http://coverage.mtg-jp.com/ptdka/
世界選手権11ではかつての圧倒的栄光を取り戻した日本勢だが、さて今回はどうなる?そして弱いと評判のDKAから、トッププレイヤー達は何を見出すのか!?こいつは注目だ!
DKA後、まあつまりサリアと檻登場後の大会である。これらがヴィンテージにどの程度影響したのか見ていこう。

優勝はNoble Fish、注目の檻がメインに1枚サイドに3枚も積まれている。
http://www.mtgdecks.net/decks/view/25798
さらに他のベスト4はSnapcontrolだっただけに、檻は大きく働いたとみてよさそうだ。ところで最近、Vault Controlは緑をタッチしたタイプが少ない。つまり檻と石のような静寂の両方に対抗できるカードが無いのだ。僕はこのデッキから「檻を使うならロッドより静寂」という教訓を読み取った。

準優勝 http://www.mtgdecks.net/decks/view/25799
ベスト4 http://www.mtgdecks.net/decks/view/25800
ベスト4 http://www.mtgdecks.net/decks/view/25801

たぶん同じチームが持ち込んだのだろうが、これらインビテーショナルテゼレットは似通った作りだ。だがその中で独り、Zanella Manuel氏のサイドボードだけが異彩を放っている。なんと彼はサイドに檻を、それも4枚も投入しているのだ。檻を入れたい相手と言えばドレッジと同型となるが、これを投入するのには-1BSC、-3Snapcaster、-1Tinker、(-1ヨーグモスの意志)となる。ドレッジで本当にいらないのはジェイスやAlexだろう(そして彼のサイドにはそれに交代する追加のドレッジ対策は見当たらない)。同型に至っては、対策する代償としてデッキの強い部分をごっそり削ぎ落としたのと同じ事である。逆に、相手が檻を使ってくるのを警戒したのか?とも考えたが、そんな相手に檻をインしたところで役には立たないだろう。僕には到底理解しかねる。もし誰か理由を知っていたら、是非お教え頂きたい。

なお、ベスト8のTrinketデックにも
http://www.mtgdecks.net/decks/view/25802
檻が2枚入っているが、これについては自分のデッキで檻に囚われるのはBSCとヨーグモスの意志のみ。必要な時サーチしてくれば良いため、このデッキにはそれほど疑問は抱いていない(それでも1枚で事足りるとは思うが。)

ベスト8のTurboTezz。
http://www.mtgdecks.net/decks/view/25803
TurboTezzには元々こういう構成のものもあるため、プレイヤーが檻を警戒してBSC/修繕を抜いたのかは不明だが、とにかく檻に囚われないようなデッキとなっている。テゼレットからサーチ出来たりもするので、こういうデッキこそ檻を使いにいくべきではないかと思うが、はて。

ここまで檻を主軸に見てきたが、涙ぐましい事にオースがベスト8に滑り込んでいた。
http://www.mtgdecks.net/decks/view/25804
とはいえ檻を無視してオースを選択したわけではなく、メインサイド合計4枚のMステから始まり、様々な檻対策を投入している。恐らくプレイヤーPace Giovanni氏はオースというデッキを心から信じ、檻に一矢報いるためにもここまで戦い抜いたのだろう。その無言のメッセージには鬼気迫るものを感じる。

追記
そういや優勝デッキにもサリアは無かった。Noble Fishはクロックパーミという性質上自分の首を絞める度合いの方が大きいということか。ほぼGW-Hate(か、白単)専用のクリーチャーなのかもしれない。
ゴン復活おめでとう!!!あとパリストン会長就任おめでとう!!

