http://magic.wizards.com/ja/articles/archive/making-magic/metamorphosis-2-0-2017-06-12

こういう予想してる人もいたけど、なかなか思い切ったことやったな。

3年前に書いた意見は
http://bagupokemon.diarynote.jp/201408260033155732/

これを踏まえて今回の発表を読むと...

ブロック制度:
大小小制度が限界だったことは間違いなく、現在の大小制度はそれほど問題なく機能していると感じていた。そこに小型セットの廃止とは振り子が逆に振れたようなもので意外だ。これはストーリー上もゲームプレイ(メカニズム)上も、掘り下げが不十分となることが懸念される。

しかし、そこは必要に応じて同一次元を2~3連続で扱うことも認めるとしたルールに期待したいところだ。

基本セット:
3年前に書いたとおり、基本セットはその名前を忘れ、応用的になりすぎた。M12には複雑過ぎる卡が何枚かあったし、ORIに登場した両面PWも、個々の卡としてみれば非常に良いものだったが、初心者が手にとることを考えれば行き過ぎという思いもあった。一方また、卡を1枚単位ではなくブロック単位で制作する点が仇となり、BFZブロックにコジレックの審問や幽霊火が入らなかったなどの制約の大きさには共感できるところだ。

今回、基本セットの趣旨を再確認するということであれば復活は歓迎しよう。上級者には、低マナ域に稲妻や定業等のユーティリティを何枚か用意するだけで十分だ。

ストーリーとゲームプレイの整合性:
ストーリー上重要な卡の強化にこだわりすぎた失敗は、これまた多方面から指摘があったとおりだが、弱すぎたら弱すぎたでそれも失敗になる(cf.ジェラード・キャパシェン)。

とはいえ、小説家塩野女史が正しく観察したとおり、突出した個人に出会う時、人は次のように思うものだ。
優れたリーダーとは、優秀な才能によって人々を率いていくだけの人間ではない。率いられていく人々に、「自分たちがいなくては」、と思わせることに成功した人でもある。
ストーリー上では壮麗な活躍をするキャラクターがゲームプレイ上では満足に働かないとき、人はそこに滑稽を感じて悪意なくからかったり、「俺ならこう作ったのに」とオリカを考えてみたり、またはファンなら半ば無理矢理にデッキを作ってみたりもする。いずれにせよ、KLD期のギデオンのように、退屈なほどの強さで圧倒してしまうよりは、はるかに人気を博すだろう。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索