ラヴニカ/M14の思い出
2014年8月8日 TCG全般前回:http://bagupokemon.diarynote.jp/201309130116361913/
スタンダードではもうちっとだけ使えるが,マナバーン企画に乗り,RTRブロックをヴィンテージのメタ視点から評価.
10位 イゼットの魔除け/Izzet Charm
多機能卡で,ルーター能力を活かせるウェルダーなどで普通に使われてもいるのだが,企図よりも振るわない印象が非常に強い.一言で理由を述べれば,コストが適正すぎたのだろう.
8位 欄干のスパイ/Balustrade Spy,地底街の密告人/Undercity Informer
The Spyの立役者.すでにこのアーキタイプは絶滅危惧種だが,一時的にしろレガシー・ヴィンテージに一石を投じた功績は大きい.よってこの順位とした.
7位 ラル・ザレック/Ral Zarek
卡として弱いところはまったくないのだが,同じ4マナPWに化け物がいるのがラルの不幸だった.今は同じ色にダクが居り,それに溶接工を加えることで緊密なシナジーを形成できるのでこれからが楽しみな1枚.
6位 群れネズミ/Pack Rat
鼠の繁殖力は極めて高く,相手が無抵抗&毎ターン起動という仮定なら4ターンで相手をかじり尽くす.ヴィンテージでは単体除去が多く,群れネズミが3マナ立てて出てきてしまうと駆除は不可能に近い.ランドスティルやKeeperなどのドローが得意なデッキが手にした,新たなフィニッシャーといえる.
5位 概念泥棒/Notion Thief
当初は重いと感じ,低く見積もっていたが,それ以上に通った時のリターンがでかい.神ジェイスによって完全に制圧されているような場面でも,魂の洞窟から出すだけで戦局を相当に巻き返せる(その次のターンでジェイスを撃破できれば勝勢).そこで相手をする方でも,ブレストを待ちすぎずにさっさと使ってしまう,神ジェイスを出しても相手のマナ次第では+2を使いにいくなど,プレイング面で与えた影響が大きい.また, http://www.tcdecks.net/deck.php?id=14116&iddeck=103869 のように積極的にドローを盗みにいく構築も可能である.この例ではヴェンディリオンやダクに加え,TimetwisterとWheel of Fortuneまで入れているが,さすがにオーバーキルの感がある.
4位 安らかなる眠り/Rest in Peace
まさに究極の墓地対策であり,採用数も申し分なし.サリアや墓掘りの檻と共に,白ビートダウン勢がこれまで苦手としていたドレッジに対する相性を改善するなど,メタゲーム上の貢献も大きい.石鍛冶がヴィンテージに本格参入してきたのも大体この辺からではなかっただろうか.
3位 若き紅蓮術士/Young Pyromancer
かなりの注目を集めた卡であり,当初はトークンを絞めまくる・陰謀団式療法と併用などコンボ的な利用が模索されていたが(サンプル http://www.mtgdecks.net/decks/view/60642),現在ではGush aggroの基本パーツとしての地位を確立している.ヴィンテージ選手権準優勝など実績も多々あるが,5点はさすがに過大評価だったかと反省している.実際は4点の中~下位だろう.
2位 突然の衰微/Abrupt Decay
単体除去のカテゴリではStPがα以来最強の座を保ち続けてきたが,マジックも18年目に来てとうとう塗り替えられた.確実性という点で右に出る者はなく,これと次の1位によって黒緑は爆発的に強化された.
1位 死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman
マナ加速,防御できないクロック形成,墓地対策.マジック史上最も多芸な卡であろう.その混成1マナらしからぬ卡力とフェッチランドとの相性の良さにより,モダン以下のフォーマットに革命を起こした.今日,墓荒らしという彼に由来する名を冠したデッキがヴィンテージのTier1(おそらく最強)デッキとなっている.
<選外>
汚損破(個人的には好きな卡で,実績もちらほらあるが,影響があったとまでは...)
破壊的一撃
ドライアドの闘士
裁判官の使い魔
夜帷の死霊(最近かなり評価が高まっている.だがここに載せるには足りない)
摩耗//損耗
ISDは既存アーキタイプを強化するもの,新デッキを作り上げるものと多種多様な卡を輩出し,(ヴィンテージでは)強いセットだったが,RTRのほうはそこまで強くなく,その影響も「墓荒らしの登場」と簡潔にまとめられる.
