卡の日本語名は突然の衰微という。わずか2マナでこれは強い!こうした万能パーマネント破壊は、その元祖名誉回復をはじめ3マナ以上というのが定番だったのだが、今回それが覆ってしまった。しかもインスタントと来てはそのテンポ力に疑義を挟む者はいないだろう。

どちらかといえば問題は3マナ以下限定ということで、あまりに虫の良い願いではあるが、これで4マナも破壊できたとしたらまさしく神卡だった。その暁にはヴィンテージの多くのデッキが緑をタッチし、もしくは黒をタッチして突然の衰微を搭載することになっただろう。

とはいえ、現状でもヴィンテージに皆目影響を与えないかというとそんなことはない。腹心、Vault-Key、金属細工師、石のような静寂、・・・などなど、やはり大半の状況は突然の衰微で解決できるのだから。ヴィンテージの黒緑デッキは(そんなデッキがあれば)採用することは確実だし、すっかり見なくなったアーキタイプではあるものの、Trygon Tezzあたりも事故に注意すれば投入できる。実際、初期のTrygon Tezzには下のようにMalestrom Pulseも採用されていたのだ。 http://www.mtgdecks.net/decks/view/1320

って今気づいたけど打ち消されないのかよ!強すぎじゃないか。カウンターされないことよりチャリスX=2を毀損できることのほうがありがたいな。
RTRとヴィンテージ その5 パクス・アゾリア
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/returntoravnica/cig#
6点-常軌を逸したパワーカード達。多くのデッキで使用が当然視される、メタデッキを作り上げた存在である、それの為だけに色をタッチされる、といった力量を備える。殿堂的な枠として定めたので、恐らく今後のセットで6点を得るカードはほぼないだろう。例:Ancestral Recall、Bazaar of Baghdad、修繕/Tinker

5点-ヴィンテージの主役級のカードであり、メタゲームを変動させうる存在。それを標的とした対策カードを積まれるレベルの影響力、存在感を示す。例:瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage、無のロッド/Null Rod、荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus

4点-特定のデッキで大きな役割を果たすカード。または特定のデッキ相手に致命的な損害を負わすカード。例:からみつく鉄線/Tangle Wire、クァーサリの群れ魔道士/Qasali Pride Mage

3点-あるアーキタイプでの使用を検討されうるカード。例:水蓮のコブラ/Lotus Cobra、定業/Preordain、切りつける豹/Slash Panther

2点-あるアーキタイプで使われることはあるが遭遇率は3点のカードより低い割合。サイドボード候補のカード。例:ディミーアの巾着切り/Dimir Cutpurse、鋼の妨害/Steel Sabotage、暗黒破/Darkblast

1点-カードパワーが低くヴィンテージにおいては存在しえないカード。例:従者/Squire



アゾリウスの大司法官 1点
4マナで一時の用に供するだけではヴィンテージレベルではない。3マナ1/1なら多少は使えた。

死の歓楽者 1点
スケイズゾンビよりは強い。

オーガの脱獄者 1点
こんな感じで門を参照する超強力卡が出ればなーと思うのだが・・・

世界棘のワーム 2点
こんだけデカいと悪用法もいろいろ考えられるが、エムラクールやグリセル兄貴には勝てない。それでも騙し討ちとの相性を考え、2点とした。

騒乱の大祭 1点
なんかラクドスばっか貧乏くじひいてないか?気のせい?

ロッテスのトロール 1点
明らかに構築用に設計された卡であり、卡力もなかなか高い。それがなぜ1点かというと、ヴィンテージで黒緑という色がまず弱い。また、ヴィンテージではこの色はそこまでクリーチャーを多用していない。

殺戮遊戯 2点
特定のデッキ相手に打ち、苦悶の触手を指定すれば自動的に勝つ卡だ。なんといっても、通ればでなく打つだけでOKというのが強みだ。問題はその特定のデッキ(ストーム)が大きく衰退していることであり、5年前に出ていれば4点は確実に行っていたと思うのだが。この数年、ヴィンテージは良くも悪くも丸くなった。

至高の評決 2点
こうした卡は決して無駄にはならない。モダン以上ではコントロールにとって文字通りの至高であり、絶賛をもって迎えられるのだろう。だが、レガシーそしてこのヴィンテージにいくと、打ち消されないという前の段階でそもそもキャストできるかという問題が重くつきまとう。

