http://magic.wizards.com/ja/node/1200271
1.ジェスカイの中速コントロール。
青 - ドローとカウンターを擁する必須色。
白 - 僧院の導師を擁する必須色。ほか除去と各種の対策も担う。
赤 - アーティファクト対策の第3色。
2.0~1マナのドローを連打し、果敢と探査ドローに繋げることでアドバンテージを得る。
3.カウンターはテンポを最重要視し、標的を絞ることで軽量化を実現している。
4.クリーチャー除去には、ソープロを3~4枚投入する。
5.PWには両面ジェイスが定番。加えてダク・フェイデン及び神ジェイスを投入する。
6.エンチャントを入れる選択肢もあり、森の知恵、Mystic Remora、石のような静寂等が候補となる。
さて昨日の第2回ヴィンテージリーグでは、KRMONT22が全勝者に名を連ねた。彼のデッキはメンターから導師3枚を抜いたものだが、右6点のコンセプトはこの新生ジェスカイ・コントロールの中で息づいているとわかり喜ばしい。ところで3枚のスロットを埋めるものは何か。まず1枚はヴェンディリオンは分かりやすい、これも傑出した性能の持ち主であり、導師に対して補完的でもある。残り2枚の選択は、実に賢明なものだった。つまり基本土地2枚を投入し、マナベースを安定したのだ。この一見地味な選択は、その実、「事故らなければ勝てる」という強固な自信に裏打ちされたものだろう。また、ジェスカイ・コントロールは1マナドローに付随するライブラリトップ操作や、PWのルーターにより余った土地を処理できるため、マナフラッドの懸念も低い。
ここで僕個人の思索を開陳すると、導師制限で白の必要性が落ちたことから、青赤に絞り、若き紅蓮術士を起用したコントロールが有力になるのではと考えていた。しかし実際組んでみるとサイドボード(特に墓地対策)で劣化が激しく、なかなか思うようにはいかなかった。このジェスカイ・コントロールはサイドボード力も高く、Tier1とまでは行かないにせよ3~4%ほどの占有率を保持できるのではないだろうか。
Planeswalker (4)僧院の導師は制限され、メンターは構築不能になった。しかし、僧院の導師を使う側であれ、相対する側であれ、ヴィンテージプレイヤーならば誰でも、この傑出した卡には様々な思い出があるはずだ。僧院の導師を核とし、それへの最適化として生まれたデッキ・メンターに盛り込まれた、いくつものデッキコンセプトまでも一朝にして捨て去ってよいものか、躊躇の念が生まれるのも当然のことだろう。では、メンターに盛り込まれたデッキコンセプトとは具体的に何か、だいぶ前の記事で恐縮ながら、拙著「メンター概論」(http://bagupokemon.diarynote.jp/201605020132278514/)をもとに構成してみよう。
2 Dack Fayden
2 Jace, the Mind Sculptor
Creature (6)
2 Jace, Vryn’s Prodigy
1 Monastery Mentor
2 Snapcaster Mage
1 Vendilion Clique
Sorcery (8)
1 Fragmentize
1 Ponder
4 Preordain
1 Time Walk
1 Treasure Cruise
Instant (17)
1 Ancestral Recall
1 Brainstorm
1 Dig Through Time
2 Flusterstorm
4 Force of Will
1 Gush
3 Mental Misstep
1 Mindbreak Trap
1 Pyroblast
2 Swords to Plowshares
Artifact (4)
1 Black Lotus
1 Mox Pearl
1 Mox Ruby
1 Mox Sapphire
Enchantment (2)
2 Stony Silence
Land (19)
4 Flooded Strand
2 Island
1 Library of Alexandria
1 Mountain
1 Plains
4 Scalding Tarn
3 Tundra
3 Volcanic Island
Sideboard (15)
1 Mindbreak Trap
1 Pyroblast
1 Swords to Plowshares
1 By Force
3 Containment Priest
2 Energy Flux
1 Ethersworn Canonist
1 Kataki, War’s Wage
4 Tormod’s Crypt
1.ジェスカイの中速コントロール。
青 - ドローとカウンターを擁する必須色。
白 - 僧院の導師を擁する必須色。ほか除去と各種の対策も担う。
赤 - アーティファクト対策の第3色。
2.0~1マナのドローを連打し、果敢と探査ドローに繋げることでアドバンテージを得る。
3.カウンターはテンポを最重要視し、標的を絞ることで軽量化を実現している。
4.クリーチャー除去には、ソープロを3~4枚投入する。
5.PWには両面ジェイスが定番。加えてダク・フェイデン及び神ジェイスを投入する。
6.エンチャントを入れる選択肢もあり、森の知恵、Mystic Remora、石のような静寂等が候補となる。
さて昨日の第2回ヴィンテージリーグでは、KRMONT22が全勝者に名を連ねた。彼のデッキはメンターから導師3枚を抜いたものだが、右6点のコンセプトはこの新生ジェスカイ・コントロールの中で息づいているとわかり喜ばしい。ところで3枚のスロットを埋めるものは何か。まず1枚はヴェンディリオンは分かりやすい、これも傑出した性能の持ち主であり、導師に対して補完的でもある。残り2枚の選択は、実に賢明なものだった。つまり基本土地2枚を投入し、マナベースを安定したのだ。この一見地味な選択は、その実、「事故らなければ勝てる」という強固な自信に裏打ちされたものだろう。また、ジェスカイ・コントロールは1マナドローに付随するライブラリトップ操作や、PWのルーターにより余った土地を処理できるため、マナフラッドの懸念も低い。
ここで僕個人の思索を開陳すると、導師制限で白の必要性が落ちたことから、青赤に絞り、若き紅蓮術士を起用したコントロールが有力になるのではと考えていた。しかし実際組んでみるとサイドボード(特に墓地対策)で劣化が激しく、なかなか思うようにはいかなかった。このジェスカイ・コントロールはサイドボード力も高く、Tier1とまでは行かないにせよ3~4%ほどの占有率を保持できるのではないだろうか。
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