http://magic.wizards.com/en/gameinfo/products/magiconline/decklists
http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/vintage-daily-2015-02-22
http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/vintage-daily-2015-02-21
僧院の導師は前例のない高クロックを持つクリーチャーで,相手が無抵抗とすれば返しのターンには10点前後を奪い,2ターン後には勝ってしまう.
さて,上URLのVintage Dailyでは,両日とも僧院の導師デッキが3人ずつ入賞しており,その影響力の大きさがわかる.小細工なしに強いタイプの卡であるため使われ方も広く,元々色の合う石鍛冶は積極的に取り入れているし,Delverで従来若き紅蓮術士がいた枠にそのまま入り込んでいるデッキもある.コントロールでの攻防一体のフィニッシャーとしての使われ方もあり,これはメロクを思い起こさせる.結局クロックパーミッションに定住して動くことのなかった若き紅蓮術士とは一線を画する現象だ.
おそらくVaultにも問題なく入るだろう(UNRESTRICTGIFTS氏は既に併用している).従来Vaultは青黒を貴重として赤か緑,または双方をタッチするのが殆どだったが,これを機にエスパー色も研究されてくるのではないかと思われる.その場合,同コストで役割が被る修繕は抜けていくだろう.
このまま導師が使われ続けるようなら,睨み合いから一挙に畳み掛ける力を持つ妄信的迫害がヴィンテージにも出現するかもしれない.
http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/vintage-daily-2015-02-22
http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/vintage-daily-2015-02-21
僧院の導師は前例のない高クロックを持つクリーチャーで,相手が無抵抗とすれば返しのターンには10点前後を奪い,2ターン後には勝ってしまう.
さて,上URLのVintage Dailyでは,両日とも僧院の導師デッキが3人ずつ入賞しており,その影響力の大きさがわかる.小細工なしに強いタイプの卡であるため使われ方も広く,元々色の合う石鍛冶は積極的に取り入れているし,Delverで従来若き紅蓮術士がいた枠にそのまま入り込んでいるデッキもある.コントロールでの攻防一体のフィニッシャーとしての使われ方もあり,これはメロクを思い起こさせる.結局クロックパーミッションに定住して動くことのなかった若き紅蓮術士とは一線を画する現象だ.
おそらくVaultにも問題なく入るだろう(UNRESTRICTGIFTS氏は既に併用している).従来Vaultは青黒を貴重として赤か緑,または双方をタッチするのが殆どだったが,これを機にエスパー色も研究されてくるのではないかと思われる.その場合,同コストで役割が被る修繕は抜けていくだろう.
このまま導師が使われ続けるようなら,睨み合いから一挙に畳み掛ける力を持つ妄信的迫害がヴィンテージにも出現するかもしれない.
ALAとヴィンテージ
2015年2月22日 TCG全般エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist
1点ー標準的スペックとそこそこ高いロック力で,昔はよく採用された.白ウィニーやGW-Hateはもちろん,カウンターとの相性を買われてのNoble Fishでの採用例もある.ただMoxen連打からの致命的呪文に対応できない弱点があり,それも抑えられるサリアの登場後は数を減らしていった.
命運縫い/Fatestitcher
3点ーBazaarを起こしながら戦慄の復活の種になる器用さで,マナドレッジでは必ずと言っていいほどお呼びがかかるクリーチャー.長らくヴィンテージ専用の感があったが,ジェスカイの隆盛の登場によりモダン・レガシーにも蘇りつつある(が,巡航探索の規制によってターンは終わりを告げたようだ)
求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker
4点ーTime Vault裁定変更と同時期に出たことで5マナの1枚コンボを実現し,Tezzeret’s Vaultを成立させた卡である.その後,MUDの攻勢やクリーチャーデッキの増加に伴って弱い部分が目立つようになり,ジェイスに取って代わられてデッキの呼び名もVault Controlへと次第に移っていったが,彼を主役に据えたTurboTezzが構築されたことで復権.結局TurboTezzはさほど伸びなかったものの,今になってTurboTezzをさらに先鋭化させたデッキとも言える,青単ベルチャーでの採用が生まれつつある.この他,Vault Controlに1枚ほど投入される形も珍しくないため,4点とした.
むかつき/Ad Nauseam
1点ー登場時,ANTはヴィンテージより神秘の教示者が4枚可能なレガシーの方が強いと言われたものだった.その後2つのB/R改訂が起こった,即ちレガシー/神秘の教示者禁止,ヴィンテージ/燃え立つ願い解除である.これによって両フォーマット間の,CMC軽減性能差は大幅に縮められたはずだが,ヴィンテージでANTが流行したとの報はいまだ聞かれない.
大祖始の遺産/Relic of Progenitus
4点ードロー付きの墓地対策.黒が出るなら虚無の呪文爆弾の方が強いが,それ以外のデッキ,特にMUDにとっては重要なサイド要員.また第一のモードは探査に対して強く,KTK以降勢威を高めた卡でもある.
この他潮の虚ろの漕ぎ手,死者の鏡あたりも僅かな利用が見られるが,ここに取り上げるほどではないかと思われる.
1点ー標準的スペックとそこそこ高いロック力で,昔はよく採用された.白ウィニーやGW-Hateはもちろん,カウンターとの相性を買われてのNoble Fishでの採用例もある.ただMoxen連打からの致命的呪文に対応できない弱点があり,それも抑えられるサリアの登場後は数を減らしていった.