見えざる者、ヴラスカ 1点
これは http://bagupokemon.diarynote.jp/201209051320095091/ で考察した。


RTRとヴィンテージ その4 ゴルガリのプレインズウォーカー
+1:自身に触れた不届き者を殺す能力。当ブログでも述べたかと思うが、自己防衛力があるとないでは評価は相当に変わってくる。これは、自己防衛系の能力では相当変わり種ではあるが、出してプレイすれば忠誠度はまず6まで上がるわけで、相手が対処しようとすればパワーを合計6以上になるように生贄に捧げることを強いられる。かといって放置するにも-3連打や-7の恐怖が・・・面白い能力だ。

-3:万能パーマネント破壊。結局こいつを何回使えるかが肝になるような気がする。赤単などに「PW?あっそ」と言われて全部本体に入れられると困るのだが、そんな時はこの-3だ。

-7:なんと、フェイジが3体も・・・妙な勝利条件だが、脆すぎるのでこれまでの奥義の中では下位に属すると言わざるを得ない。

5マナのプレインズウォーカーは、1ターン守れば勝利するテゼレットですらヴィンテージメタの首都Vault Controlを放逐されており、今はターボテゼレットに勢力を保つ程度(最近塩野七生のローマ人の物語読んでるせいでこういう言い回しになる。)こいつは勝つのに3ターン以上かかるので、残念ながらヴィンテージではunplayable だが、スタンではそこまで勝ちに汲々とせずとも、5マナで一定以上の支配力があれば迎え入れられるフォーマットだ。ただ、これを軸に据えるほどの力は正直ないかと思うので、ゴルガリがどの程度勢力を伸ばすかにもかかっていると思う。
http://www.morphling.de/reportarchives.php?report=410

これは興味深いレポートだ。微力を尽くして和訳すると:

決勝 Marc Lanigra 2012ヴィンテージ王者 青黒赤腹心コントロール

この試合はどこかで詳細に記録されているだろうから、私はここで詳しく語る気はない。代わりに、私がした判断とそこでの思考を述べよう。

ゲーム1 戦場に腹心とジェイスがいるところに私がトリスケリオンを着地させるという局面になった。私の選択は、腹心を殺してジェイスを忠誠度1まで下げ、次のターンで彼を殺すか、またはジェイスに3点与えて殺すかの2つだ[訳注:僕なら、腹心を殺したらジェイスには何もせずターンを返すと思うが、どうか?]。私はジェイスを殺すことを選択した。このゲームでは、私は既にMarcに結構なダメージを与えており、腹心がさらにダメージを与えてくれるかと思ったのである。さらに、1ターンだけでもジェイスは彼に3枚の卡を見せることになる。私は、腹心を残せば彼はそれほど多くの卡を得られないだろうと希望を持った。

私の大きな失敗は、Marcがライフ10・腹心を出している状況でVault-Keyを組み立てたところで早々に投了してしまったことだ。正直、これは完全に失敗だった。私は13時間もヴィンテージをやり続けだった。彼に続行させていれば、何が起こるか見られただろうに。私は少なくとも1人の人に、Marcはライブラリートップの2枚をジェイスで見ており、それらはFoWだったということを聞かされた。これが本当なら、FoWは彼をライフ5点まで落とし込むことになる。とはいえ、彼はジェイスを持っており、腹心のライフロスを制御出来たろうから、どちらにせよ勝っていただろうが。これを発見できるまで待っていればよかった。

ゲーム2はうまくいったので、議論しようとは思わない。虚空の杯X=0,1とは面白い。

最終ゲームではMarcは黒蓮、土地、ジェイス、Jet、キーという強いスタートを切った。私はWorkshopから破棄者でジェイス指定、さらにSol Ringからも破棄者でキー指定とやってこれに回答した。ここでJetを指定すべきだったと仮定する人もあるかもしれないが、信じてほしい、私はそれについてはほとんど考えなかった。この時点での正確な手札については覚えていないが、磁石のゴーレムを含む十分な脅威があり、マナ否定は私の主な関心事ではなかった。私の主な関心事とは、彼は手札に大量のマナを持っているので、Time Vaultを出し、ヴィンテージは私の敗北に終わるということもあり得るということだった。もし完全な情報を与えられていたら私はまた別なプレイをしていたろうが、この時点ではこれが正解かと思われた。

