オースの軌跡

2014年5月6日 TCG全般
ヴィンテージ創始:
怒りの天使アクローマ - 3キル 彼女の戦闘力が極めて高いことはもとより論をまたない.とはいえ所詮はパワー6,3ターンクロックである.この時期のオースはノンクリーチャー相手に役に立たない上,出してからも相応のカウンターを求められるなど,デッキとしては未熟であった.

ミラディン:
エターナルオース=永遠の証人,サルベイジャーオース=オーリオックの廃品回収者 - 小型で戦闘力も低いが,強力な墓地利用能力を持つ2体のクリーチャーが登場した.数ある踏み倒し系デッキの中でも,オースに特有の墓地が大量に肥えるという「副作用」を最大限活用したタイプとして,その意義はきわめて大きい.

神河:
禁忌の果樹園 - 相性はもちろん手軽さ,単体での性能,対処の難しさなどあらゆる面でソツがない,オースの為に刷られたかのような卡である.これがため,オースは一時期の最強デッキに.

ラヴニカ:
タイラントオース=潮吹きの暴君 - コンボ型のオース.といってもオースを誘発させた上にストームまで揃えていなければいけないのは大変.むしろ,相手の土地を全部戻してロックに追い込む戦法のほうに意義がある.

アラーラ:
ヘルカイトオース=ヘルカイトの首領,厳然たるスフィンクス+大祖始 - うまくすれば2キルという速度が実現され,時代が1つ進んだ印象.

ゼンディカー:
エンジェルオース=エメリアの盾、イオナ - 一定条件下においては事実上の1キル天使.当時最強だったTezzeretの無限ターンに対してさえ,フィニッシャーが出ていなければ勝てる.破滅の刃のような単純除去にアッサリやられたり,MUD(特に映し身人形)には無力だったり,やっぱり粗も多いのだが,ともかくこのイオナによってオースは一応の完成形を提示したと言え,これ以降のオースは1キルを基準に,速度や相手の妨害への耐性といった要素を秤にかけて組まれるようになっていく.

エレファントオース=テラストドン - イオナの弱点であったMUDに強いテラストドン,さらにダメージレース天下一の鋼の風のスフィンクス(修繕経由のeasy winも担当)を加えたのがこれ.速度を犠牲に対応力を入手した形である.ただし役割の異なるクリーチャーを入れているということは当然事故の危険もあるわけで,ウィニーに押し寄せられ,スフィンクスが出れば!というところでイオナがめくれてしまってそのまま押し切られるというような悲劇もないではなかった.

引き裂かれし永劫、エムラクール - マジックの巨大クリーチャーもここまで来たかという感ある卡.オースから出す場合は追加ターンが獲得できないのが痛いが,その制圧力は他に類を見ない.イオナと比べても一長一短という感じであり,しばらくはエムラクールを使うための試行錯誤が続き,例えば先述のエレファントオースのイオナ枠にエムラクールを入れるデッキなどもあった.体感だが,この頃のオースとやるとエムラクールがめくれるのはそのターン中に死なないのでむしろ嬉しいと思っていた.

この段階では皆,エムラクールと最良の相性を持つ卡を忘れていたのである.

ミラディンの傷跡:
荒廃鋼の巨像 - これも1キル生物だが,こいつの場合修繕から出る.このままでは速度というオースの強みが損なわれる!という危機感で気づいたのか?ともあれプレイヤー達は,この辺りでドラゴンの息というエンチャントの存在に気づいた.以来,エムラクールとBSC1枚ずつにドラゴンの息を入れた構築が確立され,今日まで存続している.僕はこれをブレス・オースと呼びたい.

M12:
ルーン傷の悪魔 - まさかの基本セットからのエントリーである.1匹目でTime Walk,2匹目で墓地回収→Time Walk,合計18点殴って勝利という流れは美しく,エターナルオースの強化版という感じだが,やはりイオナやらエムラクールに比べると殺意が足らず,主流とまでは行かなかった.と思っていたら,今回のBOM9でサイドから出てきて優勝してしまった!

イニストラード:
グリセルオース=グリセルブランド - 現在の主流である.ここで大まかな流れをもう一度書くと,初期はLong Deckとオースのハイブリッドを用いる純コンボデッキだったが,コンボへの風当たりの強い現在のヴィンテージでこの構成はやや苦しく,次第にVault-Keyで勝利する通常のオースへと再編されていった(BOM9トライアルではそれさえ無く,グリセルのアタックとジェイスで勝つタイプも登場したが,きわめて示唆的 http://p.tl/JOo5).

