http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/vintage-premier-2015-11-29

今回の大会はコンボの手に帰せられた.勝利手段をTendrils of Agonyと定め,手札だけでゲームを完結させるストームデッキが5つ.TFK制限によりデッキパワーを充実させたTezzcastも2人入賞した.

闇の誓願は,2枚目以降のDemonic Tutorとして,すでにその実力を証明したといえるだろう.コスト軽減や,古えの墳墓(サイドにある)と組み合わせるとDTを越える働きさえ可能となるので,ぜひ狙っていきたいものだ.あと気になったのは陰謀団式療法の採用.それだけギタクシア派の調査とのシナジーが強力ということなのだろうが,ノンクリーチャーゆえにFBできない制限を負ってまで思考囲いと差し替えるあたり,ライフロスが過重になることを警戒した選択ということか.デッキビルダーの自制心が伝わってき,好感が持てる.

Rich Shayは,Brian Kellyの影響濃いバントを持ち込んで2位に輝いた.森の知恵は,レガシーでこそ定番の卡となっていたが,ヴィンテージでは長く日の目を見なかった.それが数カ月前から急に注目を浴びだしている.その理由はメタがどうこうというよりも,単に気付かれていなかった可能性が高い.こういうことは卡戯でも往々にしてあることで,ヴィンテージの例をとるなら,Delverの台頭により,「Moxは全色入れる」という固定観念から多くのプレイヤーが解放された件がある.また遊戯王では,長年見向きもされなかった卡である大寒波が突如メタゲームを覆い,ついには禁止されるまでに至った.

いささか脱線したが,森の知恵には可能性を感じている.ライフロスを補う手段として,優秀な絆魂クリーチャーである道の探求者や台所の嫌がらせ屋,ロウクスの戦修道士あたりは検討に値する.

16位の4色メンターは,ダクの枠を腹心に代えたものだが,かなり気に入った.9体のクリーチャーが軽さの割にゲームセットに直結する奴らばかりで,隙がない.サイドの受けも広くて,非常にいい構成ではないだろうか.

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