BOM8 日程発表

2013年8月29日 TCG全般
http://www.magicbazar.fr/tournois_magic/Bom.php?c=2

ヴィンテージ本戦は11月3日!
三角エイは有能だが,ダブルシンボルが難点だ.この問題は第1ターン目にとりわけ顕著である.例えば,初手のマナが[Sapphire,トロピカル,ソルリング]とかで出せず,変なわだかまりを抱えたというプレイヤーもいる事と思う(僕がその一人だ).そこで出てくるのが次の卡だ.こいつを使えば,より迅速に召喚して相手のアーティファクトを捕食できる.
腐食バチ/Caustic Wasps  (2)(緑)
クリーチャー ― 昆虫(Insect) MMQ, アンコモン
飛行
腐食バチがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーがコントロールするアーティファクト1つを対象とする。あなたは、それを破壊してもよい。
1/1
ただしパワーが1点と劣等であり,エンチャントを破壊できず(石のような静寂がリリースされたISD以降この欠点は特に重大),暗黒破で死に,熊どころかトークンに対する壁にもならない.卡力では惨敗もいいところだ.

MUDが完全にヴィンテージの天下を取って40%ぐらいを占めるようになってきたら,ハチがエイに代わって台頭する事もあるかもしれない.
http://www.eternalcentral.com/?p=4225

今年のヴィンテージ選手権は11月初頭に開催される(そして奇遇な事には今年2回目のBOMとかぶる)日程だったかと思うが,それとは別にGENCONでヴィンテージ大会が行われた.といっても,参加者は45名とやはり規模ははるかに小さい.

MUDが非常に多い.これは本大会のみならず,8月に入ってからのヴィンテージにおける顕著かつ急激な動向だ.MUDプレイヤーは,同型に備えて肉弾戦に長けるクリーチャーを探すべきだ.また,それ以外のデッキについては,サイドのアーティファクト対策を一部メインに昇格させる事を勧める.

まず優勝のMUD.これはカルドーサ型だが,威圧の杖に稲妻のすね当てと,1キルパターンを2つも搭載している事からもわかるように,コンボ性がとても高い.またメインからワームとぐろエンジン2枚,サイドには剃刀毛のマスティコア1枚と殴打頭蓋3枚と,ダメージレースにも滅法強く組まれている.ビート・コンボの両サイドを強化した対価は,からみつく鉄線を失ったことによるロック力の低下である.にもかかわらず,多数いたと思われるコントロール系を退けて大会を制したのはすごい.当たり運などもあったのかと思う(Jordi Amat Puig氏の栄冠にケチを付ける意図は全くない.なぜなら,安定性の高いデッキを選ぶか,爆発力に長けるデッキに賭けるかを大会の規模などから判断する能力も,マジックプレイヤーの力量の1つだからだ).

ところでサイドに見慣れない卡が1枚入っている.それは鉄びし/Caltrops.紅蓮術士やウィニーが増える事を見越して採用したのだろうか?だとすれば,上リンクのメタゲームブレークダウンを見ても,やはりJordi氏は非常な先見性の持ち主であるといえる.

ストームコンボの愛好家であるMike Solymossy氏が,Doomsdayで準優勝の座に就いた.審判の日でライブラリーを噴出はじめドロー呪文5枚だけにし,勢いのまま偏執狂で勝利する.それほど大掛かりにやらずとも,Fastbond-Gushで大量のストームを得,苦悶の触手でイージーウィンということも多々あるだろう.このコンボはとりわけリスキーなので,サイドのザンティッドの大群/Xantid Swarmみたいな予防線が無いと僕など怖気ついてしまうのだが,彼くらいうまければ手札破壊のタイミングなどで十分カバーできるのだろう.

サイドにはこれまた見慣れない卡,テフェリーの世界/Teferi’s Realmが忍んでいる.こちらの行動を妨げるクリーチャー(サリア等)やアーティファクト(MUD一式),エンチャント(秘儀の研究室等)を指定して,自分のターンは自由に動けるようになるというわけだ.どうも,このアーキタイプのサイドボードでは割とメジャーな卡らしい.それにしても,これ含め対策9枚体制でもやられるとは,MUDは恐ろしいデッキだ.

