ヴィンテージの単体クリーチャー除去
2012年3月2日 TCG全般殺したいクリーチャーたちをリストアップしてみるとしよう。採用率、登場率、対処の優先順位を(主観に基づき)総合して強い順に並べてみた。なお登場率というのはそれを採用したデッキでどの程度頻繁にプレイされるかというもので、コストの軽さやデッキ全体における重要性などを加味した概念だ。
闇の腹心
磁石のゴーレム
(Tinker Golem各位)
ゴブリンの溶接工
Fishの熊各位
ミシュラの工廠
三角エイの捕食者
MUDの5マナ以上のクリーチャー各位(カルドーサの鍛冶場主など)
瞬唱の魔道士
・・・といったところか。Tinker Golemたちはいずれも除去耐性が強く、対処法も除去よりバウンスが基本であるためここでは原則考えないとする。
剣を鍬に:単体除去の始祖にして最高峰。これより強い単体除去は存在しない。問題点は色。レガシーでは最近の強化もあり色の強さは「青>白、緑>赤、黒」くらいだと思うが、ヴィンテージに行くと「青>黒>赤、緑>白」と最弱の色になってしまう。とはいえフィッシュやサルベイジャーなど白デッキももちろんあり、それらのデッキではStPの採用を躊躇する理由は無い。追放のためInkwellと戦闘球?を除いたTinker Golemにも効く。アラーラの頃はInkwell、Sphinxの小競り合いがあったのだが、StPもこれに一枚噛んでいた。なお今はTinkerはBSC様専用なのでStPは安心して使える。
暗黒破:受けが非常に狭いものの、ハマれば単体除去という枠を超えて勝ち手段を潰すことができる。特に腹心のミラーマッチでの暗黒破は中盤以降の勝敗の鍵を握ると言ってよい。最近は瞬唱が台頭しているので殺せる数だけで見れば多少良くなったか。瞬唱はCIP能力で目的の半分以上達成しているため、彼に対して除去を使うのはできる限り避けたいが・・・アップキープに使って発掘、サイドプレイという流れでタフネス2も倒せるが、アドバンテージを失うし、有効な相手もそれほど多くはない。
稲妻:ヴィンテージでは本体にも入る除去呪文という位置づけである。クリーチャーを焼く場合、MUDの大型を除き全クリーチャーを焼ける。本体へ向ける場合はどうか?第一に神ジェイスを始末できるのは偉い。もっともその場合、アドバンテージでは後れを取ることにもなるが。また古えの墳墓、フェッチランド、闇の腹心、思考囲い、吸血の教示者、FoW、Mステなど一般的デッキなら中盤までに2点くらい、多くなると5点くらい自傷する。そこに適当なクリーチャーで3回も殴れば20点が見えてくる。イニストラードで追加された瞬唱で稲妻FBというアクションは強く、相手のエンド前に出して稲妻をFBで2発叩き込みつつ自分でもパンチとやっただけで8点。馬鹿にならない数字だ。これ書きながら思ったが、ヴィンテージのタフネスの壁は 1~2~3~45~ って感じか。炎の斬りつけというカードもあったが、このような理由でほぼ稲妻の下位互換。どうでもいいけど「稲妻で焼く」という慣用句が先行してしまい、本来の「感電死させる」というイメージが全く湧いてこない。
破滅の刃:受けは広いがリストの一番上に載せた腹心が除去できない。とはいえフィッシュとMUD双方に効くクセのないスペルであり、これらに加え鋼の風のスフィンクスがTinker Golemの主流だった頃は実際のサイドボード採用もあった。
喉首狙い:最近出たシンプルな除去だが、MUD相手には無用の長物。サイドが15枚に限られているため、こういう中途半端なのはなかなかお目にかかれない。今の所採用率はヴィンテージ全体を見てもほぼ0の様だが、腹心とFishが隆盛するようなメタになったらメインに入れてみてもいいカードだとは感じる。
四肢切断:ファイレクシアの誇る除去。黒の裏切り者。その特色は何といっても、ライフと引き換えに得た常識外れのパフォーマンスにある。-5/-5という強烈な修正は環境にいるすべてのクリーチャーを切断できる値だ。とりわけ強力なのは対MUDの戦いで、マナを絞めて土地を破壊してくるという相手の性格上、色の合わないMoxからでもキャストが可能というのは実に頼もしい。また鋼のヘルカイトら重量級を出したところに四肢切断できれば、それだけでテンポの主導権を奪いとることも可能だ。くわえて黒マナがあるなら普通に支払っても可能と使用者の目線に立った親切設計であり、カードパワーの高さは申し分ない。現実にスタンではフィニッシャー選びに考慮される程の影響力を持ち、レガシーでもテンポ系デッキでは最優先クラスの除去という地位を確立している。ヴィンテージではBOM5優勝デッキがサイドに採用していたものの、上記の華々しい活躍に比べるとやや精彩に欠ける部分はある。だがこれから使われまくるようになる可能性は誰にも否定できないし、僕はそういったことが十分あり得ると観測している。
殺し:四肢切断と似た面のあるピッチスペル。MUD用のサイドボードとしては普通に有力かと。沼を求めるのが大きく劣る点で、Underground Seaしかない=不毛の大地でたやすく抑制されるデッキでは四肢切断の方が優れている。だが沼を確保できる黒単なら、こっちのほうが強いんじゃ。