スタンダードではもうちっとだけ使えるが,マナバーン企画に乗り,RTRブロックをヴィンテージのメタ視点から評価.
10位 イゼットの魔除け/Izzet Charm
多機能卡で,ルーター能力を活かせるウェルダーなどで普通に使われてもいるのだが,企図よりも振るわない印象が非常に強い.一言で理由を述べれば,コストが適正すぎたのだろう.
8位 欄干のスパイ/Balustrade Spy,地底街の密告人/Undercity Informer
The Spyの立役者.すでにこのアーキタイプは絶滅危惧種だが,一時的にしろレガシー・ヴィンテージに一石を投じた功績は大きい.よってこの順位とした.
7位 ラル・ザレック/Ral Zarek
卡として弱いところはまったくないのだが,同じ4マナPWに化け物がいるのがラルの不幸だった.今は同じ色にダクが居り,それに溶接工を加えることで緊密なシナジーを形成できるのでこれからが楽しみな1枚.
6位 群れネズミ/Pack Rat
鼠の繁殖力は極めて高く,相手が無抵抗&毎ターン起動という仮定なら4ターンで相手をかじり尽くす.ヴィンテージでは単体除去が多く,群れネズミが3マナ立てて出てきてしまうと駆除は不可能に近い.ランドスティルやKeeperなどのドローが得意なデッキが手にした,新たなフィニッシャーといえる.
5位 概念泥棒/Notion Thief
当初は重いと感じ,低く見積もっていたが,それ以上に通った時のリターンがでかい.神ジェイスによって完全に制圧されているような場面でも,魂の洞窟から出すだけで戦局を相当に巻き返せる(その次のターンでジェイスを撃破できれば勝勢).そこで相手をする方でも,ブレストを待ちすぎずにさっさと使ってしまう,神ジェイスを出しても相手のマナ次第では+2を使いにいくなど,プレイング面で与えた影響が大きい.また, http://www.tcdecks.net/deck.php?id=14116&iddeck=103869 のように積極的にドローを盗みにいく構築も可能である.この例ではヴェンディリオンやダクに加え,TimetwisterとWheel of Fortuneまで入れているが,さすがにオーバーキルの感がある.
4位 安らかなる眠り/Rest in Peace
まさに究極の墓地対策であり,採用数も申し分なし.サリアや墓掘りの檻と共に,白ビートダウン勢がこれまで苦手としていたドレッジに対する相性を改善するなど,メタゲーム上の貢献も大きい.石鍛冶がヴィンテージに本格参入してきたのも大体この辺からではなかっただろうか.
3位 若き紅蓮術士/Young Pyromancer
かなりの注目を集めた卡であり,当初はトークンを絞めまくる・陰謀団式療法と併用などコンボ的な利用が模索されていたが(サンプル http://www.mtgdecks.net/decks/view/60642),現在ではGush aggroの基本パーツとしての地位を確立している.ヴィンテージ選手権準優勝など実績も多々あるが,5点はさすがに過大評価だったかと反省している.実際は4点の中~下位だろう.
2位 突然の衰微/Abrupt Decay
単体除去のカテゴリではStPがα以来最強の座を保ち続けてきたが,マジックも18年目に来てとうとう塗り替えられた.確実性という点で右に出る者はなく,これと次の1位によって黒緑は爆発的に強化された.
1位 死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman
マナ加速,防御できないクロック形成,墓地対策.マジック史上最も多芸な卡であろう.その混成1マナらしからぬ卡力とフェッチランドとの相性の良さにより,モダン以下のフォーマットに革命を起こした.今日,墓荒らしという彼に由来する名を冠したデッキがヴィンテージのTier1(おそらく最強)デッキとなっている.
<選外>
汚損破(個人的には好きな卡で,実績もちらほらあるが,影響があったとまでは...)
破壊的一撃
ドライアドの闘士
裁判官の使い魔
夜帷の死霊(最近かなり評価が高まっている.だがここに載せるには足りない)
摩耗//損耗
ISDは既存アーキタイプを強化するもの,新デッキを作り上げるものと多種多様な卡を輩出し,(ヴィンテージでは)強いセットだったが,RTRのほうはそこまで強くなく,その影響も「墓荒らしの登場」と簡潔にまとめられる.
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