命運縫い/Fatestitcher
3点ーBazaarを起こしながら戦慄の復活の種になる器用さで,マナドレッジでは必ずと言っていいほどお呼びがかかるクリーチャー.長らくヴィンテージ専用の感があったが,ジェスカイの隆盛の登場によりモダン・レガシーにも蘇りつつある(が,巡航探索の規制によってターンは終わりを告げたようだ)
求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker
4点ーTime Vault裁定変更と同時期に出たことで5マナの1枚コンボを実現し,Tezzeret’s Vaultを成立させた卡である.その後,MUDの攻勢やクリーチャーデッキの増加に伴って弱い部分が目立つようになり,ジェイスに取って代わられてデッキの呼び名もVault Controlへと次第に移っていったが,彼を主役に据えたTurboTezzが構築されたことで復権.結局TurboTezzはさほど伸びなかったものの,今になってTurboTezzをさらに先鋭化させたデッキとも言える,青単ベルチャーでの採用が生まれつつある.この他,Vault Controlに1枚ほど投入される形も珍しくないため,4点とした.
むかつき/Ad Nauseam
1点ー登場時,ANTはヴィンテージより神秘の教示者が4枚可能なレガシーの方が強いと言われたものだった.その後2つのB/R改訂が起こった,即ちレガシー/神秘の教示者禁止,ヴィンテージ/燃え立つ願い解除である.これによって両フォーマット間の,CMC軽減性能差は大幅に縮められたはずだが,ヴィンテージでANTが流行したとの報はいまだ聞かれない.
大祖始の遺産/Relic of Progenitus
4点ードロー付きの墓地対策.黒が出るなら虚無の呪文爆弾の方が強いが,それ以外のデッキ,特にMUDにとっては重要なサイド要員.また第一のモードは探査に対して強く,KTK以降勢威を高めた卡でもある.
この他潮の虚ろの漕ぎ手,死者の鏡あたりも僅かな利用が見られるが,ここに取り上げるほどではないかと思われる.
6点ー霧深い雨林 沸騰する小湖探検の地図は青単ベルチャーの発展次第で昇格の可能性が出てきた.
5点ー精神を刻む者、ジェイス 磁石のゴーレム 荒廃鋼の巨像 狼狽の嵐 瞬唱の魔道士 秘密を掘り下げる者 墓掘りの檻 死儀礼のシャーマン ダク・フェイデン 新緑の地下墓地 乾燥台地 湿地の干潟
4点ー求道者テゼレット 大祖始の遺産 自然の要求 石鍛冶の神秘家 カルドーサの鍛冶場主 鋼の妨害 ファイレクシアの破棄者 精神的つまづき ファイレクシアの変形者 グリセルブランド 魂の洞窟 突然の衰微 マナの合流点 精神壊しの罠 呪文貫き 恐血鬼 貪欲な罠 クァーサルの群れ魔道士
3点ー命運縫い 引き裂かれし永劫、エムラクール 神聖の力線 定業 レオニンの裁き人 ワームとぐろエンジン マイアの戦闘球 虚無の呪文爆弾 漸増爆弾 オパールのモックス ギタクシア派の調査 四肢切断 頭蓋の摘出 有毒の蘇生 殴打頭蓋 埋没した廃墟 トレストの密偵長、エドリック 漁る軟泥 石のような静寂 記憶の旅 ヴェールのリリアナ 研究室の偏執狂 スレイベンの守護者、サリア 空召喚士、ターランド 概念泥棒 白鳥の歌 真の名の宿敵 毒の濁流 迷宮の霊魂
2点ー闘争の学び手 太陽のタイタン 鋼の監視者 ダークスティールの巨大戦車 レオニンの遺物囲い ボーラスの工作員、テゼレット 聖別されたスフィンクス 緑の太陽の頂点 大修道士、エリシュ・ノーン 堂々たる撤廃者 ルーン傷の悪魔 修復の天使 全知 ラル・ザレック 議会の採決 吸血鬼の呪詛術士 水蓮のコブラ 探検の地図 大渦の脈動 鋼の風のスフィンクス
どれも残当ではあるのだが,中でも将来性があるのはジュウドウズではないか.一番駄目だったのは絵で,単純に画力が足りないのもあるが画風も正直汚く見えてしまう.少なくとも今ウケる絵柄ではなかろう.だが,これは後天的にある程度変える余地がある部分だ.松井先生もネウロからの度肝を抜く構図といった持ち味は保ちつつ,暗殺教室では女キャラを今風に可愛く描くようになっており,あの通りの成功を収めている.あと,題材が火ノ丸相撲とだいぶ被っていたのも痛い.火ノ丸相撲が競技の迫力や競技者の凄味といったものをこれでもかと言うほど突きつけてくる作風なので,比べてしまうとどうしても見劣りする.そういえば前回もギャグ漫画過多の時期にギャグを持ち込んでおり,不運なのかも知れないが,群雄割拠の中でも首位に出るくらいの奮起を期待したいところである.
【祝】「後だしじゃんけんは、もう止めよう」 運命再編版 1位!!【勝】
2015年2月19日 TCG全般さっきタシグルの記事を書いたのに追記.
ヴィンテージのタシグルは,ビートダウン全般に対するBig Blueの壁兼フィニッシャーとして非常に優秀であり,この役割が第一義的になるのではないだろうか.
まず(5)(B)探査が非常に良いコスト設定だ.早ければ2ターン目に出すことができる軽さを実現するだけでなく,額面上の重さが有効に働き,虚空の杯,呪文嵌め,Mステ,突然の衰微といったコスト参照の妨害を全て回避する.そして探査によってコスト増加(三なる宝球でさえも)にも対抗できる.これらは基本的にビートダウンが好んで仕掛ける戦略であることに注目したい.
そして4/5も頼もしいサイズであり,環境のクリーチャーの大多数は2/2かそこらであるため一蹴でき,逆に一方的に倒される相手はそれこそ修繕やオースから出てくるような連中しかない.では互角の戦闘力のクリーチャーはというと,磁石のゴーレムとタルモゴイフの2体が挙げられる.だが,今回の考察では,Big Blueにおける壁としての運用を想定していることを考えれば,タシグルはこの二者に対し有利である.まず磁石のゴーレムの場合,戦えば相討ちとなるが,コスト増加が緩んでしまうことを嫌った相手はまず殴ってはこない.かくして膠着状態に持ち込め,壁としての役目が達成される.タルモゴイフの場合,探査によって墓地の基本4種以外を除外してしまえば相手も4/5に縮められるので,やはり攻撃は無意味なものとなる(ただし相手の墓地にLotusでも落ちていたらこの計算は失敗するし,タシグルの能力を起動しづらくなるのも確かだ.こちらは微妙かも.)