達人の視点

2012年2月5日 TCG全般
このDiarynoteをはじめ、SCGや雑誌マナバーン、時には公式サイト等を読めば、マジック界の卓越者たちの攻略記事を読むことができる。いずれも読み応えがあり、上達するにあたって非常に役立つ記事ばかりだ。マジックに限らず、政治、数学、将棋、木登り、柔道、陸上競技等々、どの方面においても達人と呼ばれる人々の話は面白い。それは、「定業は1ターン目にプレイするな」など個々の理論もさる事ながら、それらを通して、こうした人物がどのような切り口で見ているのかを窺い知れるのが大きい。では、こうした人々に共通する視点とは何かというと・・・

一般的に、ある分野について理解が進むほど、その対象を細分化し、分析できるようになる。だが一定以上のLVに達すると、今度はそれらを統合することで大局的な視野を獲得する。マジックで言えば、個々の場面に正しくプレイできるというだけでは中級者の域を出ない。真の上級者ならば、試合のかなり早い段階から大まかな展開を予想しておき、勝利の光景を見据える一方で負けパターンに行かないようにプレイできるだろう。具体的には、負けるたびに「あそこで〇〇を引かれて・・・」などと言っているようでは上級者ではないということだ。

さて僕自身はどうなのかと言うと、例えばデッキを見た感想などを見返してみると「このカード選択は好印象」というような1枚1枚を分析した記述が多く、デッキ全体としてどのような立ち位置にあるのかといった解釈はできていない様子だ。対戦しても上で述べたような視野の欠如を痛感することがままある。そろそろこういった考え方を学ぶべき頃合かもしれない。

尤も、「ここでグダると負けパターンだな~」とか嫌な雰囲気みたいなのは少し感じ取れるようになってきた。言語化はできないが。何となくだがFishは大まかな流れをつかみやすい相手のような気がする。

DKAメモ

2012年2月1日 TCG全般
檻4
未練ある魂4
ソリン0~1
赤緑の反転レア0~1

1位は瞬唱コントロールで
http://www.mtgdecks.net/decks/view/25488
Vault-Keyはおろかストームも抜かれており、勝ち手段がBSC・瞬唱でコツコツビートダウン・神ジェイスの3つしかない。コントロール力に力の大部分を振り分けたデッキだ。
http://www.mtgdecks.net/decks/view/24615 :モーフィングカップの優勝デッキをさらにコントロール化させたという感じだろうか。瞬唱からFBして4ライフも削られることを嫌い思考囲いでなく強迫を採用するなどカード達への理由・根拠を感じさせてくれる。また、モーフィングの優勝デッキでは狼狽の嵐2枚だったところが古えの遺恨と自然の要求になっており、土地も17枚と多いなどMUDへの敵意が伝わってくるリストでもある。しかし青対策が少なすぎるとも思うので、サイドに7枚積まれた対策カードについては見直してもいいかと。

ところで僕などはこういうデッキで古えの遺恨を見ると、どうせ瞬唱がFBさせてくれるんだから重複気味なのでは?等と貧乏なことを考えてしまうが、前に修繕不要論という誤った学説を述べた反省から言えば、強い物は強いという事だろう。

2位はPanther MUD
http://www.mtgdecks.net/decks/view/25489
サイドの墓地対策を厚くした程度でシンプルかつ王道的なデッキだが、9枚もアーティファクト破壊を詰め込まれては勝てないか。ところで切りつける豹、NPH時はジェイスに効く高打点アーティファクトクリーチャーとして讃えられたが、瞬唱の登場で弱体化してしまったのでは?GEN CON2011と比べると力が落ちてきているような気がする。

それとNull Rod採用も特徴であり、こいつはハマれば抵抗の宝球など比ではない程の拘束力を示す半面、MUDというデッキがアーティファクトの塊なだけあって序盤に出してしまうと自分も締まるという使いどころの難しいカードだ。Panther型はカーンや金属細工師等起動型能力を持たない分、積極的に使っていけると言えるか。

ベスト4のこれもデッキ名こそ違えど酷似したリストであるが
http://www.mtgdecks.net/decks/view/25490
上のデッキと比べいくらかやりたいことを詰め込みすぎの感もある。