ヴィンテージで14枚もドローすればまず何か来て,そのまま無限ターンないしは致死量ストームまで繋がる.加えてカウンターも大量に入荷するため,相手の抵抗も跳ね除けられるだろう.ここでいう相手の抵抗には,Force of Willのような汎用的な妨害手段と,墓掘りの檻や真髄の針といった,直接に狙い撃つ主にサイドからの対策卡の2種類があるが,グリセルオースは前者に対して強く,ブレス・オースは後者への耐性がある印象だ.

テーロス:
テゼオース=白鳥の歌 - 発表時からオースにとって非常に良いカウンターになるだろうと予想し,実際そのように運用されていたが,今回のようにAggressive Sideboarding補助として使うとは予想できなかった.BOMも影響力の強い大会なので,今後こういう構築およびその研究は増えるだろう.

特に僕が興味を持つのが,どこまでAS枠を圧縮できるか(メインボードと共有できるか)で,例えば白鳥の歌にしても非オースデッキでも積まれる程度には強い卡なので,メイン採用もあり得るだろう.ところでこれに関連して,前から思っていることがあるのだが,はたしてオースから瞬唱を出すのは全く論外な選択肢だろうか?それまでにヨーグモスの意志かTime Walk,またはそれらをサーチする呪文が1つでもめくれれば良いのだから,実績のある永遠の証人と比べてもさほど分が悪いとは思わない.瞬唱を抜かないことで,さらに枠を削ることができるのではないだろうか.

あと,すごく期待したのにサッパリ使われてない進歩の災いもこれで陽の目を見れるかもしれない.


ゼンディカー以降は実地に触れたものを書いているので詳しく書けたが,それ以前の内容が軽くなってしまった.抜けや誤解などがあれば是非ご教示いただきたい.
http://www.bazaar-of-moxen.com/en/bazaar-of-moxen-coverage-bom9,24/bom9-vintage-main-event,c152.html?PHPSESSID=023f0673005838878c4b951d8a5c3166
優勝 De Schamphelaere Gwen

2Snapcaster Mage
1Blightsteel Colossus
1Seinsei’s Divining Top
1Time Vault
1Voltaic Key
1Toxic Deluge
1Time Walk
1Tinker
1Yawgmoth’s Will
1Demonic Tutor
1Vampiric Tutor
1Mystical Tutor
4Mana Drain
4Force of Will
1Misdirection
2Steel Sabotage
1Spell Snare
1Flusterstorm
2Mental Misstep
1Brainstorm
1Thirst for Knowledge
1Ancestral Recall
2Jace the Mindsculptor
2Tezzeret the Seeker
1Fact or Fiction
3Islands
1Tropical Island
2Underground Sea
1Snow Covered Island
4Scalding Tarn
2Misty Rainforest
1Library of Alexandria
1Tolarian Academy
1Mox Pearl
1Mox Jet
1Mox Sapphire
1Mox Emerald
1Mox Ruby
1Mana Crypt
1Mana Vault
1Black Lotus
1Sol Ring

Sideboard

1Misdirection
2Rune-Scarred Demon
1Flusterstorm
1Forbidden Orchard
4Oath of Druids
2Hurkyl’s Recall
1Nihil Spellbomb
3Swan Song
BOM9を制覇したのは,オースへのアグレッシブサイドボーディングを仕込んだVault Controlであった.こういう構築法自体はかなり昔から知られているのだが(参考 http://p.tl/rnX7)このデッキの素晴らしい点は,コンボ等への対策を兼任できる白鳥の歌を使うことでお供の禁忌の果樹園枚数を1枚まで減らし,必要枠の圧縮に成功しているところである.この発想力,BOM9優勝に相応しい.今日はいいものを見せてもらった.