起動型能力に細工するのは残念ながら困難であり,Big Blueの同型なら単純に手数を増やす目的で使うだけでも十分強いが,ビートダウン相手となると卡の質の上下が激しくなり,さほど強力な能力ではなくなってしまう.例えば,魂の洞窟をセットしてあるところにカウンターが戻ってくるといった具合だ.考えなしに起動しまくるのは,勝利手段の喪失につながりかねないのでお勧めできない.もちろん,ダクの+1を強化する・他の探査呪文に充てるといった,具体的な利用プランがあるならこの限りではない.
タシグルをヴィンテージで使うと,Moxを拾われてしまうのがマイナスみたいな事を以前書いたかもしれないが,この状況ならばMoxはむしろ欲しいのでデメリットではないと思うようになった.起動に4マナは結構重いため,自分のターン中にも何かしたいとか,カウンターした後でも起動したいとか,マナが欲しい事情はいくらでもあるし,第一,8マナに届けば2回起動できるようにもなる.そして,土地と違ってMoxは高々数枚であり,能力をスポイルする危険もない.
ヴィンテージのタシグルは,ビートダウン全般に対するBig Blueの壁兼フィニッシャーとして非常に優秀であり,この役割が第一義的になるのではないだろうか.
まず(5)(B)探査が非常に良いコスト設定だ.早ければ2ターン目に出すことができる軽さを実現するだけでなく,額面上の重さが有効に働き,虚空の杯,呪文嵌め,Mステ,突然の衰微といったコスト参照の妨害を全て回避する.そして探査によってコスト増加(三なる宝球でさえも)にも対抗できる.これらは基本的にビートダウンが好んで仕掛ける戦略であることに注目したい.
そして4/5も頼もしいサイズであり,環境のクリーチャーの大多数は2/2かそこらであるため一蹴でき,逆に一方的に倒される相手はそれこそ修繕やオースから出てくるような連中しかない.では互角の戦闘力のクリーチャーはというと,磁石のゴーレムとタルモゴイフの2体が挙げられる.だが,今回の考察では,Big Blueにおける壁としての運用を想定していることを考えれば,タシグルはこの二者に対し有利である.まず磁石のゴーレムの場合,戦えば相討ちとなるが,コスト増加が緩んでしまうことを嫌った相手はまず殴ってはこない.かくして膠着状態に持ち込め,壁としての役目が達成される.タルモゴイフの場合,探査によって墓地の基本4種以外を除外してしまえば相手も4/5に縮められるので,やはり攻撃は無意味なものとなる(ただし相手の墓地にLotusでも落ちていたらこの計算は失敗するし,タシグルの能力を起動しづらくなるのも確かだ.こちらは微妙かも.)
起動型能力に細工するのは残念ながら困難であり,Big Blueの同型なら単純に手数を増やす目的で使うだけでも十分強いが,ビートダウン相手となると卡の質の上下が激しくなり,さほど強力な能力ではなくなってしまう.例えば,魂の洞窟をセットしてあるところにカウンターが戻ってくるといった具合だ.考えなしに起動しまくるのは,勝利手段の喪失につながりかねないのでお勧めできない.もちろん,ダクの+1を強化する・他の探査呪文に充てるといった,具体的な利用プランがあるならこの限りではない.
タシグルをヴィンテージで使うと,Moxを拾われてしまうのがマイナスみたいな事を以前書いたかもしれないが,この状況ならばMoxはむしろ欲しいのでデメリットではないと思うようになった.起動に4マナは結構重いため,自分のターン中にも何かしたいとか,カウンターした後でも起動したいとか,マナが欲しい事情はいくらでもあるし,第一,8マナに届けば2回起動できるようにもなる.そして,土地と違ってMoxは高々数枚であり,能力をスポイルする危険もない.
CONとヴィンテージ
2015年2月17日 TCG全般流刑への道/Path to Exile
3点ーオールラウンダー呪文の1枚であり,レオニンの裁き人や思考検閲者とのシナジーも強力.ヴィンテージの場合基本土地0枚のMUDやドレッジ(これ相手に単体除去がどこまで役に立つかは疑問だが)といったデッキが幅を利かせているため,さらに評価が上がる.最近は白のロック系ビートダウンに元気がないので3点としたが,GW-Hateや白ウィニーが多かった時期なら4点の中堅くらいまでは行った.
エスパーゾア/Esperzoa
1点ーヴィンテージではMoxを戻せるため,バウンス能力がマイナスに作用する可能性はゼロに近い.からみつく鉄線を戻して永久に拘束するなど青スタックスなどでは割と使われるが,このアーキタイプ自体が絶滅の危機に瀕し・・・いや,はっきり言えば絶滅している.
墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan
3点ーダークスティールの巨像/Darksteel Colossusに比べ,攻撃回数1回増と引き換えに大幅な除去耐性,回避能力,そして手札に来てもFoWでピッチできる融通性までも得たTinker Golem.一時はGolem競争で最有力となったが,直後のARBから鋼の風のスフィンクス,2年後のSOMブロックではBSCと戦闘球とライバルが続々と追加.この中でダメージレースに一番弱いことが響き,現在は三番手か.
アーティファクト対策のほうからリバイアサンの来し方を振り返ると,ターニングポイントが2つあるようだ.まず1つはファイレクシアの変形者,これはTinker Golemすべてにとっての天敵であることはもちろんだが,特にこのリバイアサンの場合渡るべき島がないMUDが元々苦手の上,コピーされると一方的に渡られる屈辱を舐めることになる.次がダク・フェイデンで,この盗賊PWを無視できるばかりか確実に攻撃できるのは大きい.僕自身の感触でも,CNS以降やや持ち直したように映る.
