http://wenku.baidu.com/view/593bb713a216147917112803.html

>唐朝: GDP:武则天时期239亿美元,占世界GDP比重:58%
>宋朝:整个宋朝占世界的GDP的80%,这是中国占世界GDP比例最高峰。

産業革命以前の世界史は中国最強だったとはいえ,この数字は信じ難い...(アメリカの全盛期でさえ世界比33%程度)
公式発表の基準「3ターン目確定で勝負を決めるようなコンボ」

コンボ始動条件:
マナクリーチャー(メイン12枚~)
ジェスカイの隆盛(メイン3枚+きらめく願い4枚)
1マナ呪文(メイン20枚)

面倒なので概算だが,先攻3ターン目(デッキの上から9枚)でこれらが揃う確率は50%弱ほどだろう.実際は大量のキャントリップを使っているため,これよりはるかに高確率でコンボが決まる.ギタクシア派の調査経由で最速2ターンキルも可能である.さらに厄介なことに,隆盛コンボは速度一辺倒のデッキでは全くなく,4枚投入された宝船の巡航のおかげで消耗戦となっても十分に渡り合える.

こう考えてみると禁止の可能性は十分あるような気がする.今のリストは60枚全てがコンボ成立に捧げられた典型的なchainだが,今後はどんどん洗練されていくだろうし.
ゴブリンの先達は1マナクリーチャーの常識を覆した卡であり,レガシーバーンでも基本パーツとして定着している.タルキールで現れた僧院の速槍はそれに対する有力な挑戦者であり,その比較を一言で述べれば,毎ターンスペルを打てれば先達より強いことになる.となれば,テンポを阻害しない0マナ呪文と,息切れを防ぐ軽量ドローという2系統の卡が重要であり,速槍の強さを決定するとは言えまいか.それゆえ速槍は本質的に赤単バーンよりUR向けのクリーチャーであり,このカラーリングにおけるブロック構築~ヴィンテージの5フォーマットでの「0マナ呪文」と「ドロー」を調べてみよう.

まずブロック構築・スタンダードではこの両者は乏しく,頼みの探査ドローも打てるのはおそらく4ターン目以降と思われ,軽量とは言えない.おそらく今ゴブリンの先達が居ればそちらが優先されたことだろう.スタンでの速槍はダメとは言わないが積極的に使いたくもない卡であり,ジェスカイで道の探求者の方が優先されているのも頷ける.

これがモダンになると話はまったく違ってくる.1マナで大抵のことができる環境であるばかりか,ギタクシア派の調査を筆頭に魔力変・ミシュラのガラクタと,0マナドローが出てくるためだ.といってもギタクシア以外はクセがあって通常入りにくいが,果敢と探査を同時に促進すると考えれば採用できないほど弱い訳ではない.また,デルバーや若き紅蓮術士のように隣に並べると好相性なクリーチャーもモダンで出揃う.このように見ていくと,「毎ターンスペルを打ってパワー2以上の速槍で殴り,巡航で引く」という戦略はモダンで十分成立すると考えられる.速槍が最も活躍できるのはこのフォーマットではないだろうか.

話変わるけど,探査ドロー2枚はモダンでもかなり使われると思うが,その対策として差し戻しは有力ではなかろうか.カウンターできれば当面黙らせられるだろう.

次にレガシーだ.SCG優勝デッキ http://www.mtgdecks.net/decks/view/87578 を見ると,モダンからの成長の少なさにまず驚かされる.いや,こう言っては語弊があり,0マナとしてはForce of Will・Dazeの2大ピッチスペルが追加され,1マナドローからも総本山の感あるブレスト,そしてモダンでは禁止の思案(同じく定業も;望むなら)が解禁されると,その強化ぶりは甚だしいものがある.ではこれを見て感じたある種の物足りなさは何かと考えてみると,それは上に述べた基本戦略「毎ターンスペルを打ってパワー2以上の速槍で殴り,巡航で引く」における進歩の少なさではなかろうか.0マナ枠はマジック有数の強卡とはいえ,カウンターという性質上対戦相手に合わせてプレイすることになり,果敢に計上するわけにはいかない.また,探査のための墓地肥やしを行う上では,これら2枚はむしろ相性が悪い.血清・手練→ブレスト・思案・定業は純強化だが,これも進歩というよりは改善と呼ぶべきである.

