TurboTezzの初手研究
2011年7月4日 TCG全般 コメント (2)僕がBOM5優勝のTurboTezzをMWSで作り、一人回ししてみてまず思ったのは「このデッキ弱え・・・」という感想だった。だがBOM5であれ程華々しい成績を残したからにはデッキパワーに疑いはない。
これはデッキの構造を理解していないために生じる現象だろう。例えば僕はTezzeret’s Vaultを愛用しているが、初手にBSCが来てしまった場合でも、ブレスト・AR(からのディスカード)・TFK・ジェイス等うまく使い切る手が無いかどうか考えるようになった。その結果昔なら即マリガンしたであろう手札にも可能性を見出せるようになったと思う。
というわけで初手を研究してみる事にした。基本先手という仮定で。
1
思考囲い2・テゼレット・修繕・独楽・キー・島
マナが1しかでない。Sensei-keyコンボが出来るのは偉いが、マナが潤沢にあってこそ成立する組み合わせである。よってマリガン。
→Time Vault、修繕、demonic、FOW、島、小湖
Vaultから修繕、demonicから無限ターンwithFOWと勝ち手が2種類考えられる。キープ
2
島、雨林、思考囲い2、モノリス、Underground、吸血の教示者
思考囲い2発で手札を荒らした後に教示者から修繕を持ってくるというプランが見え、キープ。次のドローは3枚目の思考囲い、その次はテゼレットだった。3回の手札破壊で妨害策を消し去り、3ターン目アップキープで教示者を使用、Lotusを引っ張ってきてテゼレット着地。
3
Ruby,Sol,島、三角州、雨林、Walk,AR
これより強い手札を探すのは難しい。1ターン目のプレイは少し迷うが、Mindbreakを食らってもつまらないのでRubyだけ出してTime Walkをキャスト。追加ターンでARをプレイ。だが土地を引きすぎてしまった感があり、手札の有効牌はHurkylとVampiric。
相手がMUDならもう勝利は確定しているが、そうでないならVampiricからYwillをサーチして通ることを祈ると言った所だろうか。まあ相手もFOWはないだろうし、相手も1ターン目では構えられるのはせいぜいピアスくらいなので、通って今度こそ勝つ可能性は高い。
4
島2、モノリス2、ブレスト、FOW、独楽
黒マナにアクセスできないが今の所必要ないし、FOWで防御も可能。また独楽を使えば黒マナを探せ、しかもその間は黒呪文を回避できる。というわけでキープ。だがこれが後手だったらもう少し悩んだかもしれない・・・
次2回のドローはUndergroudとDemonicだった。黒マナ欠如とマナ余り気味という欠点を一気に払拭してくれたことになり、この時点で優勢だろう。
5
島2、ハーキル、Crypt、TFK、思考囲い、独楽
これなら誰でもキープするだろうが、こういう手札を与えられた時にどうするかでプレイヤーの技量が出るんだよなあ。
僕ならCryptを出して独楽、チラ見(テゼレット 島 小湖)→(小湖 テゼレット 島)、エンドかな。そんで次のターンは
相手コントロール→小湖セット、独楽タップドロー、TFKキャスト(たぶん独楽を捨てる)、小湖→Underground、囲い。
相手純銀→小湖セットエンド、相手EOTにハーキルキャスト。次でテゼレット
となるだろう。だがマジックは非常に難しいのでこれが最善手かは自信が無い。
6
思考囲い2、Demonic、島、Sol、Key、師範
黒マナが無く腐りかけたカードが3枚もあって不安だが、何と1ターン目からSensei-Keyを始動できる。だが相手も独楽だけならともかくSensei-Keyを見たらFOWを使ってでも止めてくるはず。またMindbreakという厄介なカードも世の中にはある。そこでSolを置いたらSenseiを先に出す。次にKeyを出す。
この試合では2ターン目にSensei-Keyの後独楽を出しての(このときFOWセットが揃っていたのでカウンターが来たら使う)チラ見で黒マナにアクセスできた。あとは手札破壊とハンドアドバンテージ(それと、おそらくはマナアドバンテージ)を使って無限ターンを極めるのみである。
7
Underground、アカデミー、AR、Demonic、修繕、Walk、ハーキル
1ターン目のアンリコが通れば恐らく勝ち、通らなければ恐らく負けるであろう、非常に度し難い手札。勇気または蛮勇を出してキープ宣言。