練達の変成者/Master Transmuter
0点ー卡名,イラスト,能力全てが好きな卡.回り出したときのトリッキーさはヴィンテージレベルだとの確信に変わりはない.だがこの手の御多分にもれず回るまでが大変で
あり,重いばかりかアーティファクト・クリーチャーのタフネス2とひたすら脆い.一応Mishra’s Workshop+Uで出るので青スタックスを作るなら候補になるが,その顛末は上に述べた通りである.それでも稲妻のすね当てや千年霊薬をはじめバックアップ手段は色々あり,出し入れする対象としてもトリスケリオン,イシュ・サーの背骨などなどバリエーション豊かである.まだチャンスはあると信じたいところだが...
火山の流弾/Volcanic Fallout
0点ー全体除去でもかなり上位に入る強さだが,赤のダブルシンボルはかなりきつく,ヴィンテージでは意外なほど採用されていない.マナ拘束をとらず,カウンターが多いUR Delverの対策になるかと思われたが,それも無かった.
貴族の教主/Noble Hierarch
4点ーアーティファクト尽くしのヴィンテージにおいて,それら全てを封殺する無のロッドはいつでも最強の一角だ.しかし,見方によってはMoxを封じることでマナを1ターンに1枚の土地だけに戻すルール制定卡とも言える.そうすると無のロッドに縛られないマナクリーチャーを出すことで1ターン分の先行が確定するので,あとはクロックを出しながらその1マナで相手の呪文を打ち消していけば早晩削りきれる計算になる.教主の場合さらに,クロックに1点ずつ上乗せしてくれるのだから完璧だ.全盛期は5点下位くらいの力があったが,Noble Fishは衰退し・GW-Hateはアブザンカラーが多くなった.そして,そこでは教主よりも死儀礼が優先される.
聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
2点ーフェッチランドと不毛の大地,地平線の梢と組むことで,アドバンテージを得つつどんどん成長していく騎士.ただし3マナで返しのターンまでプレッシャーを掛けられないのはやや重く,GW系でも固定パーツとまではいかないので2点に.
3点ーオールラウンダー呪文の1枚であり,レオニンの裁き人や思考検閲者とのシナジーも強力.ヴィンテージの場合基本土地0枚のMUDやドレッジ(これ相手に単体除去がどこまで役に立つかは疑問だが)といったデッキが幅を利かせているため,さらに評価が上がる.最近は白のロック系ビートダウンに元気がないので3点としたが,GW-Hateや白ウィニーが多かった時期なら4点の中堅くらいまでは行った.
エスパーゾア/Esperzoa
1点ーヴィンテージではMoxを戻せるため,バウンス能力がマイナスに作用する可能性はゼロに近い.からみつく鉄線を戻して永久に拘束するなど青スタックスなどでは割と使われるが,このアーキタイプ自体が絶滅の危機に瀕し・・・いや,はっきり言えば絶滅している.
墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan
3点ーダークスティールの巨像/Darksteel Colossusに比べ,攻撃回数1回増と引き換えに大幅な除去耐性,回避能力,そして手札に来てもFoWでピッチできる融通性までも得たTinker Golem.一時はGolem競争で最有力となったが,直後のARBから鋼の風のスフィンクス,2年後のSOMブロックではBSCと戦闘球とライバルが続々と追加.この中でダメージレースに一番弱いことが響き,現在は三番手か.
アーティファクト対策のほうからリバイアサンの来し方を振り返ると,ターニングポイントが2つあるようだ.まず1つはファイレクシアの変形者,これはTinker Golemすべてにとっての天敵であることはもちろんだが,特にこのリバイアサンの場合渡るべき島がないMUDが元々苦手の上,コピーされると一方的に渡られる屈辱を舐めることになる.次がダク・フェイデンで,この盗賊PWを無視できるばかりか確実に攻撃できるのは大きい.僕自身の感触でも,CNS以降やや持ち直したように映る.
練達の変成者/Master Transmuter
0点ー卡名,イラスト,能力全てが好きな卡.回り出したときのトリッキーさはヴィンテージレベルだとの確信に変わりはない.だがこの手の御多分にもれず回るまでが大変で
あり,重いばかりかアーティファクト・クリーチャーのタフネス2とひたすら脆い.一応Mishra’s Workshop+Uで出るので青スタックスを作るなら候補になるが,その顛末は上に述べた通りである.それでも稲妻のすね当てや千年霊薬をはじめバックアップ手段は色々あり,出し入れする対象としてもトリスケリオン,イシュ・サーの背骨などなどバリエーション豊かである.まだチャンスはあると信じたいところだが...
火山の流弾/Volcanic Fallout
0点ー全体除去でもかなり上位に入る強さだが,赤のダブルシンボルはかなりきつく,ヴィンテージでは意外なほど採用されていない.マナ拘束をとらず,カウンターが多いUR Delverの対策になるかと思われたが,それも無かった.
貴族の教主/Noble Hierarch
4点ーアーティファクト尽くしのヴィンテージにおいて,それら全てを封殺する無のロッドはいつでも最強の一角だ.しかし,見方によってはMoxを封じることでマナを1ターンに1枚の土地だけに戻すルール制定卡とも言える.そうすると無のロッドに縛られないマナクリーチャーを出すことで1ターン分の先行が確定するので,あとはクロックを出しながらその1マナで相手の呪文を打ち消していけば早晩削りきれる計算になる.教主の場合さらに,クロックに1点ずつ上乗せしてくれるのだから完璧だ.全盛期は5点下位くらいの力があったが,Noble Fishは衰退し・GW-Hateはアブザンカラーが多くなった.そして,そこでは教主よりも死儀礼が優先される.
聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
2点ーフェッチランドと不毛の大地,地平線の梢と組むことで,アドバンテージを得つつどんどん成長していく騎士.ただし3マナで返しのターンまでプレッシャーを掛けられないのはやや重く,GW系でも固定パーツとまではいかないので2点に.
Kai Buddeのヴィンテージデッキ
2015年2月16日 TCG全般http://magic.wizards.com/en/MTGO/articles/archive/vintage-super-league-season-2-decklists-2015-01-28
Planeswalker (1)メイン電謀はメタゲーム的選択.残り9人中3人がDelverなので正解と思われる.それにしてもVSLのデッキ構築はどういうルールなのだろうか(お互い,相手のデッキをどの程度把握しているか等)
1 Dack Fayden
Creature (7)
3 Delver of Secrets
4 Young Pyromancer
Sorcery (10)
3 Gitaxian Probe
1 Ponder
4 Preordain
1 Time Walk
1 Treasure Cruise
Instant (25)
2 Dig Through Time
1 Ancestral Recall
1 Brainstorm
1 Electrickery
1 Fire // Ice
1 Flusterstorm
4 Force of Will
3 Gush
3 Lightning Bolt
4 Mental Misstep
2 Pyroblast
1 Repeal
1 Spell Pierce
Artifact (3)
1 Black Lotus
1 Mox Ruby
1 Mox Sapphire
Land (14)
2 Island
3 Polluted Delta
4 Scalding Tarn
1 Strip Mine
1 Tropical Island
3 Volcanic Island
60 Cards
Sideboard (15)
1 Flusterstorm
2 Ancient Grudge
4 Grafdigger’s Cage
4 Ingot Chewer
1 Mountain
1 Null Rod
2 Tormod’s Crypt
ARBとヴィンテージ
2015年2月11日 TCG全般6点-常軌を逸した強卡達.多くのデッキで使用が当然視される,メタデッキを作り上げた存在である,それの為だけに色をタッチされる,といった力量を備える.殿堂的な枠として定めたので,恐らく今後のセットで6点を得る卡はほぼないだろう.血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
例:Force of Will,ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will,Mishra’s Workshop
5点-ヴィンテージの主役級の卡であり,メタゲームを変動させうる存在.それを標的とした対策卡を積まれるレベルの影響力,存在感を示す.
例:狼狽の嵐/Flusterstorm,ダク・フェイデン/Dack Fayden,若き紅蓮術士/Young Pyromancer,磁石のゴーレム/Lodestone Golem
4点-特定のデッキで大きな役割を果たす卡.または特定のデッキ相手に致命的な損害を負わせる卡.
例:石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic,突然の衰微/Abrupt Decay,ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker,虚空の力線/Leyline of the Void
3点-あるアーキタイプでの使用を検討される卡.
例:白鳥の歌/Swan Song,トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest,四肢切断/Dismember,ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine
2点-あるアーキタイプで使われることはあるが遭遇率は3点より低い.サイドボード候補卡.
例:太陽のタイタン/Sun Titan,議会の採決/Council’s Judgment,狡猾な願い/Cunning Wish
1点ー可能性もないことはない.
例:巨大化/Giant Growth
0点-卡力が低くヴィンテージにおいては存在しえない卡.
例:島魚ジャスコニアス/Island Fish Jasconius
1点ー彼女が率いるジャンドはアラーラ期のスタンダードを支配するに留まらずレガシーにも大きな影響を与え,モダンでは血編み髪と死儀礼を禁止する事態になった.だがヴィンテージでは全く結果を出せていないのが実情だ.やはり一定確率でMoxを踏むのをどうしても避けられない.あと,MUDの仕掛けるコスト増加に弱い.
クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
4点ーおそらくヴィンテージにおける白緑最強卡であり,コモンでありながら600円の高額卡.これはデルバーと同レベルである.軽さ,3/3の戦闘力,先置きによる確実性など,どこをとってもソツがない.Noble FishとGW-Hateの主力として実績も多々あるが,最近は緑白系が少なくなっているので一時期ほどは見ない.4点上位から下位に移ったかなという感触.
大渦の脈動/Maelstrom Pulse
2点ー卡力で圧倒的な開きを持つ突然の衰微が出て以降はそっちを使うのが普通になってしまったが,脈動は脈動でトークンを一掃できる長所がある.UR Delverにはこっちの方が強く,Eternal Weekend 2014優勝デッキに触発されたのもあってか最近は少し増えている.しかし巡航は規制され,UR Delverも数を減らした今,この傾向がこのまま続くかは疑問.
鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind
2点ー現在Tinker Golemの有力者は4人いる.攻撃力のBSC・耐久性のリバイアサン・アドバンテージの戦闘球.そしてダメージレースで大差1位がこの鋼の風のスフィンクスだ.しかし,残念ながら,この競争で最も不利な立場にあるもこのスフィンクスのようだ.確かに修繕を通すところまでこぎつけても,それまでのダメージ蓄積がひどく睨み合いになってしまい,やがて相手が除去か追加のクリーチャーを引いて押し切られた...といったゲームも起こらないではない,しかしそれはあくまで例外的なケースであり,スフィンクスはニッチな存在なのだ.だが,ニッチとは不要とは違う.現にUR Delver真っ盛りの数ヶ月は少しばかり復権した印象があった.今後,トークンデッキが再び覇権を握ったり,デルバーのような飛行持ちが急増したりした場合,スフィンクスにお呼びがかかることもあるだろう.