とまあネガティブな物言いになったが,上のUR速槍を貶したいわけでは全くない.僕の意図はその逆で,これほど強力なデッキを大きな変化なくモダンで再現できるなら,非常な可能性があるのではと考えているのである.

さてヴィンテージではバーンが存在せず,ゴブリンの先達も見られない.よって先達より強いことが必ずしもplayableを保証しないわけだが,とりあえず上の基準を見てみよう.最強のAncestral Recallが1枚得られるとはいえブレスト・思案が制限となり,軽量ドローの枠はレガシーより狭まってしまう.しかし,0マナの方にMoxenというそれを補って余りある卡群が到着する.撤廃は非常に相性が良く,Mox→撤廃→Mox再設置で3点の動きが無理なく可能となる.また速槍は速攻持ちなので,彼女を除去から救うことも(望ましいプレイではないが)考えられる.
1 Mox Ruby
1 Mox Sapphire
3 Repeal
4 Monastery Swiftspear
4 Lightning Bolt
4 Price of Progress
4 Young Pyromancer
2 Fireblast
4 Gitaxian Probe
1 Lava Dart
1 Ancestral Recall
1 Brainstorm
1 Time Walk
1 Chain Lightning
1 Black Lotus
2 Mental Misstep
2 Smash to Smithereens
4 Volcanic Island
4 Scalding Tarn
6 Mountain
1 Island
3 Treasure Cruise
1 Wheel of Fortune
1 Ponder
1 Arid Mesa
1 Frantic Search
1 Lotus Petal
バーンに青のドローを足す形で組んでみた.冒頭で述べたように,毎ターンスペルを唱えればパワーが2となるわけだが,これなら平均でパワー3ぐらいまで狙える.

ただ残念ながらバーン自体がヴィンテージではあまり強い戦略ではなく,青を主色に置いて赤はクリーチャー2種+稲妻ぐらいにした方が強いとは思う.その場合は自然とGush Stormになるだろう.ヨーグモスの意志からパワー17ぐらいまで膨れ上がり,敵を刺し殺す雄姿が拝めるかもしれない.この場合速攻が特に活かされる形になる.

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2014年10月5日 TCG全般
>2014年10月5日 1:35時を越えた探索 エロい

それはどちらかと言うと宝船の巡航(中文)ではなかろうか
それはBazaar of Baghdadである.Bazaarデッキと言ったらまずドレッジ,次いでマッドネスだが,前者の強さは既に完成の域に達しており,入る探査はMUD対策としての漂流ぐらいだろう.Ancestral Recallすら基本入らないというのがその根拠だ.

となると,探査が最も活きるデッキはマッドネスなのでは?
4 Basking Rootwalla
2 Squee, Goblin Nabob
3 Deathrite Shaman
1 Black Lotus
1 Mox Emerald
4 Bazaar of Baghdad
4 Wasteland
1 Bayou
1 Strip Mine
1 Lotus Petal
3 Underground Sea
2 Tropical Island
4 Treasure Cruise
2 Life from the Loam
1 Vampiric Tutor
1 Mox Sapphire
1 Mox Jet
1 Ancestral Recall
1 Brainstorm
1 Time Walk
4 Circular Logic
1 Murderous Cut
1 Set Adrift
2 Thought Scour
2 Gitaxian Probe
3 Misty Rainforest
2 Polluted Delta
1 Grisly Salvage
2 Force of Will
2 Abrupt Decay
このリストは59枚しかない.残り1枚に対策の難しいフィニッシャーを入れる

僕はどっちかというと探索推しなのだが,このデッキの場合UUが少し難しいのと,数を引けばBazaarでろ過できる強みがある.そのため,ここでは明白に巡航>探索である.
Treasure Cruise http://urx.nu/cBiA
Dig Through Time http://urx.nu/cBiF

現在のところ数字ではDigが勝っているが,その内容まで見ればSCG優勝という快挙を成し遂げたCruiseが一歩リードか.

