1ヶ月半もの間、ブログを留守にしてしまった。個人的に、苦境にあり、マジックに集中することができずにいた。遅きに失したものの、かつての恒例行事であった卡評を認めることとしたい。
Arena Rector / 競技場の首長 (3)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)

競技場の首長が死亡したとき、あなたはこれを追放してもよい。そうしたなら、あなたのライブラリーからプレインズウォーカー・カード1枚を探し、それを戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
1/2
0点ーPWサーチとは夢のある能力だが、ヨーグモスの取り引きをサーチすることで即勝利する本家とは較ぶべくもない。

しかし、取り引きがサーチされているレガシーでなら活躍の機会があるかもしれない。競技場の首長入りNic Fitを見つけ、すこぶる面白いので貼っておきたい。
http://mtgtop8.com/event?e=19484&d=324438&f=LE
Brightling / 光異種 (1)(白)(白)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)

(白):ターン終了時まで、光異種は警戒を得る。
(白):ターン終了時まで、光異種は絆魂を得る。
(白):光異種をオーナーの手札に戻す。
(1):ターン終了時まで、光異種は+1/-1か-1/+1の修整を受ける。
3/3
0点ー除去耐性とはいえ手札に戻るのではテンポロスも甚だしい。
Spellseeker / 呪文探求者 (2)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

呪文探求者が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから点数で見たマナ・コストが2以下でインスタントかソーサリーであるカード1枚を探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
1/1
2点ーこいつは明らかにエターナルを見据えてデザインされた卡だ。それも秘儀の職工みたいな上滑りした失敗作とは違う、堅実な作りだ。ヴィンテージ制限卡である商人の巻物が、1マナ増えたことでソーサリーへのアクセス権と手足を得たと考えれば卡力に疑問はない。アンリコやウォークを引くだけでもコスト相応の働きになるし、チャネル・閃光といったコンボパーツを探しに行くのも良いだろう。今の所採用実績はないようだが、今後に期待で2点
Stunning Reversal / 驚愕の逆転劇 (3)(黒)
インスタント

このターン、あなたが次にこのゲームに敗北するなら、代わりに、カードを7枚引き、あなたのライフ総量は1点になる。
驚愕の逆転劇を追放する。
1点ープレイヤーに対する挑戦状的な卡だ。真っ先に思いつくのは臨死体験だが、これは単純に卡として弱い。Mirroire Magiqueとは、復活後のライフ1が噛み合わない。他にこれというアイディアもない。

そこで、相手の攻撃を凌ぎつつ7ドローで切り返す真面目な使い方ができないか考えてみる。これには、相手ターンに4マナのインスタントを通さなければいけないというハードルからして既に高い。そこを潜り抜けて九死に一生を得てもWorkshopだと攻撃後のバリスタに1点飛ばされて死に、ストームだと残余の職種に2点吸われてやはり死に、Vault-Key相手に至っては何の働きもしない。

要するに、ロマンはあるものの現実の運用を考えると非常に昏い卡である。誰か天才的デッキビルダーが現れることを願って1点に・・・
Bonus Round / ボーナスラウンド (1)(赤)(赤)
ソーサリー

ターン終了時まで、プレイヤーがインスタントかソーサリーである呪文を唱えるたび、そのプレイヤーはそれをコピーする。そのプレイヤーはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
1点ー逆転劇以上にデッキビルダー心をくすぐる卡だ。ただし、好相性である軽量ドロー系が噴出を筆頭に規制されているのが辛く、魔力変のような卡もヴィンテージでは単体での弱さが響く。マナ加速+サーチを大量搭載した、ベルチャーのようなコンボデッキに1枚投入はあり得るか。
Archon of Valor’s Reach / 武勇の場の執政官 (4)(緑)(白)
クリーチャー — 執政官(Archon)

飛行、警戒、トランプル
武勇の場の執政官が戦場に出るに際し、アーティファクトかエンチャントかインスタントかソーサリーかプレインズウォーカーを選ぶ。
プレイヤーはその選ばれたタイプの呪文を唱えられない。
5/6
2点ー圧倒的な制圧力である。アーティファクトを指定すればWorkshopは完全に止まり、他の大多数に対してもインスタントを指定することで大きく優位に立てる。これぞバトルボンドの白眉!!

といいたいところだが構築実績がまるでない。盤面への制圧力の小ささが忌避されたに違いない(予想だが、当初絆魂持ちだったのをウィザーズが日和ってトランプルに変更したんだろう)。このことは、オースの対Workshop用サイドボードを見てみると一層よくわかる。魅力的な執政官/Blazing Archonは単純にして至高の防御力を誇り、ギセラは単純にライフを倍にする上、歩行バリスタの射撃が1点ずつという点に漬け込んでこれを無力化する。

今後研究が進んで真価が発揮されることを願って2点とする。ごく小規模なレガシー大会で1件だけ見出すことができたので掲載する。http://mtgtop8.com/event?e=19615&d=325676&f=LE
Sentinel Tower / 歩哨の塔 (4)
アーティファクト

あなたのターンにインスタントかソーサリーである呪文が唱えられるたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。歩哨の塔はそれに、このターンにその呪文より先に唱えられたインスタントかソーサリーである呪文の総数に1を足した数に等しい点数のダメージを与える。
0点ー呪文6つで勝利する。これのいいところは、呪文のコントローラを問わないため、相手のカウンターに対する耐性を持つことだ。おそらく苦悶の触手に取って代わることはないだろうから0点にしたが、夢広がる卡ではある。僕はこの手の卡を溶岩の矢と組み合わせるのが好きで、

呪文A 1ダメ
呪文B 2ダメ
呪文C 3ダメ
溶岩の矢 1+4ダメ
溶岩の矢FB 1+5ダメ

ここまでで17点であり、だいたい勝ちだろう。なお霊気貯蔵器と違って、スタックを利用した小ワザは使えないので注意

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