Time Vaultの凋落

2015年3月31日 TCG全般
http://bagupokemon.diarynote.jp/201208250034334374/

上の大会感想記事を読み返して思うところがあった.Vault Controlの黄金期を考えると,成立の2008年および,MUD・Fish勢に押し負けていた2009年前半を飛ばして2010年~2012年あたりだろうか.現在も決してメタ外という訳ではないが,この時期のような勢いはない.その理由は,単独でのTime Vault,通電式キーの弱さが目立つようになってきたためだろう.上の記事では単独での使い道をいろいろ書いているものの,やはり基本的には卡1枚の価値に満たないことは否定しようがない.

上記年代,ヴィンテージにおけるクロックパーミッションの代表格といったらNoble Fishだが,これはクロックの大きさはそこまで重視せず,ソフトロックをカウンターで援護するのが主な目的だった.対してVaultの方でもライフが尽きる前にドローを進め,コンボを狙うのは現実的な線であった.

それが現代のクロックパーミッション,Delverはどうか.クロックが非常に速いだけでなく,60枚全てが強い.こういう相手にパーツの片方だけを引くと,1枚の差で主導権を握られ,もう一方を探す猶予もなくそのまま殴り切られることがままある.つまりVault/Keyが弱いままでゲームが終わってしまうわけだ.

結局DelverのデッキコンセプトがVaultのそれを上回っているのであり,この現象は簡単に覆るものではなく,当面は続くだろう.

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