Anthony Michaels氏とAdrian Becker氏のデッキは両方ともMUDという標題ではあるが,共通しているのは茶単という事だけで実際の性能は全く異なる.

前者はTerranova Workshopsと呼ばれる茶単の中でも新興のタイプ.どうやらスタックスに近く,クリーチャーを極力シェイプアップさせて(磁石のゴーレム4は確定として,もう1~2種.合計枚数は一桁という事例が多い)ミシュラランドを通常より重視する場合が多いようだ.特にこのデッキだと工廠と変わり谷で8枚も積んでいる.

一方の後者も,MUDというより親和に属する.横に並べてからの信号の邪魔者/Signal Pestか頭蓋囲い/Cranial Plating(と書いたが,このデッキにはなぜか入ってなかった)で勝つデッキだ.デッキの構造が単純なうえ,アーティファクトという分かりやすい弱点が存在するので,このデッキはヴィンテージの主流なんかにはならないと思うが,今後増えてくるようなら,サイドボードの対アーティファクト枠のうちで単体除去を減らして全体除去(ハーキル,エナフラ)を増量するかもしれない.

この他,TOP4に昨年度ヴィンテージ選手権王者Marc氏がGrixis(恐らく僕がインビテーショナルテゼレットと呼ぶアーキタイプ)で進出していたようだが,今のところデッキリストが公開されていない.一刻も早く読みたい.
...
..........................
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http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpkit13/welcome

Rank Player Points OMW%
1Yamamoto, Kentarou * 4071.3523%
2Tan, Raymond * 4068.4615% 
3Kuo, Tzu-ching * 3973.2716%
4Kudou, Kouichi * 3973.1624%
5Takahashi, Yuuta * 3969.7531%
6Naitou, Takashi * 3968.2051%
7Taniguchi, Hiroaki * 3966.5533%
8Nomura, Ryosuke * 3963.1002%
http://tokyomtg.com/

彼らはアメリカから来たマジックプレイヤー・コレクターで,Foilには特に力を入れている.サイトは今のところ英語しかないが,近日中に日本語版を立ち上げ,SDCCのスタイリッシュなPWを陳列する予定だ.また攻略記事なども充実させたいと語る.

そういえば今日からのGP北九州でもブースを出店しているようだ.
アーティファクト兼エンチャント 追記有
http://www.mtgsalvation.com/theros-spoiler.html#7620
Bident of Thassa
2uu
Legendary Enchantment ArtifactRare
Whenever a creature you control deals combat damage to a player, you may draw a card.
2{U}, {T}: Creatures your opponents control attack this turn if able.
沿岸の海賊行為/Coastal Piracyに加え,敵に攻撃を強いてボディをがら空きにさせる機能も搭載された.これ自体は特になんということもない卡だが,アーティファクト・エンチャントというタイプ自体に期待が持てる.無色のが出ないことを祈る.

※追記:起動コストは1Uの可能性もあります.
http://supersolenoid.blog63.fc2.com/blog-entry-3153.html

久しく触れていないが,遊戯王ではフルバーンを愛用していた.ゴーズやスケープゴートといった防御卡が帰ってくるのは朗報だ.あと,ノーリミットデュエルも眺めるぶんには面白そう.僕が知っている強いデッキを列挙すると...
・デビルフランケンで究極龍出すやつ
・サイエンカタパ
・マキュラでドロー罠卡を連打→エクゾディア
・現世と冥界の逆転
・八咫ロック
・カオス
・カエル生贄に帝シリーズ出すやつ
・召喚者,レスキューキャットからのシンクロ(DDB等)
・ゾンビシンクロ
・六武衆
・今回なんか大量に禁止された征竜
というところか.1キルコンボはいくらでも組めるだろうが,手札から捨ててカウンターする天使に妨害されそうなんで,割と均衡がとれるのでは?