ベスト4:Slaverless Slaver
http://www.mtgdecks.net/decks/view/25491
かつてはヴィンテージの屑鉄の上に居を構え、覇を唱えたゴブリンの溶接工だが、近年は採用率・支配力ともに大きく衰えた。とはいえ彼の挙動の厄介さ加減は少しも変わっておらず、個人的に注目していたカードである禁忌の錬金術を新たな相棒として戻ってきてくれたのである。というわけでこのデッキはStragetic SlaverならぬAlchemic Slaverと呼ぶべきであろう。溶接工の錬金術!フレーバー的にもぴったりだ。なんと素晴らしい!僕は今、デッキデザイナーへの強い尊敬の念を抑えられずにいる。
でデッキだが直観は入れるべきだろう。
1位はドレッジ。
http://www.mtgdecks.net/decks/view/25411
ドレッジは現在進行形で勢力を拡大しているのか?近年のドレッジは命運縫いをはじめ1~2マナ確保できることを前提としたタイプが増加していたが、このリストはメインでは1マナも必要としないなど比較的Manaless度が高い。
サイドもContaigon、神聖の力線、Mステとマナに頼らない墓地対策対策が揃っている。とはいえ最大の敵・虚空の力線はマナを使わずして対抗することはできず(全カード見ても恭しき沈黙ぐらいで、それにも森という条件がいるため実質マナが必要なのと大して変わらない)、全4枚のエンチャント破壊及び全4枚のマナ供給源(知られざる楽園)を引き当てねばならない。危険すぎるのではと僕には思われるのだが、優勝している以上これで十分カバーできるのだろうか。
なおこのデッキは採用していないが、ドレッジは研究が進んだ結果サイドから黒単にチェンジするというギミックが登場している様子だ。極めて興味深く、警戒に値する。

2位ボンバーマン
http://www.mtgdecks.net/decks/view/25412
アゾリウスのギルド魔道士、翻弄する魔道士などまで投入されており、Fish的な要素も。いっそ、エイヴンの思考検閲者とかも入れてしまっていいのでは?
まあそれはさておき、1回組んでみたら無限マナまでは行けても、使い道がないというシチュエーションがしばしば生じた。デッキの形を崩さずに豊富なマナを活用できるような面白いカードはないだろうか。
知識の渇望がもし解除されたら、一番喜ぶのはこのデッキだろう。

ベスト4GW-Hate
http://www.mtgdecks.net/decks/view/25414
Nullが無いのが非常に気になるが、ともあれ大量に詰め込まれたメタカード群には無言の迫力を感じる。ここまで青をメタるのであればいっその事窒息をメインから入れてしまうのはどうだろうか。確かGENCON2009だかでそんなデッキがベスト8に入賞していたはず。

ベスト8 Bye Oath
http://www.mtgdecks.net/decks/view/25416
檻はそこまで影響力大きくないと思うからまたすぐ会えると思う;;

DKA弱ぇ~

2012年1月24日 TCG全般
6点-常軌を逸したパワーカード達。多くのデッキで使用が当然視される、メタデッキを作り上げた存在である、それの為だけに色をタッチされる、といった力量を備える。殿堂的な枠として定めたので、恐らく今後のセットで6点を得るカードはほぼないだろう。例:Ancestral Recall、Mishra’s Workshop、修繕/Tinker、ヨーグモスの意思/Yawgmoth’s Will

5点-ヴィンテージの主役級のカードであり、メタゲームを変動させうる存在。それを標的とした対策カードを積まれるレベルの影響力、存在感を示す。例:闇の腹心/Dark Confidant、磁石のゴーレム/Lodestone Golem、荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus

4点-特定のデッキで大きな役割を果たすカード。または特定のデッキ相手に致命的な損害を負わすカード。例:Timetwister、ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall、虚空の力線/Leyline of the Void

3点-あるアーキタイプでの使用を検討されうるカード。例:水蓮のコブラ/Lotus Cobra、定業/Preordain、鋼のヘルカイト/Steel Hellkite

2点-あるアーキタイプで使われることはあるが遭遇率は3点のカードより低い割合。サイドボード候補のカード。例:ディミーアの巾着切り/Dimir Cutpurse、鋼の妨害/Steel Sabotage、暗黒破/Darkblast