最終ゲームは耐えがたく落胆するものでもあったし、深く満足するものでもあった。それは、皆が望むような非常に面白く魅せるヴィンテージ試合だった。この試合・このトーナメントで私が完璧にプレイしていなかったことは確かだし、もっと別なようにプレイしていれば私は勝利へのチャンスを持てたかもしれないが、全体的には私の成績に満足だ。Marcは親切で、その肩書に値するチャンピオンだ。そして私は彼に負けたことはなんら恥じることではないと確かに感じている。


さて文中にもあったが、決勝戦の動画とかないものだろうか?
RTRとヴィンテージ その3 瞬唱対策
RTRとヴィンテージ その3 瞬唱対策
6点-常軌を逸したパワーカード達。多くのデッキで使用が当然視される、メタデッキを作り上げた存在である、それの為だけに色をタッチされる、といった力量を備える。殿堂的な枠として定めたので、恐らく今後のセットで6点を得るカードはほぼないだろう。例:Ancestral Recall、Bazaar of Baghdad、修繕/Tinker

5点-ヴィンテージの主役級のカードであり、メタゲームを変動させうる存在。それを標的とした対策カードを積まれるレベルの影響力、存在感を示す。例:瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage、無のロッド/Null Rod、荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus

4点-特定のデッキで大きな役割を果たすカード。または特定のデッキ相手に致命的な損害を負わすカード。例:からみつく鉄線/Tangle Wire、クァーサリの群れ魔道士/Qasali Pride Mage

3点-あるアーキタイプでの使用を検討されうるカード。例:水蓮のコブラ/Lotus Cobra、定業/Preordain、切りつける豹/Slash Panther

2点-あるアーキタイプで使われることはあるが遭遇率は3点のカードより低い割合。サイドボード候補のカード。例:ディミーアの巾着切り/Dimir Cutpurse、鋼の妨害/Steel Sabotage、暗黒破/Darkblast

1点-カードパワーが低くヴィンテージにおいては存在しえないカード。例:従者/Squire


http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/returntoravnica/cig#

死の存在 1点
3マナくらいだったらスタンでは使えたかもしれない。ヴィンテージで使うとなると2マナでも厳しい。1マナなら結構強い。

至高の審判者、イスペリア 1点
前のバージョンのほうがまだ良かったような・・・

竜英傑、ニヴ=ミゼット 1点
踏み倒しを別にすればヴィンテージの4マナ以降は勝利に直結しなければならず、5マナ以降になってくると≒勝利くらいでないと使えない。好きな卡には違いないためスタンダードでの活躍を祈る。

ドライアドの闘士 3点
これには驚かされた。白緑混成の1マナ2/1というのも驚きだが、能力も強い。ヴィンテージでは白、緑のFish系ビートダウンはほぼ墓地利用0のデッキであり、無駄にしておくのももったいないから何かギミックを入れたり、逆利用したりできないかと考えていたらこれだ。今までも軟泥や墓掘りの檻など皆無ではなかったが、こちらのほうがより直截だ。瞬唱は当然のこと、ヨーグモスの意思、蓄積した知識なども彼女の強い意志をくぐり抜けることはできない。さらに彼女は、陰謀団式療法、戦慄の復活といったバザーの裏取引にも目を光らせている。サイドから入れる墓地対策にしては厳密でないし、何より1マナ2/1のサイズがいいのでメイン向けの卡だろうが、Fishがこれと檻をテンポよく置けるようになれば、これまで絶望的だったドレッジの1本目も少しは光が見えてきたかもしれないな。
RTRとヴィンテージ その2 竜英傑、ニヴ=ミゼット帰還
RTRとヴィンテージ その2 竜英傑、ニヴ=ミゼット帰還
竜英傑wwwwwwDracogeniuswwwwwwwwwwドラコジーニアスwwww自己顕示欲強いwwww