採用デッキの傾向も概ね両者の差をそのまま反映したものとなっている,つまりDigは長期戦志向のコントロールのように,UUを大きな問題としないデッキにおいての2枚ほどに抑えた投入が多いのに対し,Cruiseのほうは1マナの差を特に重視するコンボ・クロックパーミッションが好んでおり,その枚数も強気に4枚ということが多い.

#10/9追記 上で少しまずい言い方をしてしまったが,「1マナの差を特に重視する」とはコンボ一般に成り立つという意味ではなく,コンボの中でも特にそうしたタイプと言いたかったのであり,隆盛コンボやLong Deckあたりがそれに該当する.逆に双子やソプターコンボなどには当てはまらないだろう.

この結果には残念ながら,ヴィンテージの結果がまだ記録されていない.だが僕自身コカトリスでDigをテストして非常に良好な感触を持っており,他のプレイヤーが使っているのを目にすることもしばしばである.今後この勢力が定着するとすれば,めくると痛すぎる腹心には向かい風となり,墓地肥やしにも長けたダクを強化する結果につながるだろう.

ともあれ最大のヴィンテージイベントもあと3週間に迫った.それは白鳥の歌,迷宮の霊魂,マナの合流点,ダク・フェイデン,そしてこの探査ドローにとっての試練である.
http://www.mtgdecks.net/decks/view/87443

ジェスカイの隆盛の下,ノンクリーチャー呪文によってマナクリーチャーを起こしつつ次のスペルを掘り当てるという営みを延々と繰り返す→異様に膨れ上がった極楽鳥かぶどう弾かオレリアの憤怒(きらめく願い経由.発表当初は相当騒ぎになったものの実際は使われてなかったので,こういう所で出てくるのは嬉しい)で敵を殺害する.

非常にまとまりのよいデッキだ.勝ち筋を極楽鳥一本に絞り,そのサポートをイゼットの魔除けあたりに任すことで,より精錬できないだろうか?

腹心抜いた

2014年10月2日 TCG全般
2 Gitaxian Probe
2 Snapcaster Mage
2 Dack Fayden
2 Jace, the Mind Sculptor
2 Mana Drain
4 Force of Will
1 Ancestral Recall
1 Black Lotus
1 Mox Emerald
1 Mox Jet
1 Mox Pearl
1 Mox Ruby
1 Mox Sapphire
1 Mana Crypt
1 Sol Ring
1 Sensei’s Divining Top
1 Time Vault
1 Voltaic Key
1 Blightsteel Colossus
1 Tinker
1 Demonic Tutor
1 Yawgmoth’s Will
1 Brainstorm
2 Ancient Grudge
1 Steel Sabotage
1 Trygon Predator
1 Vampiric Tutor
1 Flusterstorm
1 Time Walk
1 Dig Through Time
2 Mana Confluence
1 Tropical Island
2 Volcanic Island
3 Underground Sea
1 Island
2 Mental Misstep
1 Tolarian Academy
2 Misty Rainforest
2 Polluted Delta
1 Scalding Tarn
1 Sower of Temptation
1 Lotus Petal
1 Gifts Ungiven
1 Thirst for Knowledge
SB: 2 Flusterstorm
SB: 1 Mindbreak Trap
SB: 2 Ingot Chewer
SB: 1 Pyroclasm
SB: 1 Ancient Grudge
SB: 1 Sower of Temptation
SB: 1 Nihil Spellbomb
SB: 1 Pithing Needle
SB: 1 Ancient Tomb
SB: 2 Grafdigger’s Cage
SB: 1 Viashino Heretic
SB: 1 Yixlid Jailer
空いたスロットにはけちとギタクシア派の調査を投入.

