https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/vintage-challenge-2018-03-18
3/8、5/16がWorkshopである。依然として不健全な水準だ。
さて、Workshopに静かな革命が起こっている。かつて最強をうたわれ、クリーチャーとしては初めて制限まで受けた卡、磁石のゴーレム/Lodestone Golemの放伐である。これは先週辺りから見られ、今週はWorkshopの中で最も順位の高い2デッキ(優勝・4位)が外している。このGolemless Shopはどう解釈すべきメタ現象だろうか。
その答えは、鋼の監視者/Steel Overseerにある。昨年9月のアメジストのとげ/Thorn of Amethyst制限後、Workshopはいくつかのバリエーションを模索したが、その結論は、制限前から進行していた路線 - ストンピィ化のさらなる徹底であり、ストンピィ的面展開の戦略に最も適する鋼の監視者の勝利であった。Workshop中の鋼の監視者の採用率からも、その台頭ぶりが見て取れる。
・それ自身戦力になるばかりか爆発的な加速をもたらす鋳造所の検査官/Foundry Inspector
・+1/+1カウンターを管理し、面展開を打点に変換することでキルターンを速める電結の荒廃者/Arcbound Ravager
・+1/+1カウンターの受け入れ先であるとともに、トークンの全体強化という勝ち筋を持つ搭載歩行機械/Hangarback Walker
・+1/+1カウンターの受け入れ先である砲台、歩行バリスタ/Walking Ballista
・そして+1/+1カウンターを増やす鋼の監視者/Steel Overseer
この5枚のシナジーが極めて強固である。磁石のゴーレム制限からカラデシュ追加あたりの期間を端緒に、Workshopがロック戦略からシナジーを張り巡らせたストンピィ的戦略へ移行したことを、われわれは親和化と呼んでよいだろう。その親和的視点から見れば、4マナで横への広がりがない磁石のゴーレムより、ファイレクシアの破棄者/Phrexian Revokerで満足できることが多いのだろう。
ただ、デッキ全体の方向性と多少の齟齬があろうとも、磁石のゴーレムの卡力の高さは折紙付であり、この先Golemlessが浸透していっても、ゴーレムがヴィンテージから全く姿を消すことはないものと考える。
以上の経過を踏まえて今後を予想すると、
・ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorphの枚数が減る、もしくはサイドに落ちるのではないか。というのは、コピーしたい対象が減っているためだ。最もコピーしたいゴーレムは制限され、今や抜けてきている有様。他のクリーチャーを見てもバリスタや歩行機械とは相性最悪だし、鋼の監視者をコピーするのもいささか冗長。となるとコピーしたいのがSphereと検査官くらいしかない。
・Workshopの親和化が進行するならば、これまで注目されてこなかった1マナのアーティファクト・クリーチャーもいくつか試されるかもしれない。
3/8、5/16がWorkshopである。依然として不健全な水準だ。
さて、Workshopに静かな革命が起こっている。かつて最強をうたわれ、クリーチャーとしては初めて制限まで受けた卡、磁石のゴーレム/Lodestone Golemの放伐である。これは先週辺りから見られ、今週はWorkshopの中で最も順位の高い2デッキ(優勝・4位)が外している。このGolemless Shopはどう解釈すべきメタ現象だろうか。
その答えは、鋼の監視者/Steel Overseerにある。昨年9月のアメジストのとげ/Thorn of Amethyst制限後、Workshopはいくつかのバリエーションを模索したが、その結論は、制限前から進行していた路線 - ストンピィ化のさらなる徹底であり、ストンピィ的面展開の戦略に最も適する鋼の監視者の勝利であった。Workshop中の鋼の監視者の採用率からも、その台頭ぶりが見て取れる。
鋼の監視者採用デッキ/Mishra’s Workshop採用デッキこれを念頭にクリーチャー布陣を見てみると、
2017/09/01~2017/10/01(アメジストのとげ制限直後の1ヶ月):8/64
2018/02/21~2018/03/21(直近1ヶ月):45/51
・それ自身戦力になるばかりか爆発的な加速をもたらす鋳造所の検査官/Foundry Inspector
・+1/+1カウンターを管理し、面展開を打点に変換することでキルターンを速める電結の荒廃者/Arcbound Ravager
・+1/+1カウンターの受け入れ先であるとともに、トークンの全体強化という勝ち筋を持つ搭載歩行機械/Hangarback Walker
・+1/+1カウンターの受け入れ先である砲台、歩行バリスタ/Walking Ballista
・そして+1/+1カウンターを増やす鋼の監視者/Steel Overseer
この5枚のシナジーが極めて強固である。磁石のゴーレム制限からカラデシュ追加あたりの期間を端緒に、Workshopがロック戦略からシナジーを張り巡らせたストンピィ的戦略へ移行したことを、われわれは親和化と呼んでよいだろう。その親和的視点から見れば、4マナで横への広がりがない磁石のゴーレムより、ファイレクシアの破棄者/Phrexian Revokerで満足できることが多いのだろう。
ただ、デッキ全体の方向性と多少の齟齬があろうとも、磁石のゴーレムの卡力の高さは折紙付であり、この先Golemlessが浸透していっても、ゴーレムがヴィンテージから全く姿を消すことはないものと考える。
以上の経過を踏まえて今後を予想すると、
・ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorphの枚数が減る、もしくはサイドに落ちるのではないか。というのは、コピーしたい対象が減っているためだ。最もコピーしたいゴーレムは制限され、今や抜けてきている有様。他のクリーチャーを見てもバリスタや歩行機械とは相性最悪だし、鋼の監視者をコピーするのもいささか冗長。となるとコピーしたいのがSphereと検査官くらいしかない。
・Workshopの親和化が進行するならば、これまで注目されてこなかった1マナのアーティファクト・クリーチャーもいくつか試されるかもしれない。
電結の働き手/Arcbound Worker (1)
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物(Construct) DST, コモン
接合1(これはその上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。それが墓地に置かれたとき、アーティファクト・クリーチャー1体を対象とする。あなたは「その上にそれらの+1/+1カウンターを置く」ことを選んでもよい)
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結束した構築物/Bonded Construct (1)
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物(Construct) ORI, コモン
結束した構築物は単独では攻撃できない。
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呪詛の寄生虫/Hex Parasite (1)
アーティファクト・クリーチャー ― 昆虫(Insect) NPH, レア
(X)(黒/Φ):パーマネント1つを対象とし、それの上からカウンターを最大X個まで取り除く。これにより取り除かれたカウンター1個につき、呪詛の寄生虫はターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。((黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる。)
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信号の邪魔者/Signal Pest (1)
アーティファクト・クリーチャー ― 邪魔者(Pest) MBS, アンコモン
喊声(このクリーチャーが攻撃するたび、他の各攻撃クリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。)
信号の邪魔者は飛行か到達を持つクリーチャーによってしかブロックされない。
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