ただ折角相手の意表をついて出すクリーチャーとして,ルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demonが最善の選択かは少し疑問だ.我々は彼よりはるかに強力でゲームセット級の実力を持つデーモンを知っているだけに尚更.
準優勝 Randrianome Lalaïna

1Polluted Delta
1Flooded Strand
4Scalding Tarn
2Volcanic Island
3Underground Sea
2Islands
1Library of Alexandria
1Tolarian Academy
3Lightning Bolt
1Black Lotus
1Time Vault
1Voltaic Key
1Seinsei’s Divining Top
1Blightsteel Colossus
1Mox Pearl
1Mox Ruby
1Mox Sapphire
1Mox Emerald
1Mox Jet
1Mana Crypt
1Sol Ring
1Yawgmoth’s Will
1Demonic Tutor
1Vampiric Tutor
1Dark Confidant
3Mental Misstep
2Mana Drain
1Hurkyl’s Recall
1Steel Sabotage
1Flusterstorm
4Force of Will
3Snapcaster Mage
1Mystical Tutor
1Time Walk
2Jace the Mindsculptor
1Brainstorm
1Ancestral Recall
1Spell Pierce
1Tinker

Sideboard

1Red Elemental Blast
1Pithing Needle
2Yixlid Jailer
1Ravenous Trap
1Nihil Spellbomb
2Graftdigger’s Cage
1Rack and Ruin
4Ingot Chewer
1Mountain
1Flusterstorm
準優勝のInv.Tezz.これと優勝デッキは,アーキタイプの他にメインからアーティファクト対策を2枚採用し,サイドボードのそれも厳重であるという共通点が存在する.ヴィンテージでは(他フォーマットもそうかも知れないが)上位デッキの共通項を分析すると大会のメタゲームが掴めてくることが多い.つまり彼らは勝つべくして勝ったのである
TOP4 Iaconno Alessandro

2Misty Rainforest
3Polluted Delta
2Verdant Catacombs
1Bayou
2Tropical Island
2Underground Sea
3Wasteland
1Strip Mine
1Forest
1Swamp
1Black Lotus
1Mox Sapphire
1Mox Jet
1Mox Emerald
1Brainstorm
1Time Walk
1Demonic Tutor
1Ancestral Recall
1Steel Sabotage
1Vampiric Tutor
1Flusterstorm
1Scavenging Ooze
1True Name Nemesis
1Vendilion Clique
3Snapcaster Mage
4Abrupt Decay
3Mental Misstep
3Spell Pierce
4Deathrite Shaman
4Dark Confidant
1Jace the Mindsculptor
2Trygon Predator
4Force of Will

Sideboard

2Dismember
1Null Rod
2Energy Flux
1Flusterstorm
2Duress
1Misdirection
1Scavenging Ooze
1Yixlid Jailer
3Graftdigger’s Cage
1Nihil Spellbomb
墓荒らし.このデッキではタルモゴイフの枠にヴェンディリオン,宿敵が配されて1→3の動きが強調され,さらにその結果同型の鍵を握る衰微合戦を有利に進められるようになっている.
TOP4 Antonio Musarra

4Mishra’s Workshop
4Wasteland
1Strip Mine
4Ancient Tomb
2City of Traitors
1Tolarian Academy
1Mox Pearl
1Mox Jet
1Mox Sapphire
1Mox Emerald
1Mox Ruby
1Black Lotus
1Sol Ring
4Metalworker
4Chalice of the Void
4Sphere of Resistance
1Trinisphere
4Phyrexian Revoker
3Phyrexian Metamorph
2Karn Silver Golem
2Batterskull
4Tangle Wire
3Staff of Nin
4Lodestone Golem
3Crucible of Worlds

Sideboard

4Graftdigger’s Cage
2Thormod’s Crypt
1Pithing Needle
2Duplicant
2Razormane Masticore
1Arena
3Dumping Matrix
ニンの杖もMUD特に金属細工師型のパーツとしてすっかり定着してしまい,当初これを酷評したことを悔いている.まあ,それはともかくサイドボードが面白い.闘技場はあまり見られない卡だがそのポテンシャルは高く,3マナさえ出れば対戦相手のクリーチャーを虱潰しに除去できるし,BSCのようなとても勝てない相手でもタップはできるから総攻撃からの逆転が可能である.減衰のマトリックス/Damping Matrixもヴィンテージメタの移り変わりを告げるかのような卡であり,死儀礼のシャーマンを止めつつ金属細工師にはまったく抵触しない.孫子の兵法にも言う.敵を知り己を知れば百戦危うからずと...
TOP8 Amadeus Kurz