6点ー霧深い雨林 沸騰する小湖
5点ー精神を刻む者、ジェイス 磁石のゴーレム 荒廃鋼の巨像 狼狽の嵐 瞬唱の魔道士 秘密を掘り下げる者 墓掘りの檻 死儀礼のシャーマン ダク・フェイデン 新緑の地下墓地 乾燥台地 湿地の干潟
4点ー自然の要求 石鍛冶の神秘家 カルドーサの鍛冶場主 鋼の妨害 ファイレクシアの破棄者 精神的つまづき ファイレクシアの変形者 グリセルブランド 魂の洞窟 突然の衰微 マナの合流点 精神壊しの罠 呪文貫き 恐血鬼 貪欲な罠 クァーサルの群れ魔道士
3点ー引き裂かれし永劫、エムラクール 神聖の力線 定業 レオニンの裁き人 ワームとぐろエンジン マイアの戦闘球 虚無の呪文爆弾 漸増爆弾 オパールのモックス ギタクシア派の調査 四肢切断 頭蓋の摘出 有毒の蘇生 殴打頭蓋 埋没した廃墟 トレストの密偵長、エドリック 漁る軟泥 石のような静寂 記憶の旅 ヴェールのリリアナ 研究室の偏執狂 スレイベンの守護者、サリア 空召喚士、ターランド 概念泥棒 白鳥の歌 真の名の宿敵 毒の濁流 迷宮の霊魂
2点ー闘争の学び手 太陽のタイタン 鋼の監視者 ダークスティールの巨大戦車 レオニンの遺物囲い ボーラスの工作員、テゼレット 聖別されたスフィンクス 緑の太陽の頂点 大修道士、エリシュ・ノーン 堂々たる撤廃者 ルーン傷の悪魔 修復の天使 全知 ラル・ザレック 議会の採決 吸血鬼の呪詛術士 水蓮のコブラ 探検の地図 大渦の脈動 鋼の風のスフィンクス
ヴィンテージ大会感想:LCV 2015
2015年2月11日 TCG全般http://www.themanadrain.com/index.php?topic=47131.0
前回の記事とは大会名が似ているが別物なので注意.
優勝はKuldotha MUD.カルドーサから隔離するタイタンを出すことを勝ちパターンとしており,この動きはヴィンテージでも上位に来る制圧力を誇る.MUDに従来なかったインスタントタイミングの行動を起こせるためアーティファクト対策への抵抗力が高く,応用力も持つが,カルドーサ自体は5マナもかけて拘束には寄与せず,アーティファクト3つ生け贄の瞬間にロックが緩んでしまうなど,隙もある.カルドーサの起動を完璧なタイミングで行うにはルール・環境双方への造詣が求められ,MUDの中では上級者向けのデッキだと思う.
ここ3ヶ月ほどのUR Delverの嵐により,MUDもトリスケリオンやワームとぐろエンジン,さらに露骨な例では伝染病エンジンといった対策を講じていたが,このデッキではまったく意識されていない.メインに2枚の強制の門など,Big Blue系統に目が向いているように見える.そしてTOP8を見ればこのメタ読みは正解だったようだ(LCVは参加者37人との事なので,これだけで決めては尚早かもしれないが.)
あと注目はベスト8のギフトテゼレットだろうか.Vault-Key以外にコンボのないところにギフト4枚はいささか面食らったが...ただ有毒の蘇生は本当に強い卡なので,けち数枚にプラスしてこれ1枚を入れるだけの適当な構築でもある程度形になってしまうとは言えるかもしれない.
考えてたグリセルけち
グリセルブランド+燃え立つ願い+実物提示教育+有毒の蘇生
サイドにリアニメイト呪文と実物提示教育を仕込む.
しかしΦマナやらフェッチでライフ14割りそうなのが辛い.
前回の記事とは大会名が似ているが別物なので注意.
優勝はKuldotha MUD.カルドーサから隔離するタイタンを出すことを勝ちパターンとしており,この動きはヴィンテージでも上位に来る制圧力を誇る.MUDに従来なかったインスタントタイミングの行動を起こせるためアーティファクト対策への抵抗力が高く,応用力も持つが,カルドーサ自体は5マナもかけて拘束には寄与せず,アーティファクト3つ生け贄の瞬間にロックが緩んでしまうなど,隙もある.カルドーサの起動を完璧なタイミングで行うにはルール・環境双方への造詣が求められ,MUDの中では上級者向けのデッキだと思う.
ここ3ヶ月ほどのUR Delverの嵐により,MUDもトリスケリオンやワームとぐろエンジン,さらに露骨な例では伝染病エンジンといった対策を講じていたが,このデッキではまったく意識されていない.メインに2枚の強制の門など,Big Blue系統に目が向いているように見える.そしてTOP8を見ればこのメタ読みは正解だったようだ(LCVは参加者37人との事なので,これだけで決めては尚早かもしれないが.)
あと注目はベスト8のギフトテゼレットだろうか.Vault-Key以外にコンボのないところにギフト4枚はいささか面食らったが...ただ有毒の蘇生は本当に強い卡なので,けち数枚にプラスしてこれ1枚を入れるだけの適当な構築でもある程度形になってしまうとは言えるかもしれない.
考えてたグリセルけち
グリセルブランド+燃え立つ願い+実物提示教育+有毒の蘇生
サイドにリアニメイト呪文と実物提示教育を仕込む.
しかしΦマナやらフェッチでライフ14割りそうなのが辛い.
M10とヴィンテージ
2015年2月10日 TCG全般 コメント (2)6点-常軌を逸した強卡達.多くのデッキで使用が当然視される,メタデッキを作り上げた存在である,それの為だけに色をタッチされる,といった力量を備える.殿堂的な枠として定めたので,恐らく今後のセットで6点を得る卡はほぼないだろう.破滅の刃/Doom Blade
例:Force of Will,ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will,Mishra’s Workshop
5点-ヴィンテージの主役級の卡であり,メタゲームを変動させうる存在.それを標的とした対策卡を積まれるレベルの影響力,存在感を示す.
例:狼狽の嵐/Flusterstorm,ダク・フェイデン/Dack Fayden,若き紅蓮術士/Young Pyromancer,磁石のゴーレム/Lodestone Golem
4点-特定のデッキで大きな役割を果たす卡.または特定のデッキ相手に致命的な損害を負わせる卡.