1点-カードパワーが低くヴィンテージにおいては存在しえないカード。例:赤子捕らえ/Kindercatch


疲労の呪い
2点-法の定めが1マナ重くなった代償に相手のみに作用。これまで法の定めを使っていたデッキFishでは、自分への拘束は大して関係なく、1ターン早く設置できることの方が重要なため、その代役たり得ない。では白系コントロールがストーム対策に使うのは?ダブルシンボルさえ克服できれば、設置直後にバウンスされ、その能力でカウンターできなくなるという法の定めの欠陥を直せると言えるかもしれない。

スレイベンの守護者、サリア
3点-輝きの乗り手を大きく上回る強力なクリーチャー。腹心、瞬唱を一方的に打破できるのは偉い。Noble Fishはピッチスペルを8枚前後採用したデッキであり、動きが鈍るのはやや気になる。Nobleよりクリーチャーの割合が多く、カウンターもないのでマナを立てる必要も無いGW-hateなら最大限活用でき、伝説でありながらも3枚ほど投入するかもしれない。少なくとも1枚だけ入れる分には何のデメリットも無いわけで、活躍が期待できる。

思考掃き
2点-Ray of Erasureと留意/Mental Noteを合わせたような小回りの利くカード。瞬唱のいる今、基本的に自分のライブラリに打ち、相手が教示者で積み込んできたらそれを崩すというような使い方ができる(後者はそうそう都合よくいかないだろうが、無いより大分良い。)

グール樹
2点-ドレッジの別口フィニッシャーとか、マッドネスの秘密兵器とかになるかもしれないぜ、案外

墓掘りの檻
4点-こっちで特集→http://bagupokemon.diarynote.jp/201201180357116237/


<選外>
墓所這い-一瞬良いかなと思ったが、ゾンビをコントロールしている=ドレッジがうまく回っているところで勝利は近く、マナを要求されてまで出す意味はない

松明の悪魔-赤系デッキがMUD対策に使わない事もないかもしれん

ソリン-4マナと現実的なコストだしなかなか強くまとまっているが、ヴィンテージでは遅い。

<感想>既存のカードの下位互換が多く、このセットは弱い。リミテッドのほうを意識していると思われるカードは多いのだが・・・ともあれヴィンテージではサリアと檻以外収穫はないだろう。ソリンはブロック構築~モダンあたりの活躍を祈っている。

墓掘りの檻

2012年1月17日 TCG全般
このメタカードはあまりに露骨すぎ、好きなデザインではない。ともあれ出てしまうからには愚痴を吐くよりも対策を考えることのほうが重要だろう。ヴィンテージでは修繕、ヨーグモスの意志という青デッキ御用達の2大フィニッシャーが影響を蒙る。それからオース、ドレッジ、マッドネスも動きが止まる。

自分が引っかかることなく投入できるデッキといえばMUD、Fishというビートダウンだが、前者には大して入らないと思う。そもそもMUDというのは1,2ターン目で与えられた初手を使って相手を圧迫するのにデッキパワーの9割かけてるデッキなので、墓堀の檻は先を見据え過ぎだ。こんな物を引いた/出したせいで相手にマナ基盤を整えられてしまったら本末転倒である。

一方Fishが使うなら強い。無のロッドで動けなくし、墓掘りの檻で勝てなくするという二段構えは屈強そうに思われる。唯一の難点はこれがクリーチャーでない事か。

という訳で、Oath(デッキの主要部分である5~8枚が封鎖される)やDredge(メイン茶番が大分ぐらつく)にとっては一大事かと思われるが、Tezzeret(デッキの最低3枚、瞬唱入りなら5、6枚程度が封鎖される)には大きな問題ではなく、無限ターンやジェイスに傾ける事で十分適応可能。むしろ以夷制夷にならない事もない、と結論付ける。とはいえ注目カードであることには変わりないので4枚揃えるか。
開発室で作者・クレイマン女史自ら解説してくれるヴィンズのスタンド理論が異常に高レベルでワロタ
ドラゴンも本当弱種族になってしまった。ブレス能力とかくだらないことやってないで、構築で結果出したジュワー島のスフィンクスみたいに強いドラゴンを出してほしい。またはエムラクールのような圧倒的な図体でコンボパーツになるような奴か。

