GEN CON TOP8の面々が申し合わせたように「最近の要注目カード」としてその名を挙げるクリーチャー、切りつける豹。

4+1マナ4/2速攻とシンプルなデザイン。一体彼のどこがそんなに偉いというのか?

そもそもMUDとは何なのか、考えてみよう。Mishra’s Workshopからの膨大なマナを使って相手のマナを拘束して行動を封じ、その間に重量級のアーティファクトクリーチャーを呼び出して殴り殺すのがこのデッキだ。

同じくWorkshopを用いるStaxと対比するとよくわかる:Staxは純粋なコントロールデッキで、60枚のうちほとんどを相手を拘束する事に費やす。Staxの勝利手段が相手を完璧に極める事にあるからだ。一方MUDはロック自体は目的ではなく、手段だ。

こうすると大体見えてくるが、MUDは殴る部分と絞める部分の2つに分かれる。ある程度絞めたら、勝ちに行くようにした方が、テンポ的に優れているのである。そして豹は後者・干渉能力は全く持たないが、前者についてはエキスパートだ。豹の高いクロックで相手の余命を1ターン縮められるのであれば、そのターンに出るはずだったマナを潰したのと同じことである。


青の誇るフィニッシャーである神ジェイスを瞬殺できるなど、メタゲームにも沿った選択である。破棄者などもあり、ジェイスはもはやMUDに対する制圧者ではなくなった。キャストに成功した後も、油断なくプレイすることが重要である。

対策:ジェイスを出したら頃合いを見て、1回でいいので+2を起動しよう。また闇の腹心のアタックタイミングが重要となる。腹心は豹をブロックして相打ちにできるからだ。

コメント

kamyu
2011年8月9日15:50

はじめまして、切りつける豹とは渋い選択肢ですね。確かにMUDに速攻があるとは考えにくいですし、ある意味火力みたいなものですね。

玩家
2011年8月9日16:00

>>kamyuさん
強さがかなり知れ渡ってしまった今では存在を警戒されているので微妙ですが、最初に入れたプレイヤーは相当意表をつけたでしょうね。他にもこういうアーティファクト・クリーチャーがいないものか探してます。
それとリンクありがとうございます&もちろん相互しました。

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