ライブラリの上4枚は玉璽、モノリス、Lotus、Jetだった。アンリコが通れば圧倒的なマナアドバンテージによって造作もなく勝つことだろう。通らなくても玉璽からSapphireでも引いてくれば戦えなくはない・・・かも。
後手だったら涙を呑んでマリガンすべきだろう。
8
雨林2、島、囲い2、TFK、魔力の櫃
キープだとは思うが、このtfkはいかに使った物だろうか。既に3マナあるので、櫃を残しておいて囲い連打後の3ターン目に使うか、2ターン目に櫃を置いて構えておくべきか。僕なら櫃を置いてテゼレットあたり引くのを待つが、これは相当難しい問題だ。最初に言った「強い初手」(=与えられたカードからどれほどビジョンを描けるか)を引けるかどうかはこういう所にかかっている。
9
島、雨林、Crypt、FOW、ハーキル、Walk、TFK
なんかTFKばっかり引くような・・・Cryptを1ターン目に出してもいいが、僕なら温存して置いて2ターン目(ドロー:Underground)にWalkをキャスト、追加ターン(ドロー:独楽)でTFKを唱えるだろう。
10
島、Emerald、魔力の櫃、モノリス、囲い、ハーキル、テゼレット
青マナが1つしか出ず、囲いが唱えられないと問題も多いが、多量のマナとテゼレットが揃っており、魅力ある手札。これは人によると思うが僕は・・・マリガンした。
2ターン目に島を引け、テゼレットをプレイできてもそれがカウンターされない保証はどこにもない。黒マナが無い以上予防策もない。そしてカウンターされたら戦線はボロボロになりまず負けるからだ。もしこのEmeraldがJetだったら良初手と言えただろう。
→Emrald、Demonic、玉璽、Key、テゼレット、鋼の妨害
これは秒でマリガン
→アカデミー、魔力の櫃、独楽、FOW、教示者
・・・。
→島、三角州、ブレスト、FOW
これなら戦えなくはない。だが、3枚のロスは極めて厳しいと言うほかない。
11
島2、Lotus、モノリス、囲い、Demonic、BSC
BSCがウザイが仕方ないのでキープ。Lotusから囲いでカウンターを落とし、Demonicからアンリコをサーチしてキャスト。FOW、独楽、キーと非常に良い3枚を得た。2ターン目にモノリスからキー・独楽を出す。
11とキリの悪いところだが大学に行くのでこのへんで。
これはデッキの構造を理解していないために生じる現象だろう。例えば僕はTezzeret’s Vaultを愛用しているが、初手にBSCが来てしまった場合でも、ブレスト・AR(からのディスカード)・TFK・ジェイス等うまく使い切る手が無いかどうか考えるようになった。その結果昔なら即マリガンしたであろう手札にも可能性を見出せるようになったと思う。
というわけで初手を研究してみる事にした。基本先手という仮定で。
1
思考囲い2・テゼレット・修繕・独楽・キー・島
マナが1しかでない。Sensei-keyコンボが出来るのは偉いが、マナが潤沢にあってこそ成立する組み合わせである。よってマリガン。
→Time Vault、修繕、demonic、FOW、島、小湖
Vaultから修繕、demonicから無限ターンwithFOWと勝ち手が2種類考えられる。キープ
2
島、雨林、思考囲い2、モノリス、Underground、吸血の教示者
思考囲い2発で手札を荒らした後に教示者から修繕を持ってくるというプランが見え、キープ。次のドローは3枚目の思考囲い、その次はテゼレットだった。3回の手札破壊で妨害策を消し去り、3ターン目アップキープで教示者を使用、Lotusを引っ張ってきてテゼレット着地。
3
Ruby,Sol,島、三角州、雨林、Walk,AR
これより強い手札を探すのは難しい。1ターン目のプレイは少し迷うが、Mindbreakを食らってもつまらないのでRubyだけ出してTime Walkをキャスト。追加ターンでARをプレイ。だが土地を引きすぎてしまった感があり、手札の有効牌はHurkylとVampiric。
相手がMUDならもう勝利は確定しているが、そうでないならVampiricからYwillをサーチして通ることを祈ると言った所だろうか。まあ相手もFOWはないだろうし、相手も1ターン目では構えられるのはせいぜいピアスくらいなので、通って今度こそ勝つ可能性は高い。
4
島2、モノリス2、ブレスト、FOW、独楽