この中では四肢切断が好きだなー。他にも書きたいカードはあるが疲れたのでこの辺にしておく。後でこっそり追記するかも。
闇の腹心
磁石のゴーレム
(Tinker Golem各位)
ゴブリンの溶接工
Fishの熊各位
ミシュラの工廠
三角エイの捕食者
MUDの5マナ以上のクリーチャー各位(カルドーサの鍛冶場主など)
瞬唱の魔道士
・・・といったところか。Tinker Golemたちはいずれも除去耐性が強く、対処法も除去よりバウンスが基本であるためここでは原則考えないとする。
剣を鍬に:単体除去の始祖にして最高峰。これより強い単体除去は存在しない。問題点は色。レガシーでは最近の強化もあり色の強さは「青>白、緑>赤、黒」くらいだと思うが、ヴィンテージに行くと「青>黒>赤、緑>白」と最弱の色になってしまう。とはいえフィッシュやサルベイジャーなど白デッキももちろんあり、それらのデッキではStPの採用を躊躇する理由は無い。追放のためInkwellと戦闘球?を除いたTinker Golemにも効く。アラーラの頃はInkwell、Sphinxの小競り合いがあったのだが、StPもこれに一枚噛んでいた。なお今はTinkerはBSC様専用なのでStPは安心して使える。
暗黒破:受けが非常に狭いものの、ハマれば単体除去という枠を超えて勝ち手段を潰すことができる。特に腹心のミラーマッチでの暗黒破は中盤以降の勝敗の鍵を握ると言ってよい。最近は瞬唱が台頭しているので殺せる数だけで見れば多少良くなったか。瞬唱はCIP能力で目的の半分以上達成しているため、彼に対して除去を使うのはできる限り避けたいが・・・アップキープに使って発掘、サイドプレイという流れでタフネス2も倒せるが、アドバンテージを失うし、有効な相手もそれほど多くはない。
稲妻:ヴィンテージでは本体にも入る除去呪文という位置づけである。クリーチャーを焼く場合、MUDの大型を除き全クリーチャーを焼ける。本体へ向ける場合はどうか?第一に神ジェイスを始末できるのは偉い。もっともその場合、アドバンテージでは後れを取ることにもなるが。また古えの墳墓、フェッチランド、闇の腹心、思考囲い、吸血の教示者、FoW、Mステなど一般的デッキなら中盤までに2点くらい、多くなると5点くらい自傷する。そこに適当なクリーチャーで3回も殴れば20点が見えてくる。イニストラードで追加された瞬唱で稲妻FBというアクションは強く、相手のエンド前に出して稲妻をFBで2発叩き込みつつ自分でもパンチとやっただけで8点。馬鹿にならない数字だ。これ書きながら思ったが、ヴィンテージのタフネスの壁は 1~2~3~45~ って感じか。炎の斬りつけというカードもあったが、このような理由でほぼ稲妻の下位互換。どうでもいいけど「稲妻で焼く」という慣用句が先行してしまい、本来の「感電死させる」というイメージが全く湧いてこない。
破滅の刃:受けは広いがリストの一番上に載せた腹心が除去できない。とはいえフィッシュとMUD双方に効くクセのないスペルであり、これらに加え鋼の風のスフィンクスがTinker Golemの主流だった頃は実際のサイドボード採用もあった。
喉首狙い:最近出たシンプルな除去だが、MUD相手には無用の長物。サイドが15枚に限られているため、こういう中途半端なのはなかなかお目にかかれない。今の所採用率はヴィンテージ全体を見てもほぼ0の様だが、腹心とFishが隆盛するようなメタになったらメインに入れてみてもいいカードだとは感じる。
四肢切断:ファイレクシアの誇る除去。黒の裏切り者。その特色は何といっても、ライフと引き換えに得た常識外れのパフォーマンスにある。-5/-5という強烈な修正は環境にいるすべてのクリーチャーを切断できる値だ。とりわけ強力なのは対MUDの戦いで、マナを絞めて土地を破壊してくるという相手の性格上、色の合わないMoxからでもキャストが可能というのは実に頼もしい。また鋼のヘルカイトら重量級を出したところに四肢切断できれば、それだけでテンポの主導権を奪いとることも可能だ。くわえて黒マナがあるなら普通に支払っても可能と使用者の目線に立った親切設計であり、カードパワーの高さは申し分ない。現実にスタンではフィニッシャー選びに考慮される程の影響力を持ち、レガシーでもテンポ系デッキでは最優先クラスの除去という地位を確立している。ヴィンテージではBOM5優勝デッキがサイドに採用していたものの、上記の華々しい活躍に比べるとやや精彩に欠ける部分はある。だがこれから使われまくるようになる可能性は誰にも否定できないし、僕はそういったことが十分あり得ると観測している。
殺し:四肢切断と似た面のあるピッチスペル。MUD用のサイドボードとしては普通に有力かと。沼を求めるのが大きく劣る点で、Underground Seaしかない=不毛の大地でたやすく抑制されるデッキでは四肢切断の方が優れている。だが沼を確保できる黒単なら、こっちのほうが強いんじゃ。
この中では四肢切断が好きだなー。他にも書きたいカードはあるが疲れたのでこの辺にしておく。後でこっそり追記するかも。
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