ひとしきり笑ったところで性能だが、前のニヴ様のリメイクという感じで火力とドローを融合させたクリーチャー。ヴィンテージでは6マナ以上ではさすがに無理ではあるが、スタンでは強いんじゃないかこれ?この制圧力は凄い。業火のタイタンの後継として構築レベルだと思う。また、中堅クリーチャーを苛み続けていた四肢切断はすでに亡い。

あとイスペリアも6/4といやにアグレッシブになって出てきたが、面白くないし弱いしこっちはどうでもいいや。
6点-常軌を逸したパワーカード達。多くのデッキで使用が当然視される、メタデッキを作り上げた存在である、それの為だけに色をタッチされる、といった力量を備える。殿堂的な枠として定めたので、恐らく今後のセットで6点を得るカードはほぼないだろう。例:Ancestral Recall、Bazaar of Baghdad、修繕/Tinker

5点-ヴィンテージの主役級のカードであり、メタゲームを変動させうる存在。それを標的とした対策カードを積まれるレベルの影響力、存在感を示す。例:瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage、無のロッド/Null Rod、荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus

4点-特定のデッキで大きな役割を果たすカード。または特定のデッキ相手に致命的な損害を負わすカード。例:からみつく鉄線/Tangle Wire、クァーサリの群れ魔道士/Qasali Pride Mage

3点-あるアーキタイプでの使用を検討されうるカード。例:水蓮のコブラ/Lotus Cobra、定業/Preordain、切りつける豹/Slash Panther

2点-あるアーキタイプで使われることはあるが遭遇率は3点のカードより低い割合。サイドボード候補のカード。例:ディミーアの巾着切り/Dimir Cutpurse、鋼の妨害/Steel Sabotage、暗黒破/Darkblast

1点-カードパワーが低くヴィンテージにおいては存在しえないカード。例:従者/Squire


http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/returntoravnica/cig#

ふつう1点の卡は掲載しないのだが、今回は逐次的に見ていくつもりなので、なぜ1点なのかということも書いてみようと思う。

天空の目 1点
ヴィンテージでの4マナ以上は勝利に直結している必要があるが、このカードにはそれを満たさない。

剣術の名手 1点
二段攻撃は面白い能力だ。だが2マナ1/1でこれだけでは面白みに欠ける。

思考を築く者、ジェイス 2点
良くまとまった卡ではある。プチ嘘か真かを2回打てるだけでもある程度の価値はある。それで2点にした。だが、このスペースはあらゆるフォーマットを刻んだ神ジェイスとぴったり一致してしまっているのである。そのため、彼の姿をヴィンテージで見ることは残念ながらないだろう。

不気味な人足 1点
解鎖と再生は絶対合わないだろ。

群れネズミ 1点
執拗なネズミのフィニッシャーにとか思ったが、まあ1点だね。

どぶ潜み 2点
ストームの効率が倍に跳ね上がるのは断じて無価値ではない。だが、そのためには3マナ2/2の置物を出して1ターン耐えるという儀式をくぐり抜けねばならない。ところで、やっぱりこいつはラクドスなのか?

ミジウムの迫撃砲 1点
ヴィンテージでクリーチャーデッキ相手に6マナはほぼ詠唱不可能だ。それなら炎の斬りつけのほうがまだしも・・・

通りのひきつけ 1点
かがり火がスタンダードで大活躍しているところによくもまあ顔を出せたものだ。

斧折りの守護者 1点
草茂る胸壁が緑マナ以外も出したいと望んだばかりに、2マナも重くなってしまった。フィニッシャーとかライブラリー破壊呪文が2マナ重くなったのではない。マナクリーチャーが2マナ重くなったのだ。

門を這う蔦 1点
こいつは1点だが、門を参照していることは注目に値する。こういう卡が続々出て、門があの噂にあったような強卡にのし上がらないかと淡い期待を持っている。

三巨頭の執政官 1点
7マナか。ふーん

穴開け三昧 1点
この卡は必要ない。除去する側にとっては名も無き転置で十分である。ヴィンテージ環境におけるタフネス4といえば、カーンと精々ヨツンの兵卒くらいなものだろう。磁石のゴーレムを擁するタフネス3、この3という数字こそ除去を区分けする線なのである。では強化する側は?あるプレイヤーがタフネス5以上の大型クリーチャーを使役していたとして、彼はおそらく穴開け三昧を唱えられない。やはり必要ない。