最近で構築LVだったドラゴンと言うと若き群れのドラゴン、捕食者のドラゴンあたりだったろうか?
http://www.morphling.de/top8decks.php?id=1539
http://www.mtg-forum.de/thread-hanau-89550.html?st=15 (独語)

Morphling Cup参加者は95人と、ヴィンテージ大会としてはかなりの規模となった。冬季のヴィンテージ大会として今後も継続されれば、ヴィンテージの普及・進化に繋がると思うので、大変期待している。

1位はTezzeret。
http://www.mtgdecks.net/decks/view/24615
ボブとティアゴを採用した型を今後はインビテーショナルテゼレットと呼ばせてもらうが、アーキタイプから1枚1枚のカードチョイスに至るまで、僕が最強と信ずる構成に良く似ており、これが優勝したのは非常に嬉しい。実際のところインビテーショナルテゼレットはデッキパワーでは現時点の最強デッキで、あとはメタゲームの問題ではないかという風に捉えているのだが・・・

先程似ているといったが、これはメインボードでの話で、サイドを見るとドレッジ対策の6枚を除いて9枚が赤である。赤をメインではほぼ使わないでサイドから大量投入という作戦は今に始まったことではないが、GENCON2011のMeandeck勢がこれを採用して以来、急増したように思われる。ヴィンテージの赤はWelderとサイド用と誰かが言っていた気がするが最近は本当にその通りだ。その9枚を見ると7枚が(主に)対MUD、2枚が対青。一見すると、勢力を弱めているMUDに傾け過ぎのような気もする。だが、青はメインのMステと狼狽の嵐で充分対策されており、MUD戦では無駄カードとなるこれらを抜くためにもMUD対策を入れたと考えれば納得だ。


2位は腹心コントロール。
http://www.mtgdecks.net/decks/view/24616
デッキ名を若干迷ったが、全体としてDark TezzeretからVault-Keyを抜いて巣穴からの総出を入れた感じか。そのため比較的ストームと相性の良さそうなカードを多めにとっている。またメインからビートダウン特にMUDを多少意識したような構成となっているのも特筆に値する。


3位、Demon Oath。
http://www.mtgdecks.net/decks/view/24617
M12のデーモン、ルーン傷の悪魔がオースの新たな選択肢に加えられた。回してみると、このシルバーバレットがとても柔軟性に富むことに気づくだろう。1回目の誘発でサーチしたTime Walkからオースをもう一度誘発し、有毒の蘇生かヨーグモスの意志あたりを取ってキャストする。これだけでパワー6のデーモンで3回攻撃でき、まず相手は死ぬ。しかもオース、Time Walk、蘇生→Time Walkはいずれも2マナでプレイできる、つまりオースさえ設置できたのなら高確率で致死ダメージまで持って行けるということだ。他にも、状況が十分優勢なら勇み足をせずカウンターを持ってくるだけでも優位を固定できるし、Vault-Keyの片割れが引けているならもう一方をサーチしてGG。

長い間、オースが出せるものといえば精々アクローマ程度で、誘発までこぎつけても返しでコンボを決められ死亡という完成度の低いデッキだったが、イオナあたりから状況が変わってきてエムラクール/BSC+ドラゴンの息でついに一撃殺が可能となり、このデーモンで爆発力を抑える代わり、さらに現実的に殺害が可能となった。一時期研究されていた大祖師→厳然たるスフィンクスなどはもはや検討もされないレベルである。オースのように歴史あるデッキでも、新興勢力が続々とフィニッシャー枠を取って代わるあたり、MTGの大きな可能性を感じる。


