B/R改訂は10月17日。

・スタンダード
[願望]霊気池の脅威/Aetherworks Marvel 禁止解除
[予想]No Changes

Temur Aetherworksは必ずしも常勝デッキではなく、霊気池が禁止されたのはパワーレベルの問題ではなく、楽しさの問題によってであった。事実、4ターン目の6連ガチャからのSSRウラモグはクソゲーとしか言いようがない。だがウラモグは既に退場し、最重量の卡は金属製の巨像s、最強の卡は...議論はあるだろうが、恐らくサンドワームの収斂またはギシャス辺りだろう。霊気池との相性で言うなら副陽の接近が候補に上がる。これらは登場した瞬間...いやそれより前にゲームを終わらせてしまうウラモグより遥かにマシだ。アグロなら霊気池に費やされた4ターンで布陣を完了させ、ライフの残りを詰めにかかるだろうし、コントロールなら単に打ち消してしまう。削剥というメインデッキから複数積まれるアーティファクト破壊の存在も大きな違いだ。現環境なら霊気池の脅威はacceptableと考える。


・モダン
[願望]梅澤の十手/Umezawa’s Jitte 禁止解除
[予想]No Changes

引き続き、理想的なメタゲームを演出している。その中でも選択/Optに元気づけられたコントロールが伸び、アグロ・コントロール・コンボの比率も整ってきた。まさに円熟の極みといってよいだろう。

ところでモダンにおける装備品を見てみよう、一番使われている装備品は頭蓋囲いだが、これは装備品というよりは、親和を猛烈に加速するコンボパーツのイメージのほうが強いだろう。次がバジリスクの首輪だ。これもバリスタと組む飛び道具に近い。3番手は、聖戦士の盾をはじめ0マナアーティファクト5~6種類が横並びになり、とうとう装備すらされなくなってしまった。結局のところモダンには「クリーチャー同士の攻防を助ける」という本来の働きを果たす装備品は存在しないと言ってよい。今後強い装備品は作らない方針となったため、スタンダードで装備品の活躍が見られる見込みが相当薄いこととあわせて考えると、装備品による攻防という現象はレガシーにしか存在しないことになってしまう。いくつかの卡が暴走した過去はあれど、魅力あるフレーバーでプレイヤーに支持され、常盤木の地位をも勝ち取った人気メカニズムとしては、誠に寒心に堪えない現状ではあるまいか。

梅澤の十手は危険ではあるが、装備品の退嬰に一石を投じる力もある。プッシュが追加された今、モダンにおけるクリーチャー除去の質はレガシーと遜色なく、制御可能な線に収まっていると感じる。

・レガシー
[願望]精神錯乱/Mind Twist 制限解除
[予想]ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth’s Bargain 禁止解除

願望については繰り返すまでもないだろう。予想だが、ヨーグモスの取り引きをヴィンテージで制限解除しても何の影響も与えなかったことから、レガシーでも同様の措置が取られることが考えられる。しかし僕の意見ではレガシーでのヨーグモスの取り引きはヴィンテージより危険とみている。その理由は、フルタップからマナを産み出す能力の差にある。ヴィンテージではSoloMoxen、Crypt、Black Lotus、ライオンの瞳のダイヤモンド、水蓮の花びらを1枚ずつ投入できるのに対し、レガシーではライオンの瞳のダイヤモンド、水蓮の花びらを4枚投入できる。こう書くとヴィンテージが有利のように思えるが、しかしコンボを続けるのに必要な色マナで考えると、ヴィンテージはMox Sapphire、Mox jet、Black Lotus、ライオンの瞳のダイヤモンドの4枚のみ。レガシーの8枚にむしろ負けている。このため、ヨーグモスの取り引きを出した時点でフルタップという条件でもターン中に勝てる確率は、レガシーの方が高いのではないか。

・ヴィンテージ
[願望]精神的つまづき/Mental Misstep 制限
[予想]No Changes

前回なされた3つの変更は、いずれも適切だったと思う。しかし、Workshopとメンターの支配率がややマイルドになり、その枠にDelverが進出した程度で、抜本的改善とはいえない。やはり枠を食っている精神的つまづきをだな...

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