黒マナにアクセスできないが今の所必要ないし、FOWで防御も可能。また独楽を使えば黒マナを探せ、しかもその間は黒呪文を回避できる。というわけでキープ。だがこれが後手だったらもう少し悩んだかもしれない・・・
次2回のドローはUndergroudとDemonicだった。黒マナ欠如とマナ余り気味という欠点を一気に払拭してくれたことになり、この時点で優勢だろう。
5
島2、ハーキル、Crypt、TFK、思考囲い、独楽
これなら誰でもキープするだろうが、こういう手札を与えられた時にどうするかでプレイヤーの技量が出るんだよなあ。
僕ならCryptを出して独楽、チラ見(テゼレット 島 小湖)→(小湖 テゼレット 島)、エンドかな。そんで次のターンは
相手コントロール→小湖セット、独楽タップドロー、TFKキャスト(たぶん独楽を捨てる)、小湖→Underground、囲い。
相手純銀→小湖セットエンド、相手EOTにハーキルキャスト。次でテゼレット
となるだろう。だがマジックは非常に難しいのでこれが最善手かは自信が無い。
6
思考囲い2、Demonic、島、Sol、Key、師範
黒マナが無く腐りかけたカードが3枚もあって不安だが、何と1ターン目からSensei-Keyを始動できる。だが相手も独楽だけならともかくSensei-Keyを見たらFOWを使ってでも止めてくるはず。またMindbreakという厄介なカードも世の中にはある。そこでSolを置いたらSenseiを先に出す。次にKeyを出す。
この試合では2ターン目にSensei-Keyの後独楽を出しての(このときFOWセットが揃っていたのでカウンターが来たら使う)チラ見で黒マナにアクセスできた。あとは手札破壊とハンドアドバンテージ(それと、おそらくはマナアドバンテージ)を使って無限ターンを極めるのみである。
7
Underground、アカデミー、AR、Demonic、修繕、Walk、ハーキル
1ターン目のアンリコが通れば恐らく勝ち、通らなければ恐らく負けるであろう、非常に度し難い手札。勇気または蛮勇を出してキープ宣言。
ライブラリの上4枚は玉璽、モノリス、Lotus、Jetだった。アンリコが通れば圧倒的なマナアドバンテージによって造作もなく勝つことだろう。通らなくても玉璽からSapphireでも引いてくれば戦えなくはない・・・かも。
後手だったら涙を呑んでマリガンすべきだろう。
8
雨林2、島、囲い2、TFK、魔力の櫃
キープだとは思うが、このtfkはいかに使った物だろうか。既に3マナあるので、櫃を残しておいて囲い連打後の3ターン目に使うか、2ターン目に櫃を置いて構えておくべきか。僕なら櫃を置いてテゼレットあたり引くのを待つが、これは相当難しい問題だ。最初に言った「強い初手」(=与えられたカードからどれほどビジョンを描けるか)を引けるかどうかはこういう所にかかっている。
9
島、雨林、Crypt、FOW、ハーキル、Walk、TFK
なんかTFKばっかり引くような・・・Cryptを1ターン目に出してもいいが、僕なら温存して置いて2ターン目(ドロー:Underground)にWalkをキャスト、追加ターン(ドロー:独楽)でTFKを唱えるだろう。
10
島、Emerald、魔力の櫃、モノリス、囲い、ハーキル、テゼレット
青マナが1つしか出ず、囲いが唱えられないと問題も多いが、多量のマナとテゼレットが揃っており、魅力ある手札。これは人によると思うが僕は・・・マリガンした。
2ターン目に島を引け、テゼレットをプレイできてもそれがカウンターされない保証はどこにもない。黒マナが無い以上予防策もない。そしてカウンターされたら戦線はボロボロになりまず負けるからだ。もしこのEmeraldがJetだったら良初手と言えただろう。
→Emrald、Demonic、玉璽、Key、テゼレット、鋼の妨害
これは秒でマリガン
→アカデミー、魔力の櫃、独楽、FOW、教示者
・・・。
→島、三角州、ブレスト、FOW
これなら戦えなくはない。だが、3枚のロスは極めて厳しいと言うほかない。
11
島2、Lotus、モノリス、囲い、Demonic、BSC
BSCがウザイが仕方ないのでキープ。Lotusから囲いでカウンターを落とし、Demonicからアンリコをサーチしてキャスト。FOW、独楽、キーと非常に良い3枚を得た。2ターン目にモノリスからキー・独楽を出す。
11とキリの悪いところだが大学に行くのでこのへんで。
コメント
応援ありがとうございます!今後新デッキができたらまた初手研究やってみます。