例:石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic,突然の衰微/Abrupt Decay,ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker,虚空の力線/Leyline of the Void
3点-あるアーキタイプでの使用を検討される卡.
例:白鳥の歌/Swan Song,トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest,四肢切断/Dismember,ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine
2点-あるアーキタイプで使われることはあるが遭遇率は3点より低い.サイドボード候補卡.
例:太陽のタイタン/Sun Titan,議会の採決/Council’s Judgment,狡猾な願い/Cunning Wish
1点ー可能性もないことはない.
例:巨大化/Giant Growth
0点-卡力が低くヴィンテージにおいては存在しえない卡.
例:島魚ジャスコニアス/Island Fish Jasconius
1点ーどこも弱いところはない卡だ.対象は広く,闇の腹心以外の全クリーチャーを始末できる.
M10で語るべき卡はこれだけかな.レガシーだと沈黙/SilenceがANTという職場を見つけているようだが,ヴィンテージではこのアーキタイプが弱いので,沈黙もまず見られない.
ここまでの点数をまとめると
6点ー霧深い雨林 沸騰する小湖
5点ー精神を刻む者、ジェイス 磁石のゴーレム 荒廃鋼の巨像 狼狽の嵐 瞬唱の魔道士 秘密を掘り下げる者 墓掘りの檻 死儀礼のシャーマン ダク・フェイデン 新緑の地下墓地 乾燥台地 湿地の干潟
4点ー自然の要求 石鍛冶の神秘家 カルドーサの鍛冶場主 鋼の妨害 ファイレクシアの破棄者 精神的つまづき ファイレクシアの変形者 グリセルブランド 魂の洞窟 突然の衰微 マナの合流点 精神壊しの罠 呪文貫き 恐血鬼 貪欲な罠
3点ー引き裂かれし永劫、エムラクール 神聖の力線 定業 レオニンの裁き人 ワームとぐろエンジン マイアの戦闘球 虚無の呪文爆弾 漸増爆弾 オパールのモックス ギタクシア派の調査 四肢切断 頭蓋の摘出 有毒の蘇生 殴打頭蓋 埋没した廃墟 トレストの密偵長、エドリック 漁る軟泥 石のような静寂 記憶の旅 ヴェールのリリアナ 研究室の偏執狂 スレイベンの守護者、サリア 空召喚士、ターランド 概念泥棒 白鳥の歌 真の名の宿敵 毒の濁流 迷宮の霊魂
2点ー闘争の学び手 太陽のタイタン 鋼の監視者 ダークスティールの巨大戦車 レオニンの遺物囲い ボーラスの工作員、テゼレット 聖別されたスフィンクス 緑の太陽の頂点 大修道士、エリシュ・ノーン 堂々たる撤廃者 ルーン傷の悪魔 修復の天使 全知 ラル・ザレック 議会の採決 吸血鬼の呪詛術士 水蓮のコブラ 探検の地図
タシグル採用Gush Control
2015年2月9日 TCG全般http://www.themanadrain.com/index.php?topic=47155.0
このBrian Kelley氏は極めて優秀なデッキビルダーであり,大多数のプレイヤーが見向きもしないような卡を見つけてそれを上手く活かすタイプのプレイヤーだ.UR Delver華やかなりし頃などは面晶体原の浄化者/Hedron-Field Puristsを使っているのを見たことがある.流石にこれはどうかと思ったが.まあ要は,彼のデッキは僕にはしばしば理解できないということだ.
First – Brian Kellyスゥルタイ初代カンかと思ったら全然違ったタシグルだが,ヴィンテージデビュー.しかしデッキデザインは僕の考えと相当に異なっている.Gushで土地を戻してしまうのはタシグルの起動型能力と矛盾するし,サイドからの白タッチも色基盤を不安定にしてまで必要なのか疑問だ.
“Grixis Gush Tasigur"
1 Black Lotus
1 Mox Jet
1 Mox Sapphire
1 Mox Ruby
1 Mox Pearl
1 Mox Emerald
1 Sol Ring
1 Mana Crypt
1 Sensei’s Divining Top
1 Nihil Spellbomb
1 Deathrite Shaman
2 Tasigur, the Golden Fang
1 Talrand, Sky Summoner
1 Notion Thief
1 Snapcaster Mage
4 Force of Will
2 Mental Misstep
1 Flusterstorm
3 Gush
2 Dig Through Time
2 Fire // Ice
1 Ancestral Recall
1 Brainstorm
1 Repeal
1 Steel Sabotage
2 Dack Fayden
1 Jace, the Mind Sculptor
3 Gitaxian Probe
1 Ponder
1 Time Walk
1 Merchant Scroll
1 Preordain
1 Demonic Tutor
4 Polluted Delta
2 Flooded Strand
2 Misty Rainforest
2 Underground Sea
2 Volcanic Island
1 Island
1 Library of Alexandria
1 Tolarian Academy
SB:
2 Tormod’s Crypt
3 Containment Priest
1 Aegis of the Gods
1 Mindbreak Trap
1 Mental Misstep
3 Ingot Chewer
1 Wear // Tear
1 Rack and Ruin
1 Sudden Shock
1 Tundra
このBrian Kelley氏は極めて優秀なデッキビルダーであり,大多数のプレイヤーが見向きもしないような卡を見つけてそれを上手く活かすタイプのプレイヤーだ.UR Delver華やかなりし頃などは面晶体原の浄化者/Hedron-Field Puristsを使っているのを見たことがある.流石にこれはどうかと思ったが.まあ要は,彼のデッキは僕にはしばしば理解できないということだ.
マナ加速を期待して重い呪文Aを入れる構築は,マナ加速なしでAを引いてしまうという事故と表裏一体である.安定性を重視するなら重い呪文自体を廃するほかないが,そうすると加速も結局いらなくなる.
