4 Bloodghast
4 Narcomoeba
3 Ichorid
4 Golgari Grave Troll
4 Stinkweed Imp
2 Golgari Thug
4 Ingot Chewer

2 Darkblast
4 Bridge from Below
4 Serum Powder
1 Ancient Grudge
4 Cabal therapy
4 Leyline of the Void

4 Bazaar of Bagdad
4 Petrified Field
4 City of Brass
4 Undiscovered Paradise

Sideboard
3 Wispmare
4 Unmask
4 Chain of Vapor
4 Nature’s Claim
上に載せたのはBOM6優勝のドレッジである。これが与えた影響は大きい。それまで、ドレッジは主にどれだけ爆発力を伸ばせるかの研究が続いていた。例えば、ヴィンテージ選手権11を制したMark Hornung氏のドレッジだ。
4 Bazaar of Baghdad
3 City of Brass
2 Dakmor Salvage
4 Undiscovered Paradise

4 Bloodghast
3 Fatestitcher
1 Flame-Kin Zealot
4 Golgari Grave-Troll
2 Golgari Thug
2 Ichorid
4 Narcomoeba
4 Stinkweed Imp
3 Sun Titan

1 Ancestral Recall
1 Black Lotus
4 Bridge from Below
4 Cabal Therapy
3 Dread Return
1 Lion’s Eye Diamond
1 Lotus Petal
1 Mox Sapphire
4 Serum Powder

Sideboard
2 Ancient Grudge
4 Chain of Vapor
2 Darkblast
1 Elesh Norn, Grand Cenobite
2 Firestorm
4 Nature’s Claim
命運縫いのみならず、アンリコまで投入して発掘スピードを強烈にアップさせている。しかし、凡そマジックにおいて爆発力を増すことは安定を失う事と同義。ドレッジも例外ではない。では、何が不安定になったのか?それはマナである。このデッキを円滑に動かすには、青マナが必要となるからだ。

Erik Egeman氏はこうした動きに見切りをつけ、真逆の方向性を追求した。速度を犠牲に安全性を高めたのである。これは http://bagupokemon.diarynote.jp/201205211808283671/ で既に書いた。彼のメインデッキにも鋳塊かじりなど、マナを必要とするカードが合計7枚入っているが、うち暗黒破は打たなくても発掘3で働く。残りはアーティファクト対策であり、つまりはデッキの本筋というわけではないのである。

このBOM6からまた大分経ち、数日でヴィンテージの至高GEN CONが開催されるが、現在のドレッジの主流はこの安定型、Erik型である。ドレッジの花形戦慄の復活はすっかり鳴りを潜めてしまった。

確かにこのタイプは速攻のコンボ、例えばANTには弱い。ゾンビやイチョリッドでちまちま殴っていたのではスピードでとてもついて行けず、陰謀団式療法を固め引きできないと勝利は望めない。しかし、最近はコンボは減少しており、GEN CONでそれが復権するとも考えにくい。ドレッジを引っ提げてGEN CONに挑むプレイヤーの大部分はこのErik型を選択するだろう。

となれば、ドレッジ対策で大げさなことをやる必要はない。打点の源となる黄泉からの橋、それからイチョリッド。この2種の卡さえ弾いてしまえば相手の勝利は大きく遠ざかる。こちらが療法で荒らされた手札を立て直し、フィニッシャーを出すのに間に合わない程度には・・・そのため今夏の墓地対策はスマートな根絶、外科的摘出が有力であると予想する。

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