1Black Lotus
1Mox Emerald
1Mox Jet
1Mox Sapphire
4Dark Confidant
4Snapcaster Mage
4Deathrite Shaman
1Trygon Predator
2Vendilion Clique
1Demonic Tutor
2Mana Leak
1Vampiric Tutor
1Ancestral Recall
1Brainstorm
1Null Rod
2Flusterstorm
4Force of Will
3Mental Misstep
1Diabolic Edict
1Steel Sabotage
1Time Walk
4Abrupt Decay
3Verdant Catacombs
1Strip Mine
1Bayou
2Tropical Island
3Underground Sea
4Polluted Delta
4Wasteland

Sideboard

2Trygon Predator
1Null Rod
1Toxic Deluge
3Yixlid Jailer
1Swamp
1Steel Sabotage
4Snuff out
2Surgical Extraction
このKurzと上のAntonioは,前回BOM8の優勝・準優勝プレイヤーである.BOMのような大規模大会で,コンスタントに勝ち抜くことのできる彼らこそ,ヴィンテージがデッキ選択・構築やプレイングが大きなウェイトを占め,運ゲーとは程遠いフォーマットであることを示す生き証人と言えよう.で,デッキの墓荒らしだが,彼もまたヴェンディリオンを雇用している.僕はヴェンディリオンほどの強卡がなぜ採用されないのか不思議なくらいだったので、この組み方には賛成.
TOP8 Tim van der Lans

1Black Lotus
1Mox Sapphire
1Mox Jet
1Mox Ruby
1Mox Emerald
1Mana Crypt
1Sol Ring
1Seinsei’s Divining Top
1Voltaic Key
1Time Vault
1Blightsteel Colossus
2Snapcaster Mage
4Dark Confidant
4Force of Will
2Mana Drain
2Spell Snare
2Mental Misstep
2Lightning Bolt
1Brainstorm
1Ancestral Recall
1Thirst for Knowledge
1Mystical Tutor
1Vampiric Tutor
1Hurkyl’s Recall
1Merchant Scroll
1Time Walk
1Tinker
1Demonic Tutor
1Toxic Deluge
1Yawgmoth’s Will
1Tezzeret the Seeker
2Jace the Mindsculptor
1Library of Alexandria
1Tolarian Academy
4Scalding Tarn
1Polluted Delta
1Flooded Strand
2Islands
3Underground Sea
2Volcanic Island

Sideboard

1Mountain
3Ingot Chewer
1Vandalblast
1Hurkyl’s Recall
1Red Elemental Blast
2Swan Song
1Notion Thief
1Yixlid Jailer
2Graftdigger’s Cage
2Nihil Spellbomb
メインボードはテゼレットや商人の巻物,神秘の教示者といった人選がやや古めかしいInv.Tezzという感じだが,サイドは結構冒険している.特に目をかけていた汚損破/Vandalblastが使われているのが嬉しい.mtgdecks調べで10件ほど採用を確認できるが,大舞台での実績がないと思っていたところこのデッキリストに出会い,今わりと感動している
TOP8 Johansson Mikael

2Karn Silver Golem
3Phyrexian Metamorph
4Lodestone Golem
3Smokestack
4Tangle Wire
2Crucible of Worlds
1Trinisphere
2Thorn of Amethyst
4Sphere of Resistance
4Chalice of the Void
1Black Lotus
1Mana Crypt
1Sol Ring
1Mox Ruby
1Mox Pearl
1Mox Emerald
1Mox Jet
1Mox Sapphire
4Wasteland
2Rishadan Port
1Strip Mine
3Mishra’s Factory
1Tolarian Academy
4Ancient Tomb
4Mishra’s Workshop
4Phyrexian Revoker

Sideboard

2Ghost Quarter
1Steel Hellkite
1Wurmcoil Engine
1Crucible of Worlds
2Duplicant
4Relic of Progenitus
4Graftdigger’s Cage
TOP8 Karlinski Anton

4Scalding Tarn
2Polluted Delta
3Underground Sea
2Volcanic Island
1Tropical Island
1Islands
4Wasteland
1Strip Mine
1Mox Jet
1Mox Sapphire
1Mox Pearl
1Mox Emerald
1Mox Ruby
1Black Lotus
1Ancestral Recall
1Time Walk
4Dark Confidant
4Yawgmoth’s Will
4Deathrite Shaman
3Snapcaster Mage
1Gorilla Shaman
4Force of Will
2Mental Misstep
2Cabal Therapy
2Gitaxian Probe
1Vampiric Tutor
1Demonic Tutor
3Lightning Bolt
1Brainstorm
2Jace the Mindsculptor

