これまでWWK以降のセットを評価したが,僕がマジックを始める前に遡ってみようという気持ちが芽生えてきた.逆行していっていつの日かαまで到達するのが夢だ.
6点-常軌を逸した強卡達.多くのデッキで使用が当然視される,メタデッキを作り上げた存在である,それの為だけに色をタッチされる,といった力量を備える.殿堂的な枠として定めたので,恐らく今後のセットで6点を得る卡はほぼないだろう.
例:Force of Will,ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will,Mishra’s Workshop

5点-ヴィンテージの主役級の卡であり,メタゲームを変動させうる存在.それを標的とした対策卡を積まれるレベルの影響力,存在感を示す.
例:狼狽の嵐/Flusterstorm,ダク・フェイデン/Dack Fayden,若き紅蓮術士/Young Pyromancer,磁石のゴーレム/Lodestone Golem

4点-特定のデッキで大きな役割を果たす卡.または特定のデッキ相手に致命的な損害を負わせる卡.
例:石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic,突然の衰微/Abrupt Decay,ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker,虚空の力線/Leyline of the Void

3点-あるアーキタイプでの使用を検討される卡.
例:白鳥の歌/Swan Song,トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest,四肢切断/Dismember,ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine

2点-あるアーキタイプで使われることはあるが遭遇率は3点より低い.サイドボード候補卡.
例:太陽のタイタン/Sun Titan,議会の採決/Council’s Judgment,狡猾な願い/Cunning Wish

1点ー可能性もないことはない.
例:巨大化/Giant Growth

0点-卡力が低くヴィンテージにおいては存在しえない卡.
例:島魚ジャスコニアス/Island Fish Jasconius
エメリアの盾,イオナ
LV1点ー降臨した時点でロックが決まる.オース史にその名を残した存在.ただし,すでに着地したジェイスには弱いなどの脆さもあり,そうした妨害すら無視してゲームを終えるグリセルブランドにはさすがに勝てない.2013年初頭から全く使われていない点を重く見て1点とした.色のないデッキには無力なのも減点材料で,無色デッキがトップメタに居座るヴィンテージよりレガシーに向いた卡といえる.事実レガシーでは現役である.

精神壊しの罠
LV4点ー誰でも使えるストーム対策であり,狼狽の嵐共々その凋落を決定的にした張本人でもある.レガシーでも見られるが,メインから採用しているのは専らヴィンテージであり,本質的にこのフォーマットに向いた卡といえる.といってもヴィンテージでストームが多いからではなく,Moxenの存在やサーチの豊富さゆえ,1ターンの見かけ上のキャスト回数が非常に多いことが精神壊しの罠を決定的に有利にしているのである.3点と迷ったが,登場直後から今までコンスタントに使われ,メタゲームに与えた影響も大きいので4点とした.

呪文貫き
SMLV4点ーオールラウンダー.クロックパーミッションの理想を体現したようなカウンター呪文であるが,コントロールであるTrygon TezzやOathに投入されていた時期もあり,汎用性の高さが窺われる.墓荒らしやUR DelverなどFish全般で現役で,こうしたデッキでは2マナ空けておいたりとプレイングへの影響も大きい.ただコントロールはMステや狼狽の嵐に鞍替えしているので,4点の中堅あたりになるだろう.

恐血鬼
LV4点ーレガシーでもPoxやZombardmentといった復活をテーマとしたデッキで使われているが,本場はヴィンテージのドレッジだ.飛び抜けたスピードを求めないIngot型が開発されてからはさらに活躍の機会が増えたかに思われる.

不気味な発見
1点ーこれは現状使われていない卡だが,Depthコンボを1枚で立て直せるのが素晴らしい.5年も前の卡なのだが,http://urx2.nu/fj7T 3件と寂しい数字とはいえ今年に入ってから急に使われだした.今後に期待の意味で1点.

貪欲な罠
LV4点ーサイド枚数では虚空の力線のそれをすでに上回っている.まあ力線は力線でコンボの素質があり,メイン採用も多いので一概には比べられないが,現在,スペルであること自体に意義を見出すデルバー,ヤンパイの台頭で勢いに乗っていることを高く評価して4点.レガシーよりヴィンテージでの採用が多いが,原理は良くわからない.ヴィンテージは瞬唱,ヨーグモスの意志といった卡を擁し,どんなデッキにも一応は効くのが理由だろうか.

吸血鬼の呪詛術士
LV2点ーDepthはGEN CON 2010でTOP8入賞したりと由緒あるデッキなのだが,数は相当少ない.タッチ緑によるデッキパワー強化,ルール変更による演劇の舞台と朗報が続いたが,状況はさほど動いていないのが実情だ.

水蓮のコブラ
SV2点ースタンダードでは申し分のない実績を残した卡だが,下環境ではあまり振るわない.ヴィンテージでもGushと組み合わせる方法が模索されているが,あまり結果は出ていないようであり2点も正直躊躇した.詳しいことは過去記事http://urx2.nu/fjqU を参照いただきたい.

探検の地図
LV2点ーレガシーでは土地単の有能なStabler.Espresso Staxでるつぼ+鉱床を決めるのにも使われる.あとは青単ベルチャーなんかでも使われるが,このアーキタイプが今後定着することはないだろう.てか既に消えた.

霧深い雨林
沸騰する小湖
SMLV6点ーフェッチランドは神.なかでも青は強い色であり,フェッチランドと相性が良いこともあり6点.

新緑の地下墓地
乾燥台地
湿地の干潟
SMLV5点ーこの中では墓荒らしの拠点である新緑の地下墓地が一歩リードか.赤白,白黒はヴィンテージではあまり見られない.

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