ギタクシアの最大の意義が0マナドローにあることは当然だが,手札透視もうまく使えばかなりの潜在的なアドバンテージをもたらしてくれる.コンボ始動の前方確認だけでなく,1ターン目にプレイしてMUDならMoxenを並べ,青系なら手札に保っておく,etc

今回テスト中の探査を含め,墓地利用との相性も良好だ.
最近女の子キャラでまるごと抹消されてる場合がある
東方キャラで言うと...

藤原妹紅(妹がGoogleに検閲されているため元々出ない)
蓬莱山輝夜
八意永琳
鈴仙・優曇華院・イナバ
上白沢慧音 
など永夜組が標的とされている様子がうかがえる.また,この他にも茨木華扇が削除されているが,これはPixivでR-18タグ率が1位である等が問題視されたものと思われる.

あと誰とは言わんがなんjの彼関連も手が入ってるっぽい
初心者揃いとはいえ15手目がアブザンの先達/Abzan Guideというのは...
(イゼ速より)

Legacy 1st Place:URデルバー プレイヤー:Bob Huang

2:《島/Island》
1:《山/Mountain》
1:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4:《Volcanic Island》
1:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
17 lands

4:《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4:《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
4:《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》
12 creatures

4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《目くらまし/Daze》
4:《Force of Will》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
1:《Chain Lightning》
2:《二股の稲妻/Forked Bolt》
4:《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4:《思案/Ponder》
4:《宝船の巡航/Treasure Cruise》
31 other spells

2:《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
1:《無のロッド/Null Rod》
2:《真髄の針/Pithing Needle》
2:《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
2:《血染めの月/Blood Moon》
2:《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
3:《紅蓮破/Pyroblast》
1:《粉々/Smash to Smithereens》
15 sideboard cards

おめでとう,僧院の速槍と宝船の巡航!後者4枚積みとはにわかには信じがたいが,それだけ強いということだろう
最近ちらほら見るが,そんなに強いかこれ?
1~2ターン目に腹心を出し,それがもたらす大量のカウンターで試合を制するという戦略はInv.Tezzの骨格をなすものだった.しかし現在,急速に通用しなくなりつつある.その原因はuncountable勢力の台頭だ.まず突然の衰微.従来ヴィンテージで使われるクリーチャー除去は1マナであったため,腹心の後ろにFoWかMステを構え,除去を弾ければ,もう勝勢であった.だが,この卡に対しそれは一切通用しない.そして魂の洞窟は,腹心が営々と貯めこんできたカウンター全てを無視するというわけだ.

こうなった今,頼れるのは神ジェイスだろう.衰微が効かないのはもちろん,その他の打ち消せない卡に対しても+2でかなりの程度対処できる.腹心の枠を減らし,神ジェイスと精神壊しの罠(皆が狼狽の有能さに気づいて入れてきたので狼狽合戦が急増した),けちな贈り物あたりを投入する気でいる.
>知的障害があるという。
あっ・・・

禁止改訂

2014年9月22日 TCG全般
http://bagupokemon.diarynote.jp/201407070920293604/

でも書いたが,僕の考える解除候補を挙げてみよう.

天秤/Balanceー卡単体は強力だが,採用率は非常に低い.複数投入による副次効果も少ない.
Demonic Consultationー燃え立つ願いが解禁されたが,ヴィンテージのコンボが大きく復調したとは言えない.またその願いルール変更による弱体化もある.ライブラリーがごっそり消し飛ぶデメリットは大きく,複数投入への牽制となる.
Fastbondー複数枚出しても無意味どころかダメージが倍加するだけであるため,解禁されても3~4枚も投入するプレイヤーはおらず,速度を特に重要するプレイヤーが2枚に増やす程度であろう.そして今のメタゲームからいってそれは重大な変化とはとても言えない.
商人の巻物/Merchant Scrollーいいところも多いのだが,インスタントをサーチするソーサリーという時点でどこか間違っている感がある.また,現在のヴィンテージ環境が要求するテンポには多少ついていけてない部分があり,それが2011年頃からの急速な採用率減少に反映されている(2009年あたりまではBig Blueの「印刷済み」に名を連ねていたのにだ.)
知識の渇望/Thirst for Knowledgeー強いが,制限をかけるようなタイプの卡かというと疑問である.これが解禁されればダクCSが大幅強化されると思うのだが.