Sideboard

4Ingot Chewer
1Hurkyl’s Recall
1Ancient Grudge
1Mountain
1Pithing Needle
1Spell Pierce
1Spell Snare
3Surgical Extraction
1Yixlid Jailer
1Ravenous Trap

http://www.twitch.tv/bazaar_of_moxen/b/525801678

05:06:20あたりから決勝戦.

左はBUGと間違えてしまったが実態はBURつまり普通のJace Controlでした.右のTezOathが瞬唱の魔道士とか入れてるのを見るに,このデッキ名はTezzからサイドボードでOathに転化という意味合いのようだ.つまりこれもJace Controlに属する.

というわけでトップ8は
MUD2
墓荒らし3
Jace3

決勝はVault対Vaultとなった.Vaultを愛する僕としてはたまらない展開である.その展開は,TezOathが3ゲーム目にアグレッシブサイドボーディングを敢行.ルーン傷の悪魔が羽ばたき,Gwen De SchamphelaereにBOM9のタイトルを授けた.Salute!!
http://www.bazaar-of-moxen.com/en/index.html

TOP8は,
MUD2
墓荒らし3
BUR
Jace
Oath

正答率5/8でなかなか.

決勝はオースVS墓荒らし.勝者はおそらくオース墓荒らしの模様.←???不明.保留

近日中にデッキリストが発表されるだろう
http://www.twitch.tv/bazaar_of_moxen
http://www.bazaar-of-moxen.com/en/index.html

214人スイスラウンド9回/TOP8決勝トーナメント.

現在ラウンド3.SelimのMUDが青のなにかをプレイするMarkoに一本先取
→MarkoのデッキはPyromancer Controlと判明.2本目は墳墓と紅蓮術士でMUDがゴリゴリ削れて5ターンくらいで投了.1-1
→第3ゲームはMUDダブマリvsパイロトリマリと盛大に荒れる.MUDがランドストップの憂き目を見ているところにジェイスが降臨し,ゲームは終わる.

ラウンド5(多分).前回王者Michael Bondeは今回も墓荒らしで参戦したが,マーフォークにやられてしまった.知っての通り,マーフォークはそのBOM8と前後して開催されたGEN CONを制したアーキタイプである.何という運命の皮肉だろうか!

あとラウンド4までのStandingsが出ていたが,Rubén Gonzélez氏は全勝.彼は本当に強くてうらやましい.

ラウンド6のハイライトはそのRubén Gonzélez(Pyromancer Gush)対Antonino Mosqrra(MUD)である.まずMUDがニンの杖でアドバンテージを取って1勝.
→Rubén,early Jaceで楽勝.1-1
→3試合目は見てなかったけどMUDの勝利

以下更新予定...だが寝る
#1:
36名
http://www.mtgdecks.net/events/view/13318
グリセルオース - win-conをグリセルとジェイスに兼任させ,浮いたスロットにDecay等を投入
エムラオース
MUD
5c Stax - 磁石のゴーレムさえ廃した5c Stax.彩色の灯籠等も見られる.

#2:
108名
http://www.bazaar-of-moxen.com/en/index.html
マーフォーク - ネメシス4枚入り
Espresso Stax - 探検の地図型.純正Espresso
Stax - タッチウェルダー
UBrg - 墓荒らしとコンセプトは大体同じ

やっぱりヨーロッパはMUDが多いね
http://www.bazaar-of-moxen.com/en/index.html

SERAFIN WELLINGER,GW-Hateを引っ提げて優勝!拍手と声援を!