これがヴィンテージのテンポデッキの考え方であり,マナファクトとしてBlack Lotusおよびデッキカラーに合うMoxしか投入しない原因でもある.Sol Ring,Mana Crypt,魔力の櫃/Mana Vaultといった無色のマナ加速も同様の考え方から採用されない.
テンポ系が幅を利かせてくるとなると,他のデッキもそれに合わせなければならない.それゆえかBig Blue系でも緩やかにこの傾向が出ているようで,長期戦では死因になりかねないCryptや単純に弱いMox Pearlなんかがカットされるのはありふれた構成となった.5年後くらいには,Solomoxen全投入のデッキはいっそう少数派となり,デッキの志向に応じて色の合わないMoxを教主・死儀礼・オパールあたりへと変更することが増えるだろう.
これがヴィンテージのテンポデッキの考え方であり,マナファクトとしてBlack Lotusおよびデッキカラーに合うMoxしか投入しない原因でもある.Sol Ring,Mana Crypt,魔力の櫃/Mana Vaultといった無色のマナ加速も同様の考え方から採用されない.
テンポ系が幅を利かせてくるとなると,他のデッキもそれに合わせなければならない.それゆえかBig Blue系でも緩やかにこの傾向が出ているようで,長期戦では死因になりかねないCryptや単純に弱いMox Pearlなんかがカットされるのはありふれた構成となった.5年後くらいには,Solomoxen全投入のデッキはいっそう少数派となり,デッキの志向に応じて色の合わないMoxを教主・死儀礼・オパールあたりへと変更することが増えるだろう.
ヴィンテージ大会感想:LMV 2015
2015年2月6日 TCG全般http://tcdecks.net/deck.php?id=15885
新環境での30人規模大会.決勝戦には僧院の導師x4デッキ同士のマッチアップとなり,都合8人の導師が相争った.ただしアプローチには結構差があり,優勝デッキは優秀なクロックとしての運用であるのに対し,準優勝の方が独楽を2枚積むなどしてコンボ性を強調している.
この大会結果は,半ば分かりきっていた話ではあれ,導師がヴィンテージ級の力を持つことを実証するものだ.
4位の5色人間も荒削りなところはあるが興味深い.このアーキタイプの問題はやはり2マナ圏の渋滞だろう,最も安直な解決策は水蓮の花びらだが,ここまで人間尽くしならザスリッドの屍術師も試してみたいものだ.
新環境での30人規模大会.決勝戦には僧院の導師x4デッキ同士のマッチアップとなり,都合8人の導師が相争った.ただしアプローチには結構差があり,優勝デッキは優秀なクロックとしての運用であるのに対し,準優勝の方が独楽を2枚積むなどしてコンボ性を強調している.
この大会結果は,半ば分かりきっていた話ではあれ,導師がヴィンテージ級の力を持つことを実証するものだ.
4位の5色人間も荒削りなところはあるが興味深い.このアーキタイプの問題はやはり2マナ圏の渋滞だろう,最も安直な解決策は水蓮の花びらだが,ここまで人間尽くしならザスリッドの屍術師も試してみたいものだ.
制限解除に伴い,けちな贈り物の利用が各地で模索されている.10年前のけちコントロールは埋め合わせ/Recoupを経由することでBlack Lotus+ヨーグモスの意志の最強コンボを人為的に発生させることが主題のデッキだ.しかし現代マジックで埋め合わせはいささか弱すぎ,この枠は瞬唱の魔道士と有毒の蘇生が担うことになるだろう.
もう1つ異なるのは巨大クリーチャーの大幅強化だ.10年前のオースから出てくるのはアクローマと夜のスピリットであり,誘発1回から勝利までには3~4ターンを要した.今やオースの誘発はゲームセットを意味する.どう振り分けてもグリセルや速攻BSCが出てくるように仕向けるデッキを組めないか考えているところだ.
もう1つ異なるのは巨大クリーチャーの大幅強化だ.10年前のオースから出てくるのはアクローマと夜のスピリットであり,誘発1回から勝利までには3~4ターンを要した.今やオースの誘発はゲームセットを意味する.どう振り分けてもグリセルや速攻BSCが出てくるように仕向けるデッキを組めないか考えているところだ.
このモダンデッキwww
2015年2月2日 TCG全般 コメント (2)http://www.mtgdecks.net/decks/view/173999
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B/R改訂後のレガシー
2015年2月2日 TCG全般http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=01/31/2015&end_date=02/01/2015&start=1&finish=32&city=Indianapolis
巡航を使えるわけでもないのに電謀/Electrickeryで焼き払われ,タルキール以来肩身の狭かったエルフが復権し,TOP8にも2人を送り込んだ.探査枠としてタシグルを得たSultai勢力も順調のようだ.一方で次期環境の勝ち組と目されていた奇跡は見られない(ただし分派であるソプターが1人いる)
巡航を使えるわけでもないのに電謀/Electrickeryで焼き払われ,タルキール以来肩身の狭かったエルフが復権し,TOP8にも2人を送り込んだ.探査枠としてタシグルを得たSultai勢力も順調のようだ.一方で次期環境の勝ち組と目されていた奇跡は見られない(ただし分派であるソプターが1人いる)
ヴィンテージのタシグル
2015年1月29日 TCG全般とりあえずテストってことでVault(UBrg)に2枚入れた.墓地5枚程度あっという間に貯まる環境で,衰微圏外の4/5.なかなか強いんじゃないだろうか.開発部が想定したと思われる,詠唱時の探査で欲しくない卡を消す→ガッポガッポという使用法がその通りに運用できるのもよい.独楽でトップ2枚を土地になるよう整えておき,Ancestral Recallをつかませるなど想像しただけで勃起する程だ.ただタシグルでタシグルが落ちると少々滑稽なことになる構造上,複数枚投入は得策でない.他フォーマット同様,1枚が良いようだ.ヴィンテージにはサーチもあることだし.