アゾリウスの魔除け 2点
こうした魔除けでは、「最低限○○」という評価が重要である。そこへいくとこの卡は2番目のモードで最低腐ることはないと保障されている。あとはクリーチャーが出揃っているようならドローに変換してしまわないで、ここぞという場面で1番目か3番目を使えばよい。三麻の北みたいな具合だ。しかし、法と秩序、パーミッションと防御をギルド是とするアゾリウスだが、その魔除けは意外に戦闘サポートが主のようだ。

謝肉祭の地獄馬 1点
こんなんでもリミテッドではやっぱり強いのかね。

屍体屋の脅威 1点
4マナ4/4で、限定的倍増の季節を持っている。が、重い。

戦慄掘り 1点
まずヴィンテージにはプレインズウォーカーは事実上3体しかいない。その中でも神ジェイスがシェアの大方を占めているだろう。つまり8割方、稲妻で良い。

屑肉の刻み獣 1点
3マナ3/3速攻+だが、+の部分は本当にオマケみたいなもんだ。それでも悪くはないが、ヴィンテージ向きではない。

ゴブリンの電術師 3点
優秀な卡だが、我々はすでにこうした役割の卡を知っている。それは夜景学院の使い魔といい、INV-7th-ODY期には比類なきサイカトグを支えた1枚だ。サイズ的にも1/1再生で、2/2と比べても一長一短といったところか。さらに、スペルのみならずクリーチャーやプレインズウォーカー(!)も軽量化してくれる。そうなると電術師を使いたければパワー2と黒、白、緑スペル軽量化を生かせないか考える必要が出てくるが、まずパワー2のほうは簡単で、これを出して次のターンに巣穴からの総出でも使えばよい。ストーム2だけでも3ターンクロック、4いけば2ターン。そして8まで伸ばせれば次ターンで勝てる。後者は、サーチャーとヨーグモスの意思を軽量化するだけで十分だろう。

忌まわしい回収 2点
なんと、この色にも衝動が。タッチ緑のDepthをこないだ見かけたが、あのデッキなら確実に入る。

勇士の再会 1点
実をいうと結構書き進めたところで消えてしまい、苛立っているのだ。

超音速のドラゴン 1点
速攻を付加されているところにマジックの進歩を感じる。

イゼットの魔除け 3点
この卡は、呪文貫きが1マナ重くなって色々ついたとみるか、2マナの魔除けの1つに呪文貫きのモードが搭載されているとみるかでだいぶ評価が変わる。前者の見方に立つプレイヤーは、いくら火力や手札交換の能力が追加されようが、呪文貫きが重くなってしまっては元も子もないと考え、低く評価する。後者のプレイヤーは、序盤に構えてスペルが来たらとりあえず消せばよし、クリーチャーにが出たら火力、そして後半になって土地が腐ってきたら有効卡と交換できると考え、その臨機応変さを高く評価する。僕はこっちの立場だ。

ゴルガリの死者の王、ジャラド 1点
なんというかダサいんだよなー。

コロズダのギルド魔道士 1点
重い

リーヴの空騎士 2点
ジェイス、クリーチャー、Mox、丸砥石などなど留置する卡には困らない。ボディも3マナ3/1飛行で堅実なクロックとなり、なかなかの良卡といえる。とはいえ、この領域には破格の卡力を持つヴェンディリオンがいる。

ニヴィックスのギルド魔道士 1点
これは2点かで迷ったが、イゼットが好きなあまり甘くつけているかと自覚しているので1点とした。能力は使えさえすればかなりの制圧力を持つ。ランドスティルなんかが2枚くらい入れる分には結構強いかとも思うが・・・

ラクドスの復活 1点
そういえば荒廃稲妻ってエターナルで全然見ないけどなんで?