その征竜,ここまで徹底的に弾圧されるのはよほど強かったのだろうか.それともMTGの親和規制で,そこまで危険でなかった伝承の樹が禁止されたような,体裁上のことなのか?
http://www.morphling.de/top8decks.php?id=1788

この大会では,Rich Shay・Stephen Menendianとヴィンテージ界の大物2人が紅蓮術士デッキを持ち込んで入賞した.特にRich氏のYoung Americansは,紅蓮術士のギミックを多用したオリジナルデッキであり,とても興味深い.その割に紅蓮術士が2枚だけなのが気にはなるが,これとシナジーを産む卡も単独で十分使えるものばかりなので,引けなくても戦えるということなのだろう.
Duel Deck:Heroes vs. Monsters
Duel Deck:Heroes vs. Monsters
Duel Deck:Heroes vs. Monsters
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/261

6枚の新卡が収録された.ポルクラノスのスポイラーは絶対フェイクだと思っていたら本物だった.こいつは疑いなく破格の性能だが,ヴィンテージではちょっと重い.Cavalry Pegasus,Ordeal of Purphorosは卡力が劣る.残り3枚について考察しよう.

上:Anax and Cymede
3/2に警戒先制は驚くべき軍事力である.3マナ以下でこれだけ強いのは反攻者ぐらいであり,基本性能だけでも一定の評価ができる.能力のほうは,トリガーが単体強化等であるのに対し内容が全体強化と矛盾があり,今一つだ.といっても,ないよりはずっと良い.むしろ赤白という色において,Anax and Cymedeをどうやって対象に取るかのほうが考えどころだ.

ただ,ヴィンテージにおいて赤白デッキは極めて少数であり,Anax and Cymedeも良卡ではあるものの現状をくつがえすまでの力量はないと思われる.

中:Satyr Hedonist
サテュロスとはマイナーなところを攻めてきた.僕はGOWで親しんでいるが.性能はほくちの壁の焼き直しだが,マナ総量が増えないのは致命的である.

下:Destructive Revelry
粉々のエンチャント対応版.本体火力が追加された帰化.4点回復が2点ダメージに逆転した自然の要求.

アーティファクト破壊に乗せられる本体火力には重要な意味がある.MUDは墳墓とΦマナでライフをガリガリ消費する,スーサイドな一面を持ったデッキだ.そこにダメージを放り込むことは,MUDの寿命を縮める効果がある.(MUDをライフ6ぐらいまで追い詰めたのに自然の要求を打たざるを得なくなり,歯噛みしたという方もいるのではないだろうか?)一方ヴィンテージのエンチャントといえばドルイドの誓い=オース,石のような静寂=Fish,Mystic Remora=コントロール型のストーム,の3つだ.こうしたアーキタイプとの対決では,2点程度の本体火力に特別な意味はない.軽いし自然の要求の方がいいだろう.まあ,これだけMステが普及した今では,2マナにした方がいいのかもしれないけど.

極端なビートダウンを除き,自然の要求が優先されるはずだ.だが,僕がずっと前に戯れに組んだ,次のデッキには投入する気でいる.
// Lands
3 [LRW] Mountain
4 [B] Taiga
1 [V09] Strip Mine
4 [TE] Wasteland
2 [PT] Forest
4 [ON] Wooded Foothills
1 [GP] Stomping Ground

// Creatures
1 [FNM] Flametongue Kavu
4 [LRW] Ingot Chewer
4 [ARB] Vithian Renegades
4 [PLC] Simian Spirit Guide
4 [AL] Elvish Spirit Guide
4 [GP] Tin Street Hooligan
2 [PLC] Radha, Heir to Keld

// Spells
1 [B] Mox Ruby
1 [B] Mox Emerald
1 [B] Black Lotus
1 [JGC] Sol Ring
1 [BIN] Mana Crypt
2 [SHM] Smash to Smithereens
1 [NPH] Dismember
4 [TSP] Ancient Grudge
4 [M11] Lightning Bolt
2 [RTR] Vandalblast

// Sideboard
SB: 1 [FNM] Flametongue Kavu
SB: 2 [NPH] Dismember
SB: 4 [M11] Pyroclasm
SB: 4 [M12] Grim Lavamancer
SB: 2 [MM] Pulverize
SB: 2 [FUT] Tarmogoyf

見つけたときはヴィンテージを変える!ぐらいに高揚していたが,DNを見ると言うほどは強くないみたいでガッカリだ.生産したトークンを使ってどうこうよりも,物量で押し切ってしまう方が早いということか.まあ頭蓋骨締めくらい強ければ使ってもいいだろうが
最後の女神の果実.サンディとかいいからオムイと会いたかった.

DN重いな...