4位もオース
http://www.mtgdecks.net/decks/view/24618
だが、クリーチャーはBSC、エムラクール、そしてイオナの3体。イオナはドラゴンの息をつけても1撃で殺せないので相性が悪いと言いたいところだが、実際はジェイスを殺せるなど決して無駄ではない。とは言え、1キルに特化していないことやサイドに2枚だけ土地破壊が入っていることなど、どうも中途半端な印象が拭えない。


5,7,8位はドレッジ。
http://www.mtgdecks.net/decks/view/24619
http://www.mtgdecks.net/decks/view/24621
http://www.mtgdecks.net/decks/view/24622
GENCON2011を筆頭に最近はドレッジが台頭してきている。しかしその原因は何かと見てみると、ゼンディカーあたりからリストは全然変わっていない。むしろLeyline破壊を弾けるMステが参入したことで不利になったのではないかと感じるほどである。ならばメタゲーム的な理由となるのだろうが、不利な相手だったMUDが減少した程度で、そこまでドレッジが躍進するとは考えにくい。僕の環境理解度ではドレッジ増加の理由は分からないが、とにかく言えるのは事実としてドレッジが増えており、また上位勢はいずれもドレッジ対策を6枚以上入れ、入念にメタっているということだ。


6位ウェルダーコントロール。
http://www.mtgdecks.net/decks/view/24620
ドロー付アーティファクトとして使いやすい虚無の呪文爆弾をウェルダーで毎ターン起動するというアイディアは秀逸。他にもウェルダーを軸に相性の良い強力なカードを選んでおり、好感が持てる。ただ僕なら嘘か真の代わりに直観を入れてコンボ成立を早める道を選ぶだろう。

Tinker Golemは隔離するタイタン。溶接工と墓地に行かないBSCとは相性が悪く、そのためこの最強Tinker Golemをなかなか採用できないというのがこの系統のデッキの悩み所か。


感想 ベスト8にTendrils0、Workshop0。ヴィンテージも変わるものだ。今後はオース、ドレッジに対して警戒を強めた方がいいかもしれない。
December 2011 Top 15
Vintage (13 events)

1. Force of Will (295)
2. Mental Misstep (165)
3. Underground Sea (160)
4. Leyline of the Void (141)
5. Wasteland (123)
6. Mana Drain (117)
7. Polluted Delta (112)
8. Scalding Tarn (111)
9. Nature’s Claim (97)
10. Flusterstorm (95)
11. Misty Rainforest (95)
12. Tropical Island (93)
13. Hurkyl’s Recall (92)
14. Black Lotus (89)
15. Mox Sapphire (86)

FoW1位は押しも押されもしないランクとして、MステがUGSを僅差で抑え2位に。これにはティアゴの躍進、MUDがやや勢力減、などが理由だと思う。非青デッキでも投入できるのも大きく、現にこれを採用したGW-hateデックも存在する。

あとFlusterstormが10位にまで来たのも注目。
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/darkascension/cig#

現時点では絡み根の霊・信仰無き物あさり・墓所這いが重要か。
窮地はなかなか面白そうな能力。
全然関係ないけどDIOってヌケサクを棺桶に入れるとか変なパフォーマンスやってないで承太郎の頭ブチ抜いてれば勝ってたよね
パーティ:
ゆうしゃ Lv1
Eいなずまのけん、やいばのよろい、ドラゴンシールド、オルテガのかぶと、ほしふるうでわ
+すばやさのたね9、ラックのたね4
HP40、こうげき力96、しゅび力152

そうりょ Lv8
Eゾンビキラー、まほうのよろい、まほうのたて、とんがりぼうし、しっぷうのバンダナ
HP108、こうげき力84、しゅび力105

せんし Lv2
Eゾンビキラー、まほうのよろい、ドラゴンシールド、てっかめん、はやてのリング
HP67、こうげき力79、しゅび力105

せんし Lv2
Eゾンビキラー、まほうのよろい、ドラゴンシールド、てっかめん、ごうけつのうでわ
HP65、こうげき力97、しゅび力108

戦法:全員ねむりのつえを所持し、スサノオよろしく眠らせて殺す。1ターン目に眠らなければリセット、眠ったらピオリムを連打、起きても勇僧戦の3人で先制催眠できるようにしておく。状況が安定したらマヌーサ・ルカニを通して袋叩きにする。

