先攻1ターン目、AはWorkshop+MoxからGolemを召喚。Bの手札は、FOW、土地、Mox Sapphire、Emerald、自然の要求、Mana Drain、腹心。見ての通り、FOWできるか返しでMoxを並べつつ要求で破壊するかという場面だ。ここでBは悩みどころだろう。しばらく考えた挙句、BはGolemを通した。・・が、数秒後におかれたChalice X=0を見て深く後悔することとなる。勿論Golemが出ている以上Chaliceをカウンターもできない。Bはしばらく考え、3ターン目で相手が追加のマナ拘束を仕掛けてくる可能性があまりに高いことで、デッキを知られる前に投了を決断した。

このようにMUDでは非常に悩ましい二者択一を迫られることがよくある。

もっとわかりやすい例では1ターン目るつぼか。相手がWasteを隠してなければ、もちろん通しだ。もしそうだったら、自分は1ターン目にTinkerをうって秒殺できる。だが、残り5枚のうちに相手が持っているとまずい。持っている土地はGroundseaとTropiだからマナは全滅する。しかし、マナ無くても3ターンで勝てるんだから構わないだろう。だがWireまで出されたら・・・と袋小路である。

このような事例では、何度も対戦して、どのくらいの確率で相手が2枚目のカード(最初の例ではChalice、2番目の例ではWasteやWire)を持っているのか把握するのが一番いい。何度も「Claimを打てていれば!」と悔しい思いをすれば、いつかはカウンターすべき時とすべきでない時が見分けられるようになるだろう。

とはいえ多くの場合はカウンターが正解か。FOWでアドバンテージを失い、勝つカードが減ったとしても、負けはしない。MUDはヴィンテージで最もビートダウンなデッキなので、こちらはコントロールに動くよう心がけるべきだ。もともとアドバンテージを取る力はこちらの方が断然優れているので、長引いてマナさえ出てくれば勝つようにできているのだ。

いまだに試行錯誤しているLeyline of Anticipationデックを使えばこういうのに頭を痛めることはもうなくなる。最初の例ではChalice0に対応してMox2枚を並べ、ClaimでGolemを倒し、自分のターンでは土地を置いてDrainをかまえながらニヤニヤしていればよい。こういう局面になるとまあ勝ちだ。

FOW無かった場合?それはしょうがない。向こうだって先手1ターン目のVaultKeyは怖いのさ

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