1位 GW-Hate
2位 ブルームーン(何故かこれだけデッキリスト発表されてない)
3位 双子
4位 双子
5位 双子
6位 Scapeshift
7位 トロン
8位 緑単

8位の緑単は感染かと思いきや,皮背のベイロスのような図体のでかいバニラを巨大化,怨恨でサポートして殴るという初心者然としたデッキだった.感動したからデッキリスト置いておこう
22 Forest
4 Kalonian Tusker
4 Leatherback Baloth
4 Experiment One
4 Dryad Militant
3 Strangleroot Geist
2 Scavenging Ooze
1 Garruk, Primal Hunter
1 Thrun, the Last Troll
4 Rancor
4 Vines of Vastwood
3 Giant Growth
2 Beast Within
2 Prey Upon

Sideboard
4 Skylasher
3 Oxydize
3 Pithing Needle
2 Torpor Orb
2 Choke
1 Thragtusk
あとデュエルコマンダーはマラスが多かったらしく優勝者BORIS BAILLOUXもその1人だった.

さて,今夜はいよいよ真打ち
ヴィンテージだ.
http://www.bazaar-of-moxen.com/en/index.html

レガシー:
TOP8を見ると,現代の青を象徴するデルバー・ネメシス・トラフトといった屈強なクロック生物が全くおらず,青はもっぱらコントロール,即ちアドバンテージとカウンターの役割を担っている.しかし,それがむしろ本来の姿なのである.

モダン:
TOP8は次のようになった.
双子3
ブルームーン
トロン
GW-Hate
緑単ストンピィ
Scapeshift

メタゲーム・ブレークダウンを見ると,双子が最大勢力なのでこの結果も妥当だろう.この他には親和,パトリオット,殻辺りもそれぞれ10%に近い存在率を占めていたのだが,これらは残念ながら脱落した.

ヴィンテージトライアル:
108人中のメタゲームは,墓荒らしが16人,Workshop(MUD+Stax)が全部で22人.そして最も重要なドレッジは8人である.あと,オースが14人でかなり多い.
初戦はNiklas Kronberger - 4color Loam VS Tomasz Jablonski - UWR Miracle.1本ずつ取って3戦目,相殺独楽VS聖遺の騎士2体ガドッグとお互い理想的な盤面を構築する.ライフを2点まで落とし込まれるも,ガドッグを始末して全体除去に繋げればTomaszの大逆転もあり得る局面となった.緊張しつつ独楽でトップ3枚を確認するTomaszだが,その土地をアンタップすることはなかった.独楽のフルタップの隙を突き,Niklasが罰する火を打ち込んだのだ.Niklas Kronberger 準決勝進出!!

さらにMeciek Berger - ElvesがWenzel Krautmann - Death & Taxesを2-0で下し,彼も準決勝へと駒を進めた.

Nick Steyns - Death & TaxesとJohannes Gutbrod - UWR Miraclesの第3試合では,白のヘイトベアがJohannesを追い詰め,Nickを勝利そして次の対決へと導いた.

Marcus Olsson - UWR Miracles VS Jean-Mary Accart - BUG ShardlessのマッチアップはAccartが勝利し,これで3人いた奇跡コントロールはいずれも準々決勝で脱落したことになる.

準決勝は,

まずMeciek Berger - Elves VS Niklas Kronberger - 4color Loamで,Niklasが1試合目を得た様子だ.2試合目ではガイアの揺籃の地を起点にBergerがエルフ特有の展開力を誇示したが,3枚の突然の衰微とゴルガリの魔除けの前に膝を屈することとなった.こうして,アグロロームのNiklas Kronbergerが決勝戦を演じることが決まった.

Nick Steyns - Death & Taxes VS Jean-Mary Accart - BUG Shardless.1-1で迎えた最終戦,手札破壊で暴かれたNickの手札は一見したところ土地だらけである.これは決まったか?→Accart,2回の断片無き工作員で手札戦場の両面を大きく増産.最後の望みの殴打頭蓋に突然の衰微がかざされた事で,Nickは自らの敗北を認める.

こうして,決勝の卡が決定した.それは,
Niklas Kronberger - 4color Loam VS Jean-Mary Accart - BUG Shardless.
Accart,1本先取.
Niklas,長い長い2試合目を罰する火エンジンでついに制する(彼のライブラリは残2枚らしい).
そしてBOM9最終戦.Niklasはやはり罰する火エンジンを完成させた上,非人道的サイズの聖遺の騎士でAccartを苦しめる.彼も森の知恵などで解答を探るが,ライブラリーはついに応えず,Niklasに握手を求めるのだった.

かくしてAggro Loamを駆るNiklas KronbergerがBOM9の頂点に立った.優勝おめでとう!!

