http://www.themanadrain.com/index.php?topic=46978.msg655460;boardseen#new

参加者16人は少ないが,割と格式のある大会っぽいし,入賞者も場数を踏んだプレイヤーが揃っているようなので紹介.

探査ドロー2種は住み分けがはっきりしており,巡航は主にクロックパーミッションが3~4枚積み,キャントリップ連打から4ターン目あたりに1マナでの詠唱を目指すのに対し,コントロール・コンボ好みの探索は2枚程度に抑えられることが多い.この傾向はヴィンテージでも見られていたが,今後もこのまま続くかは怪しいようだ.なぜなら,今回の優勝デッキのように,噴出の助けを借りることでさらに攻撃的に探査を活用でき,その結果,ヨーグモスの意志と時を越えた探索4枚とを投入する構成も可能であることがわかってきたからだ.噴出は巡航とも非常に好相性で,UR Delverでも固定パーツとなっているが,インスタントなのもあり探索との相性はさらに上を行くだろう.ともあれ,ヴィンテージの探索の評価は,「オースなら1~2枚,Gushなら2~4枚入れるべき.その他のコントロールデッキではお好みで少数」という感じになってきたようだ.

2位のオースはグリセルブランド1枚,鋼の風のスフィンクス1枚になっている.これはヴィンテージ選手権の時にhttp://urx2.nu/eZRS で予測した通りの,UR Delverの増加に対抗した動きである.ところで鋼の風のスフィンクスは,グリセルブランドと違って手札内で完結するコンボには無力という弱点を持つ.しかしプレイヤーBen Perry氏もその点は織り込み済みであり,メインから狼狽の嵐を3枚も入れることで改善を図っている.

そして3位はなんと,隆盛コンボだ.出来ればMoxenをばら撒いてハーキルあたりで再利用,大量誘発など,ヴィンテージ特有のコンボを見てみたかったところだが,パーツを最小限に絞ってコントロール用のパーツを増やす設計なのかもしれない.コンボの終着点も,命運縫い3枚のみと非常にコンパクトだ.自身の能力でブロッカーを次々転ばせる力もあるし,隆盛のフィニッシャーはこいつが最強だろう.サイド後は優秀なクリーチャーを動員してのFishへと転身する設計となっている.ジェスカイの隆盛は優秀なコンボパーツではあるが,衰微圏内であるばかりか様々な領域を利用するため,対策する気になればいくらでもできてしまう.世界選手権の新型隆盛でもサイドにけち屈葬を仕込んでいたように,ASの必要性が高いアーキタイプといえる.

そして4位はテフェリーと概念泥棒で手札の優位を強調したVault.テフェリーに引っ張られてるだけかもしれないが神秘の指導とかいれたくなるな...さすがに重いか?

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