http://www.happymtg.com/coverage/6882/

ほぼレガシーZooそのままのデッキリストであり、レガシーから追加されたのは、Mステ4枚と露天鉱床1枚だけである。こうした安価なデッキでヴィンテージ大会を制する事は、畢竟レガシープレイヤーたちにヴィンテージへの興味を喚起することにつながり、非常に素晴らしい戦果だと思う(例によって僕が言えた義理でもないが)Arakane氏がMVPと讃える魂の洞窟だが、実際、ナカティルと群れ魔道士で手軽かつ打ち消されない3/3→4/4を作成するのは素晴らしい。カウンターされないのは当然のこと、とりわけヴィンテージにおいては虚空の杯も突っ切れるのが特筆すべき点だ。ただこの2種の他はいずれも種族がバラバラなのがやや残念な所ではあるが。逆に言えば、魂の洞窟で手持ちのクリーチャー種族を指定し、ピンポイントで打ち消されなくするだけでも十分に有効なカードだという見方もできる。

残りを見ていこう。クリーチャーの人選に関してだが、僕が一番凄いと思うのが漁る軟泥フル投入で、ヴィンテージプレイヤーはなかなかこういう構築ができない。どうも今回ドレッジが多かったっぽいので、ここのスロットはかなり勝利に貢献したのではないだろうか。軟泥で急所を弾きつつ、群れ魔道士や稲妻で自害することでドレッジの最重要カード橋を追放させればあとは何のことはない、ビートダウンVSビートダウンの構図であり、勝機は十分にある。サイドの墓地対策6枚も併せ、一般にビートダウンが苦手とするドレッジへの勝率改善に成功しているようだ。スペル枠もTezz・茶単双方に効くカードを多く詰め込んでおり、無駄が無い。

とこのように完成度は高く、優勝するべくして優勝したデッキだと思うが、1つだけ問題があるとすればそれはMUD対策のサイドボードだろう。このマッチアップでは精神的つまづきは4枚全部引っ込めるはずだが、そこを埋めるべきサイドカードが自然の要求3枚しかない。僕ならトーモッド辺りを削って幽霊街を入れる。

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