なおレガシーではkafe氏が同様のランク付けによる考察をされている.僕もこれに大凡同意であり,特に意外な授かり物,隠遁ドルイドは解除して良いと感じている.
http://zv90en2w90t1.diarynote.jp/201407131648344276/

まあ,こんなところで何を書こうがWizardsには関わりのないことだ.今回もNo Changesだろう.

武将毛沢東

2014年9月21日 日常
20世紀という激動の時代の中でも,毛沢東は功罪共に極めて大きく,ずば抜けた重要人物だろう.あのような圧倒的戦力差を覆して国民党を放逐し,中華人民共和国を建国した稀代の英雄が肝心の政治では愚挙の繰り返しとは誰しも理解に苦しむところだ.しかし一つの解釈を発見したかもしれない,それは毛沢東は(顔立ちは柔和であり,当代随一の知識人・詩人といった側面に隠されてしまっているが)本質的には生粋の武人であり,内政を期待する方が間違いというものである.要は五代十国とか五胡十六国時代に腐るほどいた石虎とかの類である.
マナバーン2015はタルキール覇王譚の特集から幕を開ける.主にリミテッド攻略に頁が割かれているが,それにしても現在最注目のトピックが10頁未満は物足りない.以前のようにスタンダードのサンプルデッキなどを読ませて欲しかった.

次いでプロプレイヤートークンの付録だが,イラストレーターは何と東方ファンから絶賛され強さ議論にも絶大な影響をもたらした儚月抄作画担当・秋★枝氏である.これは綿月姉妹ファンなら即刻買いだろう.

それから内容だが,プレイング議論は今回も良い出来で,スタンダードウォッチングやSCG翻訳などと併せ,実にためになった.一方でデッキビルダー対決とか身内的な記事は正直そんなに...

あと,スタンダードウォッチングでは大会で結果を残したデッキリストを掲載してくれているが,これが尺を取るので対応する話題とはズレた位置に置かれてしまっている.無理にデッキメカニズムを置いているのが原因だと思うので,このレイアウトはもう少し考えて欲しかった.

最後になったが,僕としてはやはり一番気になるのはヴィンテージ紹介である.今回も黒田氏の手になる記事で,MOでの参入が話題の中心となっていた.今回のデッキは,BOM9で優勝したVaultとTOP4のMUDであり(http://urx.nu/caxK),両者の動きについて簡潔な解説が加えられている.従来のマナバーンでは,ヴィンテージ話題は取り上げられてさえないことが多く,記事になっただけでも感謝すべきところだが,欲を言うなら近年のメタゲーム変化なども軽く触れて欲しかったところである.ところでMUDに北単というデッキ名が付けられていたが,これはいったい?

黒田氏からヴィンテージの魅力について「敷居が高く未開拓の部分が多い」との指摘があったが,これには非常に同感である.デルバーや石鍛冶といった卡もレガシーでは登場直後からどんどんテストされ新デッキを産み出してきたが,ヴィンテージでは非常に遅く,これらの新卡を使ったデッキが形になるまで1年近くを要するといったことも稀ではない.例えば,昨日も書いたことだが大歓楽の幻霊はモダン・レガシーで連日宴会を開いているにも関わらず,ヴィンテージでは全く見られない.これが今後研究され,ヴィンテージにも通用するポテンシャルであることを証明して大きな影響を及ぼす可能性は決して低くない.
JOUとヴィンテージ反省会
6点-常軌を逸した強卡達.多くのデッキで使用が当然視される,メタデッキを作り上げた存在である,それの為だけに色をタッチされる,といった力量を備える.殿堂的な枠として定めたので,恐らく今後のセットで6点を得る卡はほぼないだろう.
例:噴出/Gush,Demonic Tutor,トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy

5点-ヴィンテージの主役級の卡であり,メタゲームを変動させうる存在.それを標的とした対策卡を積まれるレベルの影響力,存在感を示す.
例:Mana Drain,死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman,磁石のゴーレム/Lodestone Golem

