まもなく禁止改訂が発表される。前回は1/15だったから、1ヶ月足らずでの改訂ということになる。これに向けて元旦に述べた意見は次のとおりだ。

http://bagupokemon.diarynote.jp/201801010136589507/

スタンダード
[願望]No Changes
[予想]ボーマットの急使/Bomat Courier 禁止

前回の改訂は明白な意思表示であった。それは、「今後スタンダードの禁止を躊躇しない」「モダンレベルにまで介入していく」ということだ。これはBrian Braun-Duin氏のエッセイFive Reasons Why Standard Bans Keep Happeningに詳しい。シグマ氏による優れた日本語訳もあるので一読されたし。

http://gathered.tokyo/archives/2544
http://gathered.tokyo/archives/2553

今の方針は集合した中隊を放置して多くの弊害をもたらしたことの反省ではあるが、僕としては振り子が逆に触れ、やや行き過ぎと感じる。僕はJon Finkelの意見に100%賛同する。
While I suspect standard is better for the bannings, I think it would have been better to do nothing. Moving the norm from a card (or combo) bring too good to a deck being too good is, I think, problematic. Bannings should be a tool to fix mistake cards, not the format.— Jon Finkel (@Jonnymagic00) January 15, 2018
環境是正のための禁止という方針のもとでは、次のようなことが起こりうる。「あるアーキタイプXが高い支配率を示し、何らかの措置が必要である。Xの中での最強卡はaなのだが、aを禁止してしまうとXは構築不能となる。そこで二番目に強いbを禁止し、Xを存続させつつ支配率を下げることにした」これはエターナルではあり得ても(※)、スタンダードでやるには適さないと考える。

※...レガシーの渦まく知識/Brainstorm、ヴィンテージのMishra’s Workshop等

しかし、方針は既に定まった。現在、スタンダードではハゾレトが極めて強力であり、赤単の支配率は15%と健全だがラクドス、マルドゥ等のバリエーションも含めると30%を越える。それら全てに共通して4枚採用されており、初動を担うボーマットの急使/Bomat Courierは価格も安いし、禁止のおそれもあると考える。


モダン
[願望]緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith 解除
[予想]血編み髮のエルフ/Bloodbraid Elf 解除

プロツアーはランタンコントロールが優勝した。それを理由にランタンを規制するようでは本格的にウィザーズも終わりだろう。実際、この2週間でgoldfishに登録されたモダンデッキは274あるが、そのうちランタンは6つに過ぎない、その6つのうち1つがプロツアー優勝だったという話で、最大勢力は依然トロン、グリクシスシャドウ、5c人間といった面々なのである。ここは、クリーチャー系を解除してジャンク系デッキの復権を期待したいところだ。


レガシー
[願望]精神錯乱/Mind Twist 解除、死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman 禁止
[予想]No Changes

独楽禁止以来、レガシーはグリクシスデルバーと4cレオヴォルドの二強に奇跡が続く構図で変わらない。そして2トップに共通するのが死儀礼のシャーマン(、渦まく知識、思案)なのである。死儀礼はモダンで禁止された実績?もあるし、そろそろ禁止されても良いと思うがいかがだろう。

精神錯乱については以前述べた通り。

ヴィンテージ
[願望]精神的つまづき/Mental Misstep 制限
[予想]No Changes

これも以前と考え方は変わらない。ヴィンテージの環境を良くするためにはこれしかないんだ。精神的つまづきは既にエクステンデッド、モダン、レガシーで禁止されている。もう1フォーマット増やすのに何をためらうことがあろうか?

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