JOUとヴィンテージ反省会
2014年9月20日 TCG全般6点-常軌を逸した強卡達.多くのデッキで使用が当然視される,メタデッキを作り上げた存在である,それの為だけに色をタッチされる,といった力量を備える.殿堂的な枠として定めたので,恐らく今後のセットで6点を得る卡はほぼないだろう.JOUがヴィンテージに与える影響を次のように予想した.
例:噴出/Gush,Demonic Tutor,トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
5点-ヴィンテージの主役級の卡であり,メタゲームを変動させうる存在.それを標的とした対策卡を積まれるレベルの影響力,存在感を示す.
例:Mana Drain,死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman,磁石のゴーレム/Lodestone Golem
4点-特定のデッキで大きな役割を果たす卡.または特定のデッキ相手に致命的な損害を負わせる卡.
例:けちな贈り物/Gifts Ungiven,世界のるつぼ/Crucible of Worlds,ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall
3点-あるアーキタイプでの使用を検討される卡.
例:ニンの杖/Staff of Nin,概念泥棒/Notion Thief
2点-あるアーキタイプで使われることはあるが遭遇率は3点より低い.サイドボード候補卡.
例:巧みな軍略/Strategic Planning,起源室/Genesis Chamber,窒息/Choke,
1点ー可能性もないことはない.
例:巨大化/Giant Growth
0点-卡力が低くヴィンテージにおいては存在しえない卡.例:西風のスピリット/Zephyr Spirit
http://bagupokemon.diarynote.jp/201404181537323663/
○マナの合流点ー4点
特段述べることはないだろう.現在,オースにおける禁忌の果樹園を別にすれば最強の5色土地であり,そのオースも含め多色コントロール全般で頼られている.
×予言の炎語りー3点
http://urx.nu/c9GT のような赤白ビートダウンでの利用が模索されているところだ.このデッキでも魂の洞窟が4枚積まれている通り,炎語りは種族が良く(人間は勿論,シャーマンも http://urx.nu/c9H7 このように強いのが多い)だが現行はこの1件のみなので,×を付けると共に今後の活躍に期待する.
○神々の神盾ー2点
http://urx.nu/c9Hi http://urx.nu/c9Hm 7件の採用が確認された.単純な性能を見ればもちろん優秀なのだが,白2マナのクリーチャー枠というのは非常な激戦区であり,他を押しのけて使われるほどの強烈な個性まではなく,オース・ストーム対策にしても,勝敗に直結する大任をこれだけ脆弱なクリーチャーに担わせてよいのかという疑問がつきまとう.おそらく今後も細々とは使われるだろうが,DnTがヴィンテージでも開発されるといった変化がない限り,脚光を浴びる卡とはならないだろう.
×ダクラの神秘家ー2点
全く使われませんでした.低頭認罪します.
TMDでも賞賛の声はそこそこ多く,ヴィンテージはおろかスタンでもろくに使われていない現状はまことに意気消沈させるものがある.起動コストがタップだけだったらかなり違ったんじゃないかという気がする.
×通行の神、エイスリオスー2点
小神の中では最も軽く,汎用性のまあまあ高い能力.DNの下馬評でも期待されていた.僕自身,プレビュー当時の妙にエイスリオスの肩を持った考察に赤面するばかりである.しかし現実には,最も人々の信仰を集めたのは雷神ケラノスであった.おそらく,墓所這いといった一見相性の良さそうな卡と実際は別段シナジーしない(ただ手札に戻せばよい.これは晴れる屋の発売前レビューでも指摘されていた)という使いづらさがあったのだろう.ヴィンテージでは信心7というのがあまりに絶望的であった.
×クルフィックスの洞察力ー2点
そういえばテーロス・ブロック,仮にもエンチャントがテーマだったはずだがレガシー・ヴィンテージ共にエンチャントレスが強化されたかというと全然だな.
×大歓楽の幻霊ー2点
当時のコメント「赤単スライが環境にほぼ存在しないことを鑑みて2点と抑えたが,これは相当に強力だ.」力量についてモダン・レガシーではバーンの復興という偉大な貢献を果たしており,上の得点基準を当てはめるとするならば4点は行くだろう.だがまさにここで書いた理由によってヴィンテージでは0枚結果となってしまった.
○弁論の幻霊ー2点→1点
○開花の幻霊ー2点→1点
○力による操縦ー2点→1点
コメント