4点-特定のデッキで大きな役割を果たす卡.または特定のデッキ相手に致命的な損害を負わせる卡.
例:けちな贈り物/Gifts Ungiven,世界のるつぼ/Crucible of Worlds,ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall

3点-あるアーキタイプでの使用を検討される卡.
例:ニンの杖/Staff of Nin,概念泥棒/Notion Thief

2点-あるアーキタイプで使われることはあるが遭遇率は3点より低い.サイドボード候補卡.
例:巧みな軍略/Strategic Planning,起源室/Genesis Chamber,窒息/Choke,

1点ー可能性もないことはない.
例:巨大化/Giant Growth

0点-卡力が低くヴィンテージにおいては存在しえない卡.例:西風のスピリット/Zephyr Spirit
JOUがヴィンテージに与える影響を次のように予想した.

http://bagupokemon.diarynote.jp/201404181537323663/

○マナの合流点ー4点
特段述べることはないだろう.現在,オースにおける禁忌の果樹園を別にすれば最強の5色土地であり,そのオースも含め多色コントロール全般で頼られている.

×予言の炎語りー3点
http://urx.nu/c9GT のような赤白ビートダウンでの利用が模索されているところだ.このデッキでも魂の洞窟が4枚積まれている通り,炎語りは種族が良く(人間は勿論,シャーマンも http://urx.nu/c9H7 このように強いのが多い)だが現行はこの1件のみなので,×を付けると共に今後の活躍に期待する.

○神々の神盾ー2点
http://urx.nu/c9Hi http://urx.nu/c9Hm 7件の採用が確認された.単純な性能を見ればもちろん優秀なのだが,白2マナのクリーチャー枠というのは非常な激戦区であり,他を押しのけて使われるほどの強烈な個性まではなく,オース・ストーム対策にしても,勝敗に直結する大任をこれだけ脆弱なクリーチャーに担わせてよいのかという疑問がつきまとう.おそらく今後も細々とは使われるだろうが,DnTがヴィンテージでも開発されるといった変化がない限り,脚光を浴びる卡とはならないだろう.

×ダクラの神秘家ー2点
全く使われませんでした.低頭認罪します.

TMDでも賞賛の声はそこそこ多く,ヴィンテージはおろかスタンでもろくに使われていない現状はまことに意気消沈させるものがある.起動コストがタップだけだったらかなり違ったんじゃないかという気がする.

×通行の神、エイスリオスー2点
小神の中では最も軽く,汎用性のまあまあ高い能力.DNの下馬評でも期待されていた.僕自身,プレビュー当時の妙にエイスリオスの肩を持った考察に赤面するばかりである.しかし現実には,最も人々の信仰を集めたのは雷神ケラノスであった.おそらく,墓所這いといった一見相性の良さそうな卡と実際は別段シナジーしない(ただ手札に戻せばよい.これは晴れる屋の発売前レビューでも指摘されていた)という使いづらさがあったのだろう.ヴィンテージでは信心7というのがあまりに絶望的であった.

×クルフィックスの洞察力ー2点
そういえばテーロス・ブロック,仮にもエンチャントがテーマだったはずだがレガシー・ヴィンテージ共にエンチャントレスが強化されたかというと全然だな.

×大歓楽の幻霊ー2点
当時のコメント「赤単スライが環境にほぼ存在しないことを鑑みて2点と抑えたが,これは相当に強力だ.」力量についてモダン・レガシーではバーンの復興という偉大な貢献を果たしており,上の得点基準を当てはめるとするならば4点は行くだろう.だがまさにここで書いた理由によってヴィンテージでは0枚結果となってしまった.

○弁論の幻霊ー2点→1点
○開花の幻霊ー2点→1点
○力による操縦ー2点→1点
DelverでAncestral,Walk,稲妻あたりに繋げるということを前回提唱したが,このアーキタイプで4マナ~はきつい.グリセルシュートで引きまくってから唱えれば何をやっても勝つ気がする.

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