追記・・・決勝2試合目,BUG側が待機させていた幻視を相手側に撃ちこめば勝てていた?僕からはチャリスに打ち消されたように見えたが勘違いだったかも?
http://www.bazaar-of-moxen.com/en/index.html

TOP8(と個人的注目卡):
ローム
デスタックス(ブリマーズ1枚/迷宮の霊魂2枚)
UWR奇跡(摩耗//損耗SB1枚)
エルフ!
デスタックス(迷宮の霊魂4枚)
BUG続唱(魂の裏切りの夜SB1枚)
UWR奇跡
UWR奇跡

レガシーはコンボが出てくる気がしたので下のような予想をしたが結果は大ハズレで,ビートダウンとそれを構造的に抑えこむコントロールの対決となった.エルフはまあコンボ寄りか.

さて,ここにメタゲーム・ブレークダウンの話を加えると,
・BUG中速(≒チームアメリカ,上で1つ入賞していた続唱もか)は96名で全体の17.9%も占めていたのに1人しか勝ち残れなかった.
・ジャンド22人,カナスレ17人は全滅した.
・コンボ系はSNT・ANT・エルフが中心で,全体としては177人(33.1%)もいたのにTOP8進出は上の通り1人.
といった敗者側の情勢も見えてくる.今回の勝ち組は,46人(8%)から3人も勝ち抜いた奇跡コントロールだ.(最近は赤タッチが普通なの?)

今回TOP8にネメシスは0となったが,それでも魂の裏切りの夜といったmetagamed choiceにその「爪痕」が感じられる.

ftvフェイク?

2014年5月2日 TCG全般
フェイクならむしろ嬉しいね
http://www.bazaar-of-moxen.com/en/index.html

モダントライアルを勝ち抜いたデッキは,

キキジキポッド
死せる生
トリコロール
双子
レガシー予想:
SNT2
ANT1
DNT2
デスブレード1
チームアメリカ2

ヴィンテージ予想:
墓荒らし2
MUD3
Vault1
マーフォーク1
噴出1
ドラゴンの息とTime VaultとVoltaic Key落として太陽のタイタンめくれば1キル
CNSとヴィンテージ4 永遠王、ブレイゴ
1点ーテキストは非常に強い.これで3マナ2/2とかなら...
ダク・フェイデンでアーティファクトが奪われてしまう!それなら奪い返してやればいい.そもそも,コストを度外視すればダクを最も活かせるのは墓地利用アーティファクトデッキのStaxに他ならない.5c Staxにさらに彩色の灯籠まで起用し,このプレインズウォーカーをねじ込んでみようではないか.

1 Triskelion
1 Sundering Titan
4 Lodestone Golem
4 Goblin Welder
1 Karn, Silver Golem
1 Phyrexian Metamorph
2 Smokestack
1 Mox Ruby
3 Tangle Wire
1 Mox Emerald
1 Mana Crypt
1 Black Lotus
1 Sensei’s Divining Top
1 Mox Pearl
1 Mox Jet
2 Crucible of Worlds
1 Mana Vault
1 Trinisphere
1 Sol Ring
1 Ancestral Recall
1 Noxious Revival
1 Vampiric Tutor
1 Yawgmoth’s Will
1 Demonic Tutor
1 Tinker
1 Bazaar of Baghdad
4 Mishra’s Workshop
1 Strip Mine
4 Wasteland
2 Gemstone Mine
1 Tolarian Academy
4 Mana Confluence
3 Chromatic Lantern
1 Balance
1 Ancient Grudge
3 Dack Fayden

禁止制限改定

2014年4月28日 TCG全般
長期戦を見越し,それを見越した選択ができるプレイヤーは強い.
・1ターン目の独楽をFoW
・2ターン目エンドに対象なしで瞬唱の魔道士

メモ

2014年4月27日 ゲーム
GOW3オーブまとめ

ブレイズ=4000+7000+8000+10000=29000
ハデス=3000+5000+6000+9000=23000
カエストス=3000+5000+5000+8000=21000
ネメシス=3000+5000+5000+8000=21000

弓2500
頭2500
靴2500

合計101500
普段あまりリアルではやらないんだけど,今日は大学のリミテッドに参加.結果は1-2と振るわなかったけど楽しかった!

なおマリガン回数/ゲーム数=1

< 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 >

 

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