感想:命の木の実・力の種を誰に使おうか少し悩んだので、雰囲気を掴むためにとチャレンジしたのだが・・・、1ターン目に勇者がねむりのつえを使用したところあっさり眠ってしまい、会心が数回出るなど幸運もあって1発で勝利してしまった。受けたダメージは火炎の息3発分のみ、1人も欠かないどころか戦闘終了時枠が黄色になったキャラすらいなかった。ボスが補助系に耐性が無いとこういう有様になってしまう。
今大会の真っ最中だろうか。気になる。
パーティ:
ゆうしゃ Lv1
Eゾンビキラー、だいちのよろい、ふうじんのたて、オルテガのかぶと、ほしふるうでわ
+いのちのきのみ10、ちからのたね15、すばやさのたね9、ラックのたね4
HP90、こうげき力124、しゅび力150

せんし Lv2
Eゾンビキラー、まほうのよろい、ドラゴンシールド、てっかめん、いしのかつら
HP67、こうげき力79、しゅび力113

そうりょ Lv8
Eゾンビキラー、まほうのよろい、まほうのたて、とんがりぼうし、はやてのリング
HP104、こうげき力83、しゅび力98

まほうつかい Lv4
Eりりょくのつえ、みかわしのふく、まほうのたて、ぎんのかみかざり、はやてのリング
+ふしぎなきのみ4
HP54、こうげき力71、しゅび力80

戦法:とにかく魔法使いのスカラに尽きる。これで全員を固めてひたすら攻撃する。痛恨は怖いものの、魔法使い除く3人は通常攻撃によって誤差程度のダメージしか食らわないため、全員がやられない限りは大丈夫。ルカニがかかれば1ターンに150近く与えられ、戦線を構築しきった後はかなりスピーディーな戦闘が楽しめる。ルカナンはまふうじのつえで止め、1ターン目にかかってしまったものは装備変更技で無効化する。

感想:成功時は危ないと感じたキャラを防御させるなどの勘がうまく当たり、魔法使いが序盤で死ぬもののすぐさま世界樹の葉で蘇生、他は大きな困難もなく固めきれた。後半勇者に痛恨が来るが、勇者はすでに相当のダメージを与えてくれており、残り3人で押し込むことができた。


なお低レベルクリアというと探索なども低レベルパーティで行わねばならない。僕は低レベルパーティーで行うのはあくまでボス戦のみとしているのでこれは誤解を招くと考え、表題を変更した。

プレイ条件:ドラクエ123wii SFCドラクエ3。バグ技・改造禁止。ボス戦中の中断セーブ禁止。雑魚敵を倒しての種入手禁止。ボス撃破後はリセットして別な高レベルパーティで攻略し直す。

中断セーブ例:〇高レベルパーティで双六中にセーブし、欲しい目が出るまでリセットする。
〇ボス攻略用の低レベルパーティの成長吟味に中断セーブを使用する。
×ボス戦1ターン目にラリホーを唱え、成功したところで中断セーブする。
戦士2、勇者1、僧侶8、魔法4で行ってる。スカラを張った勇者がルカニで守備力0にしたボストロールとタイマンという図に持ち込みたいのだが、その状態まで行けても
・与ダメ70前後(22ターン位かかる)vs被ダメ20前後(回復なしでは5ターンで倒される)
・守備力無視の痛恨
とかなり難しい。

勇者以外は壁・ルカニ・スカラの目的を達成した後は死んでいいと考えていたが、これが違うのかもしれない。つまり、全員はやてのリング(又、星降る腕輪)を装備して守備力を上げ、ピオリムを打って先制できるようにした方がいいのかもしれない。

あと般若の面をどう使うかも検討が必要だ。

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