セレズニアの魔除け 3点
まず3番目のモードで2マナ2/2瞬速警戒というクリーチャーが保障されている。これだけでも一定の評価はできる。そして、優勢時は1番目のモードで押し込みにいき、劣勢時は2番目のモードで切り返しを図り、膠着時は3番目のモードで仕掛けるというわけだ。どんな場面でも使える良卡だ。

水路の蠍 1点
活用持ちはみんなマナレシオ高いのかと思ってたが違ったようだ。

旅する寺院 1点
居住って訳どうにかなんないのかね

裁判官の使い魔 3点
呪い捕らえがここまで強くなるとは。空飛ぶ男にこんな能力が付与されるとは。Ninjaデッキなら確実に4枚揃えるだろう卡だ。また、白単への投入もない話ではない。

ラクドスの切り刻み教徒 1点
次期スタンではこいつが赤単の起点になったりするのだろうか。

彩色の灯籠 3点
これは素晴らしい!WorkshopやBazzarからAncestral Recallが飛び、溶接工が出るのだ。5c Staxには必携の1枚になるかもしれない。また完全にメタ外に蹴落とされて久しいCSにも朗報である。なぜなら、CSは精神隷属器を出すためにMana DrainかWorkshopを搭載しなければならないデッキだが、マナベースの都合上両方を入れるのは無理だった。ところが灯篭が出た今となっては、この両卡を融合させることも夢ではない。

守護者の木立ち 1点
起動コスト3行もあるのかよ。

ゴルガリのギルド門 ?点
門が超強化されてヴィンテージ級にならないかなあ・・・

ギルド渡りの行列 1点
これコンフラックスあたりで出てなかったっけ?
ギルドランド再録!!
例のデュアランの噂を信じ込んでいた僕の心境→
http://ja.twitch.tv/magicprotour
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/tpc12/welcome

日本万歳!

9:21現在、八十岡0-渡辺1
9:51現在、八十岡1-渡辺2
10:37現在、八十岡2-渡辺3!
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/tpc12/welcome

周知のとおり、今年をもって世界選手権はマジック・ワールドカップとプレイヤー選手権に分離されたわけだが、どうも注目度は大きく下がってしまった様子だ・・・ともあれ、八十岡氏がトップを独走中。優勝してほしい。
各デッキの右下に、Archetype Analysisボタンが追加された。これを使うと、
http://www.mtgdecks.net/archetypes/analysis/637/all
このように採用卡の平均枚数が表示されるのである。非常に便利な機能だ。例えば、そのアーキタイプをプレイした事のない初心者なら、これをそのまま詰め込んで作っても良いのだ。もちろんその場合、構築理論や「噴出を入れるなら4枚、でなければ0枚」といったそのデッキ特有の組合せなど大幅に無視することになるので、一定以上強いデッキにはならないだろうが、出発点としてはこの位で丁度いいだろう。また、上級者ならアーキタイプでどの卡が4枚確定なのか調べるといった用法もある。MUDについて見てみると、
http://www.mtgdecks.net/archetypes/analysis/168/all
予想外に4枚積みの卡が少なく、かねてから主張している通りデッキの多様化が伺われる。そんな中、その4枚積みの卡はと言えば、磁石のゴーレム・ミシュラの作業場・古えの墳墓・不毛の大地・そしてからみつく鉄線である。ゴーレムと土地3種類はまあ納得だが、抵抗の宝球あたりを抑えて鉄線が4枚確定とは意外だ。しかし、今や茶単相手には鉄線を意識したプレイが最適であると知れたわけだ。具体的には、無のロッドが出ていてMoxが鉄屑になっても、鉄線の弾除けにするために出しておくなど・・・

この素晴らしい機能にも欠点が無いわけではなく、例えばスタンダードの感染デッキなど、
http://www.mtgdecks.net/archetypes/analysis/879/all
以前の黒中心ファイクル・スキジリクス時代と現在の野生の抵抗軸緑単が入れ混ざっており、まるで役に立たない有様だ。

お詫び・追記 ALL TIME/LAST YEAR/LAST MONTH/LAST WEEKから選べるので、問題は無いようだ。感染ならこの1週間だけの平均を見れば、見慣れた緑単野生の抵抗デッキが再現される。

ギルド診断2

2012年8月29日 TCG全般
http://www.wizards.com/magic/planeswalkerpoints/guild

どうやら、ネットスペースに接続して適正ギルド診断を受験できるような面々は、いずれもラヴニカには負けるにせよ高度に都市化された世界に生きており、赤の破壊衝動より青の知性を友として生きているようだ。

< 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 >

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索