2013年8月14日 TCG全般
ちょっと書きたいことがあったのだがエラーが連続して忘れてしまった.
http://www.mtgdecks.net/decks/index/format_id:8/cards:young%20pyromancer

若き紅蓮術士は早速頭角を現し,ヴィンテージでもこの通り4デッキが採用している.

http://www.mtgdecks.net/decks/view/55500
http://www.mtgdecks.net/decks/view/55959
この2つは,同じプレイヤーが同じ日にプレイしたデッキだが,どうやら55500のリストからは噴出が抜けているので,55959をご参照頂きたい.

http://www.mtgdecks.net/decks/view/55973
Pyromancerを標題に掲げたRUGで,噴出をプレイしているか否かという差は大きいものの,戦略は上と変わりない.即ち大量のスペルによってデルバーと紅蓮術士のクロックを育てつつ後方支援というわけだ.

http://www.mtgdecks.net/decks/view/55965
これまた噴出を用いているが,Fastbondを投入したコントロールなので意味は大きく異なる.上の3デッキにおける紅蓮術士はクロックだが,ここではクウィリーオン枠で,フィニッシャーである.

以上3デッキでのトークンの扱いはいずれもクロック以上のものではなく,以前の日記で書いたような,頭蓋骨締めとか陰謀団式療法のギミックを期待していた僕としては少々拍子抜けという感じもする.とはいえ奇をてらって失敗するのは最たる愚であり,最初はこうした素直なアプローチで実力を確認するぐらいが丁度良いのだろう.そこへいけば,紅蓮術士は第一のチェックポイントを突破したといえる.

別フォーマットの次のような例も,若き紅蓮術士のポテンシャルを考える時,有力な資料となる.

http://www.mtgdecks.net/decks/view/55589
スタン赤単,SCG決勝トーナメントまで歩を進めた.指摘すべきはスペルが僅か11枚しかないことだ.地獄乗りのようなトークン戦略と好相性な卡を組み込めば,能力誘発は2~3回ぐらいで十分仕事をするということがここから言える.

http://www.mtgdecks.net/decks/view/55519
レガシーのUR-Delverに紅蓮術士および,ニヴメイガスを突っ込んだデッキ.どちらも詠唱の回数をチェックするところに目をつけてハイブリッドさせる.これは以前当ブログでも言及した考え方だ.ただ,紅蓮術士はトークンを横に並べるのに,ニヴメイガスは自身のP/Tを縦に突出させる卡であり,いささか齟齬を感じる.

I love Shiori

2013年8月13日 日常
http://www.dlsite.com/maniax/circle/profile/=/maker_id/RG02237.html

これですら630*14で9000円ももうけたのかと思うと感慨深い.ところで外は猛暑か...
play.woogerworks.comも陥落したか...?

MWS

2013年8月8日 TCG全般 コメント (2)
最近接続悪くないか
1993 《暗黒の儀式/Dark Ritual》 Gen Con
1994 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》 1994 World Championship
1995 《Hymn to Tourach》 1995 World Championship
1996 《Fyndhorn Elves》 Pro Tour-Columbus 1996
1997 《衝動/Impulse》 Pro Tour-Paris 1997
1998 《花の壁/Wall of Blossoms》 1998 World Championship
1999 《スランの発電機/Thran Dynamo》 1999 World Championships
2000 《からみつく鉄線/Tangle Wire》 2000 World Championships
2001 《嘘か真か/Fact or Fiction》 PT Tokyo 2001
2002 《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》 2002 World Championship ?
2003 《アクローマの復讐/Akroma’s Vengeance》 Pro Tour-Venice 2003 ?
2004 《睡蓮の花/Lotus Bloom》 Pro Tour New Orleans
2005 《鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni》 Pro Tour-Philadelphia 2005
2006 《黒焦げ/Char》 Pro Tour-Honolulu 2006
2007 《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》 Pro Tour-Valencia
2008 《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》 Pro Tour-Hollywood
2009 《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》 Pro Tour-Kyoto
2010 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》 2010 Worlds
2011 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》 2011 Worlds
2012 《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》 Pro Tour Dark Ascension
(他ブログ様よりコピペ)


( ∵)


( ∵ )


(´∵`)
さやかちゃんの画像を貼って魔女化を防ごう!
DNでさやかちゃんの画像が一定数以上集まれば魔女化を回避できるぞ!

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